After 留学!

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先日、高校時代にノルウェーのド田舎に留学した元生徒さんが遊びに来てくれました!
このMさんは、以前もお会いしたことがあり、実はクラスメートになかなかなじめなかったことなどを聞いて「大変だったのね~」と感じました。
そうなんです。ノルウェー人は向こうから「Heeei!」と近寄ってくれるわけでもなく、相当な積極性を持ってこちらからアプローチしないと、中に入っていけないことがあります。

ただMさんはホストファミリーにはとても恵まれたらしく、夏休みを利用してホストファミリーを訪ねたとか。いろいろお土産話を聞きました。
そして「すごく少なかった友達」にも再会し、みんな大歓迎。Mさんもカンゲキしたそうです!
Mさんは「クラスメートと打ち解けられずに辛かった」と彼らに率直に話したしたそうですが、「実はみんなMと話したがっていたんだよね~」と言われたそうです。
うーむ、ノルウェー人、シャイにもほどがあるぞ~!!

その後、とってもロマンチックな恋バナをMさんから聞いちゃって、もうお母さん(&芸能レポーター)気分で感動しました~。
あまりに話に引き込まれて、肝心の(せっかく作った北欧風)料理の写真を撮り忘れたほどです・・・。
Mさんは「やっぱりノルウェーが好き」と確認し、またノルウェー語レッスンを再開してくれることに。夢はワーキングホリデーだそうです!

20150901

Mさんに限らず、ノルウェー留学後、ノルウェーやノルウェー人と長ーい付き合いを持っていらっしゃる人は結構いらっしゃいますね(私もその一人ですが・・・)。
やはり高校時代にノルウェー留学し「ノルウェーについて学ぶサロン」やセレクトレッスンに参加してくれた方がいました。
すごーく久しぶりにホストファミリーが来日するというので、有給休暇すべてをホストファミリーの「おもてなし」に費やすべく、日本の各地を案内することになったとお聞きしました。なかなかできることではありませんよね~。

留学中は無我夢中で気づかなかったこと、ツラかったことも時が経てば「あ、あれはこういうことだったんだ」と改めて思いなおすことがあります。
(暴言・失言は忘れ、都合のいいように思い出は再構築されていく・・・年を取るのはいいこともアリます!)

ノルウェーに留学した日本人はとても少ないですが、でも何らかの形でつながりを持とうという意識は結構、みなさんあるのではないでしょうか。
卒アルのように「ノルウェー文集」とか作れたら楽しいですよね。

もうすぐノルウェー行を前に感傷に浸りました~。

“After 留学!” への2件のフィードバック

  1. 山口尊敏 より:

    青木順子 様

    『ノルウェー語のしくみ』を読んでいます……

    ……図書館や本屋で読みたい本を探していて、思わぬ本を手にすることがあります。当地の図書館で、『Pyramiden』という本が目につき、「ピラミッド」みたいな変なタイトルだなと手に取ってみると、Pyramidenは、ノルウェー北端に浮かぶスピッツベルグ諸島にある街の名前でした。(Kjartan Fløgstad “Pyramiden — Portrait d’une utopie abandonnée” 本書はnéo-norvégienからの仏訳とありますが、néo-norvégienとはなんなのでしょうか?)
     Pyramidenはソ連が鉱物発掘のために作った街で、ソ連邦内にはあり得ない、共産主義・社会主義が理想とする街だったそうです。1990年代の人口はたったの2500人。ソ連邦の崩壊で、現在はゴーストタウン(ちなみに、手持ちの世界地図帖にはちゃんと載っています)。

    てなことで、この本を読むために貴著を読みはじめたわけです。これまた、楽しい嬉しい本です。ほかの貴著も全部揃えようと思っています。

    どうか良い日々を、良い月々を、そして良い年を……。

     ソレデハ……
     山口尊敏

  2. Aoki より:

    山口さま

    コメントをありがとうございます。
    拙著をお読みくださっているとのこと、嬉しく拝読しました。

    さてご質問の件ですが、nynorsk(ニーノシュク)のことですね。拙著にもノルウェー語の公用語が2つあるややこしい事情を書いていますが、そちらをご参考にしてください。その作家は確かnynorsk派でした。その本のことは、新聞記事で読んだ記憶があります・・・。

    ぜひ他の拙著もお手に取ってみてください♪