ヘレンハルメ美穂さんとの爆笑対談

まだ冬の寒さが残る頃、サイト宛に丁寧なメールが届きました。
差出人は、スウェーデン語翻訳家のヘレンハルメ美穂さん。おおおおおお!
あの大作「ミレニアム」シリーズを翻訳された方が、なにゆえ、ワタシにメールを?と驚きながら、読み進めると。。。。

ミレニアム

1がないのは貸し出し中だからです

美穂さんは、有名なミステリーサイト「翻訳ミステリー大賞シンジケート」で、「エッセイ」の原稿執筆を頼まれ、「北欧ミステリー」をテーマにすることにされた、とのこと。
ついては、北欧諸国の事情を執筆する上で、私と「ノルウェーのミステリーについて、スカイプ対談をしたい」というご依頼でした。
そうなんです、美穂さんはスウェーデン在住なので、気軽に「談話室 滝沢」とかでお会いできません・・・。
特にノルウェーミステリーを読み込んでいる訳ではありませんが、ミーハー心が抑えられず、「ぜひお願いします!」と返事を送りました。

美穂さんからのメールは丁寧なのですが、段々やりとりしているうちに、カジュアルな文章になってきて、いただくメールに笑ってしまうことがしばしば。
ただ笑ってばかりではまずいので、慌てて、昔に買ったノルウェーミステリーを読み直したり、世界的に(日本ではまだまだですが)メジャーになったJo Nesbø(日本語表記ではジョー・ネスボ)の原書と、日本語訳を読んだり、ノルウェーミステリー通の知人(ノルウェー人)にメールで質問したり、来るべき日に備えて、少しずつ準備を始めました。

大体の質問は事前にいただいて、いよいよスカイプ対談の日が来ました!
スカイプ越しに映るヘレンハルメ美穂さんは・・・うわ~、きれい!ショートカットに小さな顔と大きな瞳。しかも若~い。
美人好きの私は、テンションUP。
スカイプでお目にかかるのは初めてなのに、何度かメールをやり取りしているので、初対面という感じがしません。

予定では1時間~1時間半くらいの対談だったのですが、
最初こそミステリーについて語り合っていたのですが、
ノルウェー人が抱く対スウェーデンコンプレックスなどお話ししていくうちに、どんどん脱線気味に・・・。
「北欧あるある」話で盛り上げってしまい、結局、どれくらいお話ししたでしょうか?もう笑いに笑いっぱなしで、お互い「そろそろ」と言いながら、スカイプ切らないし。
2時間半以上(?)お話ししたでしょうか・・・。あまりに話があちこち飛んでしまい、「これ、原稿にできるのかな?」と心配になったのですが・・・。

はい、さすが美穂さんは、きちんとあの脱線おしゃべりを原稿に仕上げて下さいました~。
ノルウェー編は長くなってしまい、2回分に分かれます。
本日、「翻訳ミステリー大賞シンジケート」でUPされました!まず「前篇」からです。

http://d.hatena.ne.jp/honyakumystery/20140609/1402269536

前篇はこれでも「抑え気味」なんですが、ネスボファンから総スカンが来そうで~す。
しかもタイトルが「ほっこりしない北欧案内」って・・・。すでにケンカ売ってますね~(誰に?)。
美穂さんもワタシも「北欧業界からの永久追放」におびえていますが、美穂さんは翻訳家としてあれだけの実績があるので大丈夫。問題は・・・。
後編はさらにスパークしちゃってるんですよ。きゃ~。
ミステリーに興味ない方、詳しくない方もぜひご一読下さいね♪