我がノルウェー偏愛史~サッカー編~

過去を振り返って、「なぜ私はあれにあそこまで夢中になったのか?」と思い出す出来事や人などがありませんか?

時はさかのぼること、2000年。オスロ大学に留学中の時。サッカーのヨーロッパ選手権(EM)の年だったと思います。
当時はノルウェー代表が、出場してたんですよ~(号泣)。
さしてサッカーに思い入れがない私が、部屋のテレビをつけたら、代表の試合が放送中。

その時に、小柄で俊敏な動きの選手に目を奪われました。未だにノルウェー人に愛されるプレーヤー、Myggen。(Myggen=蚊は愛称です!)
彼に一目惚れし、サッカー無知にも関わらず、ミーハーファンになってなぜか手元にあるのが・・・これです!!

20150531

これが一目でわかった方、トレヴィアーンです!
2002年日韓ワールドカップ出場のための予備選(って言い方あってる?)。「ノルウェーVSアルメニア」戦のパンフレット。

いや~。なんでこのブツがあったのか正直、びっくりです!パラパラめくるとまだ可愛かった頃のソールシャール、劣化前のフロー、そして我が愛しのMyggenなどなど。
全盛期(あ、これから来るかも?)のプレーヤーたちがが並んでいてもう涙腺ゆるみます。。。

今ではノルウェー代表がどんな状態なのかフォローはできてませんが、レアルで「神童」とまで評されるウーデゴール君の活躍をみると「うう。。。」と嗚咽が・・・(いちいち大袈裟)。

最後に・・・
「とりあえずノルウェー代表、ワールドカップに出場してくれ~!!」と叫んでこの稿は終わりにしたいと思います。

ノルウェー語と国民性

ノルウェー語の一種の諺に、こんなフレーズがあります。「Kort er godt」。意味は「短いのはいいことだ」。
これはノルウェー語を話したり、書いたりするときに、「長い文章をダラダラ書かずに、要点をまとめて短く書くこと」を推奨されることとつながります。
あと、ノルウェー人の国民性でしょうか? あの人たちの書く文章は、情熱的ではなくあくまで冷静。抽象的より具体的。メールによっては、「素気な~い」と感じることもありますが、
さすがにもう慣れましたよ。

ノルウェー留学中に、ノルウェー語を勉強するいろいろな国の学生たちと出会いました。特にオスロ大学では、私のみがアジア人であとオール白人。
ある講義の際、どこかの留学生が書いノルウェー語のエッセイを読んで、文の間違いから「その学生の国籍は?」を当てる試みがありました。
どれどれ、その文章を読むと・・・。ああ、これはノルウェー人ではない。ボキャブラリーも豊富だし、ハイレベルなノルウェー語だけど・・・。何かが根本的に違っている。
それは

文の熱量

そうなんです。
「こんなに情熱的で、赤裸々に気持ちをつづるような文章をノルウェー人は書かない!」と感じました。
ポーランド人学生が、「これはポーランド人が書いたノルウェー語です!」と見事に正解。やっぱりわかるんですね。
私はポーランド人までは分からなかったけど、「東欧?」と推測しました。
というのも、以前、オスロ大学のサマースクールで仲良くなったセルビア人の留学生がやはり、とても情熱的で心のこもったノルウェー語のメールをくれたからです。
別にノルウェー人が心がこもってない、というのではなく、そうした表現はお酒でも飲まないと書けないのでは・・・平常な状態ではムリなんじゃないかなぁ~と感じちゃいます。

オスロ大留学時のクラスメート(目が赤い・・・)

オスロ大留学時のクラスメート(目が赤い・・・)

いい言葉でいうと「シャイ」?
会話でも派手なリアクションはしないし、テンションは低めで落ち着いています。
オーバーリアクションは苦手という人にはいいかもしれませんね~。

高校生のしゃべり方はかったるい感じが特徴

高校生のしゃべり方はかったるい感じが特徴

では、日本人の書くノルウェー語は??
サンプル例が少ないので恐縮ですが、私は留学1年目で書いたエッセイでしょっちゅう先生に注意されたのは、「言葉づかいが抽象的すぎる」という点でした。
ほら、日本語ってあまりくどくど書かないで、「行間を読む」のが粋ですよね?
な~んて偉そうなことは言えませんが、いずれにしても「薄ぼんやりしたノルウェー語」を書いていたのだなぁ~と今では分かります。

今では住民の4人に1人が移民のオスロ。
いろいろな英語があるように、いろいろなノルウェー語で、みんなあ~でもない、こ~でもないと言い合っていて「それはそれで面白い」と興味深いですね~。

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ノルウェー人

本来は「ブツ」を写すコーナーでしたが、今日はちょっと趣向を変えてこちらの1枚をどうぞ!

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はい!「ノルウェー人」です!
よくセレクトレッスンの「発音練習」で教えにきてくれるJack君。
彼とは、最初にノルウェー大使館で開催した「ノルウェー語にトライ!」で一緒にイベントに参加しました。
Jack君は、アドリブが上手で笑わせてくれます。
北欧ぷちとりっぷの「北欧男子トーク」にも参加してくれましたが、「ノルウェー人、ミンナ、インシュ」という名言を残しました~。

ノルウェー人にしてはテンション高めで、笑わせるのが大好きなJack君は、愛すべきノルウェー人。
6/14(日)に、「アクアビットジャパン 15 th アニバーサリーパーティ」で、彼と一緒に「北欧の夏至祭」についてトークをします♪
詳細はこちらから⇒http://www.aquavitjapan.jp/15year-anniversary.html

素敵な北欧の夏至祭について語る予定ですが、予測不能な「ボケ」が入るので、ドキドキです・・・!どんな至言・名言が飛び出すかお楽しみに~♪

ノルウェージャンフォレストキャット猫カフェ訪問♪ 最終回

約1時間の猫カフェ滞在を、3回も引っ張りました~。
さて子猫ちゃんたちです。猫カフェ内のテンションUP!
嬉しいことに、子猫さまはお近づきになってくれました~。

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若いだけあって、警戒心が少なく人懐っこいのでしょうか? 全てをひっくるめて、可愛いすぎます・・・。
結構なお年の男性が、ともかく若い女性と付き合いたい!という願望が何となく理解できました。

段々、私もカフェの雰囲気にも慣れ、猫さまたちの動きをいろいろ観察する余裕が出てきました。
「え?何、この行動?」
「あ、猫はお尻の臭いをかぐ癖があるんだよね~」と姉が解説してくれます。

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人間だったら許されない行為でも、猫さまだったら「可愛い!」と思えてしまうのが、まさにマジックですね~。

・・・と意外な展開です!
なんと猫さまが近寄ってきて、私の膝に乗ってくれたのです~~~!!

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「心の準備ができてませ~ん」と突然の行為に驚くばかり。とりあえず猫さまのきれいな毛をなでてみます。
結構な重さでしたが、「ついにここまで来た!」と感慨にふけりたかったのですが・・・・
・・・気まぐれな猫さまの膝乗り時間は短く、あっさりと離れて行ってしまいました(号泣)。

「膝でだっこする」が夢だったのですからそれが叶って、当然、嬉しかったです。
でもかなり短時間でお別れになってしまい、「撫で方が悪かったのだろうか?」「ぎこちないのがばれた?」と思いは乱れます・・・。

他の猫カフェは行ったことがないので分かりませんが、このRIENは、ともかく清潔で内装が素敵でした!そしてオーナーさんの強い愛情が感じられます。

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「猫は上下運動が好き」(by オーナーさん)とのことで、こうした猫用のインテリアが施されています。センスがいいですよね~。

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猫さまも高い位置にいてご満悦そうです。

さて改めて、ノルウェージャンフォレストキャットについて。
ノルウェー語では、Norsk Skogkatt(ノシュク スコーグカットゥ)と言います。まさに「ノルウェーの森の猫」ですね。
ノルウェーには「Norsk Skogkatt委員会」みたいな組織があって、サイトはかなり充実しています。ノルウェー語ですが、参考までにこちらから→https://norskskogkattring.wordpress.com/

「今年の猫」を選出しているようで、例えば2014年に上位入りした猫の写真が紹介されています。
いろいろな猫がいて、面白いですね。こちらから→https://norskskogkattring.wordpress.com/arets-skogkatt/arets-skogkatt-2014/

ノルウェーの森で、Skogkattとたわむれる妄想を抱きつつ、サザエさんがそこら中にいる桜新町を後にしました。

2015/5/19 | Category : イベント | Author : norway-yumenet

祝!ナショナルデー(の不思議なブツ)

なんということでしょう!
ビジュアル強化ブログとノルウェーのナショナルデーが重なるなんて!! Gratulerer med dagen! おめでとう、ノルウェー!!

・・・ということで、ナショナルデーには民族衣装、国旗、子どもたちの行進などがつきものですが、敢えてピックアップしたいのはこちらです!

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一目でこれが何かわかった方は、ノルウェー通ですね~。
まず高校3年生の子たちを、russ(ルス)と呼びます。russの子たちは、おそろいの赤や青のユニフォームを着て、街中で騒いだり、改造バスを乗り回したりと、「ヤンキー魂を炸裂!」させるのですが・・・。

そのrussの子たちが持っているのが、このrussekort(ルッセコットゥ)と言う簡単な名刺のようなものです。
好きな写真や簡単な連絡先が書いてあったりして、互いに交換するのですが、なぜか分からないのですが、子どもたちがこのrussekortを集めるのに夢中。
「ちょうだ~い、ちょうだ~い」とおねだり。russの子たちも、あげたりします。
私は昨年、ちょうどナショナルデーにオスロにいたので、子どもたちにに混ざって「ちょうだ~い」とおねだりしてゲットしたのが、このカードです。

このrussの伝統は、ノルウェーではもはや一大産業。
ユニフォームやアクセサリー、カードの製作などを担う業者が存在します。サイトを覗いてみると雰囲気がわかるかもしれませんね。

russのバカさわぎが終わると、すぐに高校卒業試験が始まります。
russで盛り上がりすぎて、高校卒業試験の結果が最悪になる子たちも毎年の「風物詩」ですよ~。Hurra、Norge!