オイサン(oisann)の呪縛

このエントリーをはてなブックマークに追加

Wow!oops!Ouch!
・・・英語の間投詞は、しばしば海外帰国子女が口にしがちなフレーズとして知られています。
つい自然に出てしまうのでしょう。ただ日本では、英語ができるのは羨望とともに「妬み」の対象ともなるので、「海外かぶれ!」と言われてしまう一面もありません。
本当にお気の毒です。英語圏に滞在したがために、いわれなき迫害を受けるとは・・・(話、広げすぎました)。

私はノルウェーに留学し、ノルウェーに関わる仕事を20年近くしていながら、どんな影響を受けているでしょうか?
日常生活で、ノルウェー語の単語がポロっと出てしまうなどということはありません。英語と違い理解できる人が少ないので、やっても「変人」の烙印を押されるだけです。

ですが・・・この単語だけは・・・なぜか身についてしまい、ホトホト困っています。
それは、「Oisann」(オイサン)という間投詞。これと非常に似ているoj/oiについては、サイトの「ひとことノルウェー語講座」で取り上げましたので、よろしければご一読ください♪

オイサン・・・・「男オイサン」のような響き。
驚いた時に使いますね。意味は「びっくりした!」でしょうか。

Oisann!

Oisann!

昨夜、牛乳を温めた後、カップごと落してしまいました。瞬時に「オイサン!!」という単語が響きます。
言った後に「ああ~~、またoisann出ちゃったよ~」と後悔です。1人の時はまだしも、人がいる時に「オイサン!」と叫んだ時のバツの悪さ・・・。
しかもドジ連発なので、オイサンの使用頻度が高いですぅ。

ノルウェー語の単語はたくさんあるのに、なぜ「オイサン」oisannだけが、憑依していまったのかはナゾです・・・。
ノルウェー帰国チームの皆さんに、「Oisannがポロっと出ちゃいますか??」とアンケートしたいですね~。え?ワタシだけ?

“オイサン(oisann)の呪縛” への4件のフィードバック

  1. にのみや より:

    先生、私も物を落としたときなど「オイ!」と口にでてしまいます。
    フィンランドでもそのような状況の時「オイ!」が使われますよ。

    • Aoki より:

      にのみやさま

      ご無沙汰です!あ、フィンランドでも同じなんですね~。
      フィンランド語はどうですか??疑問文でもお尻を上げないとテキストに書いてあって驚きました。

      • にのみや より:

        先生、
        一歩踏み込んだら果てしない沼地にはまり込むような感じ・・・それがフィンランド語です(恐)。私のような、片足を突っ込んだような滞在者では到底無理でございます。。。
        ただ、無理とわかっていても思い出したように時々テキストとにらめっこしてますけれど。聞いているだけで「面白いなぁ」と思う興味深い言語ですし、日本語に似ている部分もたくさんあります。
        疑問文でもお尻を上げないですね。単語の冒頭の音節にアクセントがきますしローマ字読みですから、日本人には発音しやすく聞きとりやすい言語ですよ、スタヴァンゲルのノル語よりも(笑)。
        フィンランド人と日本人、感覚も似ているとよく言われますが、本当にそう思います。不思議ですね。

        • Aoki より:

          ふーむ、それはやりがいがありそうですね!!(でも国内のフィン語教室は入門で挫折する人が多いと聞きました・・・)
          そうですね、私も『フィンランド語のしくみ』を読んで、面白いな~、スカンジナビア語と似ている単語があるな~と感じました。
          発音とあと名詞の性がないのは救いですよね。
          多分、フィンランド人の方がよりスカンジナビア人よりもシャイだから感覚が似ていると感じるのでしょうか?日本人ウケする
          デザインも多いですよね~。