祝!アクアビットジャパン15周年イベント~前篇~

北欧業界で知らぬものはいない「アクアビットジャパン」は、今年、めでたく15周年を迎えました!
ちなみにノルウェー夢ネットも2000年にスタートしたのですが、特にイベントも祝う気配はありません・・・(随時、寄付は受け付けてます!ノルウェークローネでもOK!

アクアビットジャパンの代表、福北桂子さんは、「特選インタビューコーナー」にも登場していただき、今に至るまでのストーリーは「おお!」の連続。
お話をうかがいながら、ひたすら感心、感動(爆笑も)したことを覚えています。
私は、日本では入手困難なシュリンプ、おいしいノルウェーサーモン、ゴートチーズ、あとクリスマスハムを買ったりしてお世話になっています。

・・・と前書きが長くなりましたが、実はこのイベントについて、もういろいろな方たちが素晴らしいブログを書いていて、正直、「う~ん」と困ってます。
特にFukuyaのミタさんのブログの完成度は、「もう書く必要ないでしょ!」と思っちゃうほどでした・・・・。

・・・で解決策は、お得意の「引っ張る作戦」。ダラダラと書きますよ~。

さてイベント当日が近づいてきて、福北さんからメールが届きました。「イベントの打ち上げを13日夜に行います」。ええ???
13日はイベント初日。私のトークショー出演は14日です。本番前に打ち上げって??
もちろん理由はあります。14日は撤収作業があるので打ち上げどころではない、と。そりゃそうです。

・・・ということで13日夜、会場のScandinavian Centerへ向かいました。
するとすごい熱気が伝わってきます。
打ち上げがそんなに盛り上がっているの?と思ったら、まだ16時から開始した「シュリンプ食べ放題~森百合子さんと北欧男子のトークとともに!」が終わっていなくて、お客さんやゲストスピーカーたちが残っていたのでした~。

キッチンの方では、地味に打ち上げ作業がスタートしていました。
「持ち寄り」と聞いていたので、さくらんぼとラスクを持っていったのですが、本格的な方が包丁を握っています!
福北さんにうかがうと「日本で初めてキャビアを紹介した大事な取引先の方」とのこと。わざわざ新潟から参戦されたとお聞きし、改めて「アクアビットジャパン」のネットワークに驚嘆しました。
そしてなーんと「フォアグラ丼」を作って下さるとのこと!テンションUPUPです!!

ゆるゆると乾杯~!となり、関係者の人たちがシュリンプや、その他の食材をつつき始めました。
森さんご夫妻は、イベントが大盛況に終わってすごく美味しそうにビールを飲んでいます。私も調子に乗って飲んでしまいましたが、「本番は明日!」が頭から離れません。

喧噪の中、会場中心にまさに北欧スタイルな「プリンセスケーキ」がスウェーデン国旗とともに置かれて、みんな撮影タイム!
切るのがもったいないくらいですが、有能なスタッフ今泉さんがナイフで切り分けていきます。そしてゲット!

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おなじみのマジパンですが、向こうのマジパンよりおいしいような・・・?スポンジもしっとりしていて、日本人好みでした。

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ケーキを食べながらも、虎視眈々とフォアグラ丼の出来上がりを待っていました。
そして「できましたよ~」の声。早々に取りに行きます!ちゃんとシソの葉まで用意されて、おいしいわ~、生きてて良かったと感涙(ちょい大げさ)。
ちゃっかり余った2個目も食べちゃいました。

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他にも珍しい食材がありました。どう見ても「茄子」なのですが、「たたらフランクフルト」なる一品。
袋のコピーが「キューポラの街川口市・・・」とあり、「”キューポラの街”で通じる人ってサユリストくらいでは??」と疑問に思いましたが、食べたらおいしかったです!

渋いコピー

渋いコピー

時計を見たら、もう22時!
明日はボランティアの生徒さんとお手伝いするので、11時には会場に来ないといけません。それにしつこいですけど「明日が本番!」。
お腹いっぱい、お酒も入った体で「明日はどうなるのだろう~」と悩みながら帰路につきます。

つづく

2015/6/19 | Category : イベント | Author : norway-yumenet

ノルウェーの食文化を知って「食の祭典」に参加しよう♪

ノルウェーの伝統食とは、ローカル食である」という定義が、このブログで参考にした「Norge」という百科事典に載っていました。
14世紀からデンマークに支配されたノルウェー。ごく一部の上流階級はコペンハーゲンやパリと同じような食事を口にし、その他大勢の「普通のノルウェー人」は、それぞれの地方で捕れたものを
活用してきました。

耕地が少なく、長い冬のノルウェーでは「いかに食を保存するか」との闘いでした。
冷蔵庫のない時代、塩漬け、乾燥、燻製などといった手段が用いられ、それは現在の食にも影響を及ぼしています。
かつて新鮮な魚は夏、肉は屠殺時期にしか食べられない「ぜいたく品」でした。
そう思うと、鮮魚や鮮肉に対して、見る目が変わりますね・・・。

幸いなことにノルウェーは水産物に恵まれてきました。
ニシンは「ノルウェーの銀」(det norske sølv)とも称されるほど西ノルウェーでは、価値があったそうです。
まさに「金のなる木」ノルウェー版ですね!
北ノルウェーではタラが同じような地位を占め、乾燥ダラは貴重な食材かつ南欧などへ輸出されました。
今やノルウェーおよび北欧のソウルフードのじゃがいもは、19世紀に南米からやってきます。
「ニシンとじゃがいも」の組み合わせが日常食となりました。

Photo:Innovation Norway

photo:Innovation Norway

ところで、ノルウェー=サーモンというイメージが強いですよね~。
今のノルウェーサーモンはほぼ養殖ですが、昔は海や川で捕れる魚でした(もちろん今でも捕れますが・・・)。
このサーモンをいかに保存するか?
19世紀には「スモークサーモン」という形で実を結びます。

スモークサーモンの中でも特に高級なイメージなのが「グラーブラクス」と呼ばれるものです。食べたことはありますか?
通常のスモークサーモンより塩分控えめで、粗塩、砂糖、コニャックを加え、2~3日冷蔵します。
戦後、マッタ王妃は、グラーブラクスを晩餐会のメニューに加え、特製のはちみつソースを作らせたそうです。
う~ん、食べてみたい!!

photo by Innavation Norway

photo:Innovation Norway

自然からの恵みでは、ベリーもまた大切なものでした。
保存もきき、栄養価も高いと重宝され、とりわけリンゴンベリークラウドベリーが昔から今でも愛されています。
お肉とリンゴンベリージャムの組み合わせは、誰が考えたのでしょう?? 知ってしまうとやみつきになりますよね♪

Photo: Innovation Norway

photo:Innovation Norway

食文化を読んでいると、ビールについての記述に割いているページが長くて、ちょっと意外な感がします。
アメリカの文化人類学者曰く「パンの発見よりビールの醸造の方が早かった」そうですが、ぶどうが栽培できないノルウェー・北欧ではワインではなくビールこそが日常的な飲み物でした。
北欧神話の神々が信仰されていた時代から、ビールは単なる飲み物の粋を超え、「儀式的なもの」の象徴になります。
結婚式では、ビールをたらふく飲む習慣。
英語のbridal(花嫁、新婚)という単語の語源は、brudeølです。
brud=花嫁、øl=ビール=「花嫁/結婚式のビール」ですね!

Photo by Innovation Norway

photo:Innovation Norway

・・・・といった豆知識があると、ノルウェー旅行中、現地の食事に興味は増しますよね~。

オスロのベイエリア、アーケルブリッゲや市庁舎前で、Matstreif「食の祭典」が開催されています。
ノルウェー最大の食イベントということで、200以上のテントが全国各地から集結!
私が留学していた頃から、この場所で食べ物や飲み物のテントが並んでいました。ともかくテンションUPしたことを覚えています。

今では9月初旬の「人気イベント」となり、テントではローカル食、エコロジー食、ベリー、そしてクラフトビールやジュースなどのテントが並びます。
5月にオスロへ訪れた森百合子さん夫妻に聞いたら、「ノルウェーのクラフトビールがすごい!」と教えてくれました。現地でしか味わえない逸品に出会えるかも?と期待大です!
他にも、コンテストや作家が登壇したり、人気レストランとコラボして特別メニューを作ったり・・・。オスロにいながら、ノルウェー各地の食と飲み物を体感できます!

Photo: Innovation Norway

photo:Innovation Norway

この「食の祭典」を体験できるのが、「ノルウェー案内人 青木順子さんと行く食の祭典と雑貨&カフェめぐり・オスロ6日間」です!(主催:フィンツアー
ツアーを9/9出発にしたのは、「食の祭典」に参加するために合わせました。
もちろん、テントをただ周るだけでも楽しいと思いますが、ちょっとノルウェー人に質問したい!これは何?と聞いてみたいですよね。
そんな時は私を活用して下さい!ノルウェー語で質問したり、また私も「ここ食べましょう!」「これ飲んでみましょう!」と(老婆心まるだしで)アドバイスしちゃいます。

外食は高くつくノルウェー。この「食の祭典」を上手に利用して、リーズナブルにバラエティーに富んだ食や飲み物を満喫しちゃいましょう♪

ツアー詳細は・・・
ツアーチラシ⇒http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/norwaytour/norwaytour2015.pdf
お申し込みはフィンツアーHPより⇒http://www.nordic.co.jp/tour/fp0300/

お申し込みをお待ちしていま~す!!

豪華本!

ノルウェーの書店に行くと、美しい景色を写した大型本が並んでいます。
「こういうの好きだよね~」と眺めるだけでしたが、まさか私も豪華本を手に入れることができるとは・・・どんな感じかお見せしましょう!

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タイトルは「Minne frå Telemark=「テレマルクの思い出」です。ニーノシュクですね~。

テレマルクはノルウェーの中でも、ノルウェーらしい文化を残している地方ですが、この本はそのテレマルクの魅力をたくさんのきれいな写真とともに紹介しています。
景観、民族衣装=bunad、ハーダンゲルフィドル、ローゼマーリング、豪華なお屋敷といったものは当然のことながら・・・
ページを埋めるためでしょうか?フツーの人も笑顔で写っているのがノルウェーらしい!!

この本は自分で買ったものではなく、テレマルクから来日したノルウェー人からプレゼントされました。
アテンドで数日一緒だったのですが、最終日の途中、重そうなカバンからおもむろに、「これがプレゼント」とずっしりとこの本を渡されました!
あまりの重さに(2キロです)、「とっても嬉しいけど、今日の最後まで持っててもらえる?」とお願いしました~(もう懇願に近かった・・・)

お土産には軽くて、かさばらないもの・・・と考える私や日本人とは違い、「郷土がいかに美しいところか」を知ってもらうために豪華本を持参してくれたノルウェー人。

この本をめくると、テレマルクの大小さまざまな街や村が載っていて、「いつかは行きたい!」と思いを馳せています♪

Snakk norsk! ノルウェー語を話そう!

現在、7月期ノルウェー語レッスンを絶賛募集中です!

早いもので、ノルウェー夢ネット主催のノルウェー語レッスンは、2007年開講から8年目に入りました。
予想以上にたくさんの生徒さんたちと出会うことができました。大きなネットワークとなってまさに「宝」です!

ノルウェー語を始めた動機は、留学やワーホリ、移住や赴任のために習っている方もいれば、好きなミュージシャンがノルウェー人、ノルウェー人の友達ができた、ノルウェーに行ってとても気に入った・・・ホントに様々です。

夢ネット主催のノルウェー語講座では、ノルウェーで出版されている語学書を使用しています。
何よりも現在のノルウェーでは、どんな会話、どんなボキャブラリーを学ぶべきなのかがはっきりしています。
言葉は生き物、社会とともに変化します。
「女房と畳は新しい方がいい」という恐ろしいことわざがありますが、「語学テキストも新しい方がいい」と言えるでしょう!
中にはノルウェーに行ったことがない生徒さんもいらっしゃいますが、ノルウェーの日常生活を写すたくさんの写真を見るだけで、「ぷちとりっぷ感」を感じることができます♪

何て書いてある?

何て書いてある?

 

最初の「初心者コース」では、簡単な挨拶からスタートします。
ノルウェー人は日本人がノルウェー語を話すと期待していないので、ちょっとした一言を添えるだけで「Å, du snakker norsk!」(わ~、ノルウェー語が話せるんだ!)と無邪気に喜んでくれますね~。

アルファベットはその次です。日本語にはない発音が多いので、苦戦される方もいますが、セレクトレッスンで「ネイティブによる発音練習」があります。
そちらも合わせて受講されると、自信がつくと思いま~す。またノルウェー語の発音をするために口をいろいろ動かすので、「アンチエイジング効果」もあり!!(←これは真面目に思ってます)

生活の基本である数字や時計の読み方(ノルウェー語の時計の読み方は面白いですよ!)を経て、様々なシチュエーションに応じたスキットが続きます。
買い物、荷物を送る、携帯の契約・・・などなど文法とともに学んでいきます。

文法の学習は各課にありますが、日本語や英語と比較し、「どこに気を付けないといけないのか」を強調するように心がけています。
「文法は退屈」と思われがちですが、やっぱり大事。発音のハンディがあるので、それを補う意味でも、文法が正しいノルウェー語を話すと「会話が通じる確率」はUPします!
また、ノルウェー人とはメールのやり取りが多い、という方がいらっしゃるかと思いますが、その時にも文法は大事なのはお分かりいただけますよね?

・・・また「省エネ」を念頭に(?)、ある単語が出てきたら「同じ意味の単語、対義語」をなるべく伝えて、関連付けて覚えてもらえるようにしています。
またイディオムや新しい単語を使って、その場で「~~~という文を作ってください」と、振ることも多いです。
ただテキストを読むだけではなく、「自分の場合におきかえて」表現する練習は、古い流行り語で言うと「脳トレ」。はい、いいエクササイズです!

知らない人にお庭を見せてもらいました!ノルウェー語ならではの効果です♪

知らない人にお庭を見せてもらいました!ノルウェー語ならではの効果です♪

みなさんの受講動機は様々。学習スタイルも様々。
なるべくリラックスした雰囲気で、自由に質問やコメントを言ってもらえているかな~と思っています(募集ページの一番下に”受講者の声”が載っています)。

・・・ということで、以前に書いたブログもご参考の上、暑い夏に涼しい国の言葉を学びましょう♪

詳細・お申込み・お問い合わせはこちらから⇒http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/norskkurs/norskkursannai.htm

「初心者コース」は土曜16時~、日曜10時半~を集中的に募集しています!
また「平日夜は仕事の関係で難しい」という方の要望を受けて、20時スタートの枠も設けます!

NB!最近、定期的なレッスン受講は無理です、といったお問い合わせが増えています。その方の生活サイクルにあった受講スタイルを提案しますので、お気軽にお問合せくださいね!

ショッピング♪~オスロで見つけた気になるもの~

グローバル社会、といっても、「そこでしか買えないもの」ってノルウェーにはありすぎます!
これだけ北欧ブームなのに、ノルウェーものと限定すると、「え?こんだけ~??」とため息・・・。北欧展でがっかりされた「同士」も多いかと思います。

・・・なので、ノルウェーへ旅行すると、「ここでしか買えない!!」と鼻息荒く、ついショッピングに精を出してしまいます。
毎年訪れているオスロの気になるもの、をピックアップしたいと思いまーす。

誰ですか???「ノルウェーには可愛いものがない」と言っているのは??(←ワタシだったかも?)
「か、可愛い~」と思っているショップの写真をちょっと並べてみますね。

Photo by Nest

Photo by Nest

Photo by Nest

Photo by Nest

トロール人形がなくても、こんな可愛くて明るいスタイリングができるんですね~♪

サイト、ブログやトークショーで紹介しているデザイナーのハンドメイドのお店も、まさに「ここでしか買えない!」ので、今まで一体いくら使ったかな・・・。
例えば、アップ●ウォッチの対極にある「機能性非重視」の時計がこちらです♪

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↑でご紹介したものは、「オシャレ系」ですが、ノルウェーと言えばやはり「素朴系」も外せません。ぬくもりを感じるMade in Norwayのものがあふれているショップにも毎回、足を運びます。
例えば、こちらの写真。民族衣装=ブーナッドに合わせるスカーフですが、色はきれいだし、透かし模様が素敵なので母へのお土産で買いました~。

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オスロの素晴らしいところは、これらのショップが全て「徒歩で移動できる」こと!
こじんまりとした首都なので、東京のように移動時間はかかりませ~ん。
なので限られた滞在時間でも、「よし!ショッピングする!」と決めて、楽しみつつ、つい「買い過ぎ」ちゃいます。
でも日本では手に入らないものばかりなので、たとえ、カードの明細書を見て落ち込んでも・・・長い目で見れば「買ってよかった!」と思えるものばかりですね~。

9/9出発 「ノルウェー案内人 青木順子さんと行く 食の祭典と雑貨&カフェめぐり・オスロ6日間」 (主催:フィンツアー)
絶賛、募集中です!
オスロで可愛い、そしてユニークで味のある雑貨探しをしてみませんか? お店のご案内もしますが、フリータイムもありますよ!
ご応募をお待ちしています♪

ツアーチラシ⇒ http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/norwaytour/norwaytour2015.pdf

フィンツアーHPツアーページ⇒http://www.nordic.co.jp/tour/fp0300/