ノルウェー語の愛情表現は?

「ノルウェー人ってシャイだよね~」というコメントをよく耳にしますし、うんうんとうなずくことがしばしばです。

会ったばかりの相手のルックスもろもろを誉めるなどまずあり得ませんし、まれに「その洋服、ステキだね!」などと言われるものならば、逆に「え?」と驚いてしまいます。あ、でも女の人はまだ言ってくれますね~。問題は男性!(って日本も一緒?)

そうしたノルウェー人気質は、言葉に影響を与えているのでしょうか?
相手に好意を表現するフレーズは、3通りあるとノルウェー人在住のフランス人女性ブロガーが指摘しています(VG、2015年2月18日)。

Jeg liker deg. 「あなたが好き」
Jeg er glad i deg. 「あなたが好き」
Jeg elsker deg. 「あなたを愛している」

この順番は、愛情が薄い順に並べました。
ただ日本語にしてしまうと、最初の2つは一緒ですよね~。でも使われる頻度やニュアンスには違いがあります。
まず・・・

Jeg liker deg.(ヤイ リーケル ダイ)
こちらはいたって「ニュートラル」な好意を示す表現です。相手が別に身近な人である必要はありません。気軽かつ頻繁に使われるフレーズということになりますね~。

Jeg er glad i deg. (ヤイ アル グラー イ ダイ)
日本語にしてしまうと上と同じですが、こちらのフレーズの方が愛情度はUP!より近い関係の相手に使うことが多いです。
友だちや恋人、パートナーに対して使われることが普通なので、使い方を間違えると相手に誤解をさせてしまいます・・・怖い!
前述の記事では、Jeg er glad i degはI love you.とイコールであるとフランス人ブロガーは分析していますが・・・。そんなに重いのか??

はて、どうでしょうね。ちょっと小休止。
確かに「とても」を意味するveldigやkjempeを付けると、かなり強めの愛情表現になるかと思います。
こんな感じで~す。

Jeg er veldig glad i deg. (ヤイ アル ヴェルディ グラー イ ダイ)
Jeg er kjempeglad i deg. (ヤイ アル シェンペグラー イ ダイ)

相手を選んで使いましょう♪

さて最後のフレーズですが・・・
Jeg elsker deg. (ヤイ エルスケル ダイ)
このフレーズ、ま、めったに聞かない・・・です。
ノルウェー人の恋人がいなかったことも関係しているかと思いましたが、前述のフランス人ブロガーも、このフレーズは「使われるのは稀」と分析。日常生活では、たとえ愛し合っている同士でも言わないとのこと(もちろん例外的なカップルもいると思います)。

愛!

Jeg elsker deg!

いずれににしても、英語からの直訳は危険ですね。
くれぐれも用法・容量のお間違えない使用をオススメしま~す。

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4月期ノルウェー語&セレクトレッスンが募集開始です!
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ノルウェーのビール!

は~い、もう「ビジュアル強化ブログ」の日です!
今日の1枚はこちらから~。

ビール

我ながら雑な写真ですね~。でも「ビジュアル強化」ブログ・・・。
こちらは、ノルウェーの「AASS」(オース)というビール会社の「Halv Halling」(ハル ハリング)のボトルです~。
以前は日本でも買えたのですが、もう輸入できない一品だとか・・・・。残念!
こちらの未開封のボトルは、某所で手に入れ、そのまま冷蔵庫に入れっぱなしにしていたのですが・・・いや~、このブログで貢献してくれました♪

民族衣装ブーナッドを着た男性が、高く掲げられた帽子を飛んで蹴り倒す、というハルダンゲル地方の伝統舞踏=ハリングがラベルのモチーフになっていますね。
このハリングをしている人は・・・実際には1回くらいしかないです・・・。
結婚式の余興などで、披露されていると聞いたことがあります。

ところでビールは、ノルウェー語でølと言いますが、日本人泣かせの発音!でも飲みたいから、使わないといけないマスト単語です♪

『北欧ぷちとりっぷ Vol.4』カウントダウン!

告知ブログって・・・・なんか下心ミエミエですよね~。
でも書いちゃいます♪ だって大人だも~ん。
お客さん、たくさん来ていただきたいですも~ん。

北欧・・・この響き。あなたは何をイメージしますか? オシャレ、素敵デザイン、ゆとりある暮らし、美男美女の宝庫?
北欧ぷちとりっぷ・・・この響き。あなたは何をイメージしますか? 常に時間が足らずバタバタ、プレゼンは己の道、北欧男子トークは予測不能、ふざけすぎの北欧検定・・・そのイメージ、正解!!

でも調子に乗って、というより森百合子さんの新刊 『3日でまわる北欧 in ヘルシンキ』 の発売を記念し、第4弾を開催しま~す♪
え?北欧ぷちとりっぷご存知ない?過去ブログをご参照くださいね♪ http://norwayyumenet.noor.jp/hp/arkiv/kouzareport140726.htm

ぷちとり

前回のぷちとり

 

・・・で肝心なのは・・・
2/28(土)お台場「東京カルチャーカルチャー」に全員集合! はっぴ着用の方、大歓迎♪
トーク3人娘は・・・

北欧Book主宰の森百合子さん!! 
北欧雑貨「ウュクシ」オーナーの浦部馨さん!! 
ノルウェー夢ネット代表の青木順子!! 

というメンバーです。
ワタシ的に興味シンシンなのは今回初登場の・・・

浦部さ~ん!!

きちんとお話ししたのは打ち合わせの1回だけですが、鮮烈な印象でした。
クールビューティーなルックスから繰り広げられる辛口&爆笑トーク。浦部さんは、高校からフィンランドとつながりがあるとのことで、酸いも甘いもフィンランドをご存知の様子です。当日、どこまで「ギリギリのトーク」をされるのか楽しみ。もしかして私が初めて、「そこまで言っちゃダメ」とフォロー役にまわるかもしれません・・・。

さらにさらに、森さんの新刊トークも楽しみですね~。
森さんの著書はいつも「構成がスバラシイ~」と感心しています。いち早く『3日でまわる北欧 in ヘルシンキ』の実物を見つつ、取材裏話なんて聞けたら最高ですね。また写真のセレクトも、「おお、こんなショットが!」と驚いて笑えるものばかり。期待しちゃいます!

えっと・・・ワタシなんですが・・・モリ師匠から「息を吐くように自虐する」と称号をいただきましたが・・・今回は、敢えて難題に取り組む所存です。

みんなからdisられることが多い「オスロ」。
よくスウェーンデン、デンマーク、フィンランドと勘違いされるノルウェーの首都「オスロ」。
そんなオスロについてプレゼンします!

「3日でまわる」に対抗して「3時間では周れない!オスロの知られざる魅力」と題して、オスロやノルウェー人にちょこっといじりつつ、でもみなさんの知らないオスロ(←いっぱいありすぎる・・・)についてプレゼンしま~す。さてどうなることやらお楽しみに~。

あと「号外!!」と銘打ちたいのですが、ついにフィンランド男子も参戦決定♪
前回でも軽妙なトークを繰り広げたデンマーク男子も再登壇。デンマークVSフィランド、楽しみすぎる「北欧男子トーク」にもご期待くださいね~。

毎回お楽しみの「北欧検定」。
クイズ職人見習い中の青木が趣味と実益(?)を兼ねて鋭意作成中です。みなさん、ぜひクイズを当てまくって豪華景品をゲットしてください♪

いろいろおまけが好きな「北欧ぷちとりっぷ」。
チケット番号1~50番までの方にはなんと、あの、丸山珈琲のスペシャルティコーヒーをプレゼント!
またご来場いただいたみなさまにもれなく、ノルウェー生まれのキュートなキャラクター、KUBBE(キュッパ)のしおりをプレゼントいたします!!
会場を盛り上げてくれる北欧ショップで、ショッピングも楽しめま~す。

イベント詳細&チケットお申し込みは↓

http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_141226204785_1.htm

ではみなさ~ん、お台場でお会いしましょう、アデュー♪
Fukuyaミタ番長は、きっと会場で温かく見守ってくれるハズ・・・?)

2015/2/17 | Category : イベント | Author : norway-yumenet

ノルウェーのシュリンプ!

は~い、あっという間の日曜日。
ビジュアル強化ブログ。今日の1枚はこちらです!!

えび

ノルウェーのシュリンプ。甘えびをボイルして冷凍したものです。
かの国のスーパーでは、冷凍甘えびコーナーがあって、た~くさん買うことができました!
でも日本では入手困難・・・・。
私はいつも「アクアビットジャパン」を利用して購入しています。
アクアビットジャパン代表の福北さんのインタビューは、サイトでご覧になれますよ~。波乱万丈、スリリングな内容です♪しかも、「北欧あるある~」が満載で笑えま~す♪

シュリンプがあれば、あっという間にシュリンプパーティが出来上がり♪
何度もこれには救われました。手間がかからず、でも見た目が華やかで、ホームパーティにはぴったりです

ノルウェー人がうちで「シュリンプパーティ」した様子は、こちらのほっこりブログからお読みになれます。
・・・ということで、うちの冷凍庫には必ずストックがありま~す。

ノルウェー人と紅茶

ノルウェーをはじめ北欧諸国は、圧倒的に「コーヒー党」です。
朝、起きてまずコーヒー。仕事中もコーヒー。来客にも当然、コーヒー。
北欧ミステリを読んでいると、登場人物のコーヒーガブ飲みぶりに「体、大丈夫?」と心配になるほど。

カフェ

タイトルは失念しましたが、10年くらい前に出版されたノルウェーの文化人類学者の本に面白い一説がありました。
ノルウェー人とコーヒーの関係を考察したもので、特に、田舎ではコーヒー以外は考えられない、と。
なので、田舎のお宅にお邪魔し、「すみません、コーヒー以外のものを頂けますか?」と頼もうものならば、主賓側はパニックに陥るほど、と書いてありました。
これは作者が実際にフィールドワークした結果のようです。
田舎に行けば行くほど、コーヒー以外の選択肢がない!というのが結論ですね。あ、水があった。

・・・ということで、コーヒーが苦手な人間は、ノルウェーではどうなんでしょう?
実は、ノルウェー伝道師を自称している割に、コーヒーが苦手なワタクシ。
ノルウェーのお宅に招かれて、「すみません、紅茶はありますか?」と尋ねる時の申し訳なさ・・・
普通のノルウェーのお宅には、「これいつ買ったんですか?」みたいなティーバッグがあって、それで何とかコーヒー以外の紅茶にありつけます。

一般のカフェやレストランでも、コーヒーの力の入れように比べて、紅茶の扱いは・・・「ぞんざい」です。
熱湯が入ったカップに、ティーバッグが添えられて運ばれてくるので、自分でティーバッグをちゃぽんちゃぽんする、という。それが●●クローネもするのはやり切れないですね~。
ちょっと高めのレストランだと、ティーバッグが恭しく木箱に何周類も並べられ、選ぶことができますが、どっちにしても自分で「ちゃぽんちゃぽん」行為は同じなのです。
ティーポットで出してくれるのは、本当にごくわずかな高級カフェくらいでしょうか・・・(あくまでも私の経験です)。

紅茶

そんなマイナー感が漂う「紅茶」ですが、ここ数年、変化の兆しをオスロでは感じることができます。
例えば、カフェで「Te,takk! 」(紅茶、お願いします)とオーダーすると、「Hvilken te? 」(どんな種類のお茶?)と確認されます。
おお~~~、teに選択肢ができたんだ~!
こういう風に確認してくるカフェは、通常の紅茶以外にgrønn te(グリーンティー)が用意されています。

オスロで面白いショップがカフェがあるグルンネルッカ地区には、たくさんのお茶が販売されている「お茶専門店」があって、「ここまで進化したのか~」と感涙にむせったものです(←ウソ)。

紅茶

紅茶専門店

しか~し、油断してはいけません!向こうで流通されているgrønn te(グリーンティー)は、日本で飲んでいる緑茶とは味が違うのです。
大手リ●トン社が販売している「Grenn Tea」のティーバッグは、オレンジやレモンなど柑橘類が混ざっているので、飲むとフシギな味わい。
ただ、「あなたが来るから、ちゃんとGrenn teaを用意したのよ」と、嬉しそうにそのティーバッグを出してくださるノルウェー人がいるので、そういう場合はありがたく頂きます。
間違っても、「これは違う!」などとプロテストしちゃダメですよ~。

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3/28(土)開催の「ノルウェーについて学ぶサロン」は会場も新たに、あらゆる煩悩も捨て新生しちゃいま~す♪
2時間で体感!ノルウェーとノルウェー人~青木順子とオーラのトークセッション~」というタイトルです。
「ノルウェーは寒すぎて住めない」という可哀想なオーラ君と一緒に、ノルウェーの基本データ、平均的なノルウェー人の1日、「ノルウェー人あるある」、「ノルウェー語にトライ!」などビギナーからディープな方まで楽しめる内容です。オーラ君とノルウェー人の1日をビデオに撮ってもらい流すことも計画しています。
たくさんのご応募をお待ちしています♪詳細・お申込みはこちらから↓

http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/kouzaannai2015/kouzaannai2015.htm