スウェーデン人ジョーク

最初の留学時ですから、もう1995年のことです。
カレッジのイースター休暇で、スウェーデンのガラス工房に修行中の日本人の友達に会うために、スウェーデンへ旅行することにしました。
学生寮で、「イースターにはスウェーデンへ行くんだ~」と話したところ、ノルウェー人学生たちは口々に「スウェーデン人はバカだよ」と嬉々として言うので、「へ?」と驚きました。
そのdisったグループには、敬虔なクリスチャンの中年学生も含まれていたので、驚きが余計に大きかったのです。

そして「スウェーデン人バカ説」は、ようやく理由が分かりました。
カレッジの授業で、「スウェーデン人ジョーク」(svenskevitser)について学ぶ機会があったのです。
渡されたプリントには、「スウェーデン人ジョーク」が並んでいたのですが・・・あまりの素朴なというか「小学生ジョーク」のような内容に思わず苦笑。
いくつか例をご紹介しましょう♪

「どうしてスウェーデン人は、空のペットボトルを冷蔵庫に入れているか知ってる?
 -喉が渇いていないお客が来た時に備えているから」

「スウェーデン人がホットドッグを食べたいから自分の犬をオーブンに入れたって話を聞いた?」

アルネ&カルロス

ノル&スウェカップルのアルネ&カルロス

「どうしてスウェーデン人がトイレのドアを開けっ放しにして入るか知ってる?
 -鍵穴から覗かれたくないから」

・・・な~んかもう脱力ものの内容ですが、スカンジナビア人同士の比較ジョークというものも存在します。

「ノルウェー人、デンマーク人、スウェーデン人が重大な罪を犯して、21年の刑期となった。でもみんな1つだけ欲しいものを望むことができた。
ノルウェー人は自分の妻を。
デンマーク人は十分なビールを。
そしてスウェーデン人は十分なタバコを要求。
ついに刑期を終えて出所する際、ノルウェー人は妻と喜んで出てきて、デンマーク人はべろんべろんで出てきて、最後にスウェーデン人は・・・戸惑ったように独房の隅に座って、叫んだ。
”おいタバコに火をかしてくれ!”」

・・・とノルウェー人はどこまでも、スウェーデン人をバカ扱いしてジョークを楽しんでいます。
でもスウェーデンには「ノルウェー人の素朴さをからかうジョークがある」と最近、教わる機会がありました。もちろんデンマーク人の作ったジョークもあるみたいですよ。

こうやってジョークでからかえるのも、仲がいいからですよね~。
スカンジナビア愛を感じるのは私だけでしょうか?