『オスロに暮らす』

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未だに「ノルウェーは情報が少なくて・・・」と嘆く方が多いのですが、この本の存在はご存知でしょうか?

20150809

初版は1994年。最初に留学したのが1995年なので、本の存在を知った時は文字通り「飛びつき」ました!
JETROが発行した本書は、なぜ「オスロ」を選んでくれたのかナゾです・・・。それほど駐在員が当時、多かったとも思えないですし・・・。

ノルウェーの紹介、出発前の準備、移住後の手続き、生活上の情報などなど、編集された方々の努力には頭が下がる思いです!
もちろん情報は今では古くなってしまったものが多いですけど、国民性や生活上の注意などは、今でも「その通りだな~」と感じる箇所がしばしば。
例えば「おつきあい」の章で、「日本人の家庭に外国人を招いたとき、日本の主婦はサービスのためしばしば席を立ち、つつましく微笑んでいるだけで会話に参加しないことがありますが、これはあまり感心しません」とあります。その通り~。

またこの頃は、今よりもっと日本食材が売っていなかったのでしょう。それでも、日本食や食材に近いものを探そうと情報が載っています。
「魚屋」の紹介ページで、とある店の紹介文に「イカがあります」と書いてあって、うう~~~皆さんの苦労がしのばれますね。

おそらく今は入手困難と思われる本書ですが、時々眺めて、当時の気分に浸るのもまた一興ですよ。