ノルウェー人と暖炉とキャンドルと

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ノルウェーで感心することの1つに、「どんなきったない部屋でも、なぜかキャンドルは常備してある」があります。
ロマンチックとはほど遠い男子の汚部屋にも、なぜかあるキャンドル。
どんなにしょぼいスーパーにも、ちゃんと売っているキャンドル。
まるで息を吸うように、自然とキャンドルをともすことが根付いていて、そうしたシーンに出会うと「ああ、ノルウェーに来たなぁ」と実感します。

キャンドル

秋が深まるにつれ、どんどん日が短くなるので、こうした暖かい光はロマンチック・・・・
と締めたいところですが、実は・・・日本人の黒目はあまり「暗さに耐えられない」という事実を、タイトルは失念しましたが、日本で出版された新書で知りました。
逆にノルウェー人に多いブルーアイは「暗闇に強く、明るさに弱い」と記述があり、納得!しました。
というのも最初に住んだノルウェーの学生寮。あまりの暗さに仕方なく自前でランプを買ったほどです。とほほ。

とはいえ、キャンドルと同じようにノルウェーのお宅によくある暖炉や薪ストーブの光も独特な美しさがありますよね。

暖炉

暖炉は実際に暖かいです~。そして火を見つめていると、何だか吸い込まれるような感覚。ノルウェー初のスローテレビが延々、「暖炉中継」を行ったのも分かる気がします。

昼間の暖炉はどんな感じかというと・・・。

暖炉-2

暖炉や薪ストーブには当然、薪が必要ですが、私の友人はセカンドハウス=ヒュッタで「薪割り」をしているとか。そこまでしてこそ、まさにノルウェー人度100%ですね。

こちらは・・・。

薪ストーブ

かなり年代ものの薪ストーブで、さすがに最近はこうしたタイプは見かけることは少ないですね。
日本でも購入できるノルウェー・ヨツール社のHPを見ると、同社の歴史について知ることができフムフムと興味深いです。

http://www.jotul.co.jp/thisisjotul/history.html

最近のモダンなお宅や不動産広告では、新しいタイプの暖炉や薪ストーブの方が目を惹き、それはそれで機能美が感じられていいなぁと思います。

冒頭に戻りますが、キャンドルとノルウェー人。
冬になると火事が多くなるのは、まさにキャンドルが原因なんですよね~。冬=ホームパーティ増える=キャンドル活躍=アルコールも入る=ノルウェーの家は木造=出火
というプロセスがあるのも事実です。

美しさは常に危険と隣り合わせなんですね~(ってその締め?)。