スカンジナビア人機長のアナウンスはどう訳される?

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自覚はあります。
ノルウェー語を話している時と日本語では、「人格を変えてる」と。
端的に言えば、ノルウェー語を話している時の方が、ダイレクトかつ率直です。
日本語の時は、もっと「丁寧な」感じになっています(ですよね?)。

ノルウェーへ行くとき、スカンジナビア系の航空会社を利用することが多いのですが、ま、機長はスカンジナビア人ですね。
デンマーク人、スウェーデン人、ノルウェー人です~。(CAでノルウェー人は見かけたことがありません)
機長は、まず母国語、次いで英語でアナウンスをして、それから日本人CAが日本語でアナウンスをしてくれます。

成田ーノルウェー便、ウソです

成田ーノルウェー便、ウソです

毎回、機長アナウンスは楽しみです!ノルウェー語のアナウンスだと「やった~、ノルウェー人だ!」と無邪気に喜んでます。
ま、デンマーク語やスウェーデン語もな~んとなくは分かるので、聞き耳を立てるのですが。

概して、機長のアナウンスは「ご機嫌」な感じ。
「フライトありがとう~。楽しんでね~♪」みたいな感じでしょうか。声に「うきうき感」があって、こちらもウキウキしちゃいます。
離陸時間が遅れてしまった時、「できるだけ飛ばしちゃうよ~」と勢いのあるアナウンスがありました。こちらも「Go!Go!」と応援したくなります。

その後、機長が英語でアナウンスして、日本人CAが日本語でアナウンスを始めます。
毎回、「これ同じアナウンス?」と驚いちゃうんですよね~。
機長が口にしていない乗客へのおもてなしや心配りが、美しく丁寧な言葉でアナウンスされます。
例えば、気流が悪いエリアに来て飛行機が揺れたとしましょう。
機長はフツーに状況を説明するだけですが(「シートベルト締めてね」は言ってくれる)、日本人CAは「申し訳ございません」と謝っている!!別にあなたのせいではないのに!!

これは、たま~にやる通訳で分かってます。
日本人仕様に「言葉を足す」作業が必要なんですよね~。

で、もうすぐ目的地。機長の「うきうき感」はさらにUP!
「フライトどうもありがとうね~。滞在を楽しんで、またうちのエアラインを使ってね♪」
みたいな感じでしょうか。
そして日本人CAのアナウンス・・・
「長時間のフライト、窮屈な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした」
くらいのこと言ってません?? ヨーロッパ便だし、エコノミーシートの限界はあなたのせいではな~い!!

20150407-2

ま、機長のアナウンスの2倍増しになっていることは確かです。

外国語を学ぶということは、文法や発音はもちろんですが、「人格を変える」ことも必須なのだな~と。
つくづく奥深いなぁ~と楽しんでます!

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