OK?

ノルウェー語で会話している時、日本語よりも「OK」と相槌を打つ機会が増えます。

では、この「OK」の発音は・・・?
人によって違います。
ちなみにノルウェー語の発音通りだと、「オー・コー」になります。で、ノルウェー語のOは、「ひょっとこみたいな」唇をして音は日本語の「お」よりも限りなく暗い・・・。
今、いろいろ話題になっているタレントさんの決めぜりふ「OK!」よりも、かなり「暗く深刻な感じ」になってしまいます。

私は普通に「オーケィ」と発音しちゃいます。なんか「オー・コー」の発音は笑えるというか、ちょっと抵抗があったんですよね~。
ノルウェー人は、「オー・コー」という人もいれば、「オーケィ」という人もいてバラバラ。統計は取ったことないのですが・・・。

ニューエクスプレスノルウェー語』の録音をネイティブの若い男女2人にやってもらった時、意外な発見がありました。

原稿に「OK」というセリフがありました。カナは「オーケィ」と振っていたのですが、彼は「オー・コー」と発音したのです。
「あ!」と思ってすぐに録音を停止してもらい、「オーケィと発音してね」とお願いしたのです。

後で彼に「OK」の発音について聞いてみたら、「相手が年上だと”オー・コー”、同じくらいか若い子だと”オーケィ”と使い分ける」と言うので「へ~」と感心しちゃいました。
ということは、「オー・コー」は年上向き?「オーケィ」は若い子向き?

おばさん

いずれにしても、相手が年上だろうか年下だろうかお構いない感のノルウェー語。それでも、そんな微妙な使い分けがあったなんて・・・。ちょっと目からうろこでした。

くだんの彼は、この語学書が「高齢者向き」と思って「オー・コー」と発音してくれたのか、ナゾは残ります。え?筆者が年寄りだからの配慮?うん、それもあり得ますね~。