オスロの語学学校訪問~オスロ旅行記2 2016~

前から「他の人はどんな風に外国人にノルウェー語を教えているのだろう?」と興味はありました。
7月のセレクトレッスン「ワーキングホリデー体験談」を聞いた際に、講師のMさんがオスロでAlfa Skolenという語学学校へ通っていたと聞きました。
ここに行ってみようか? オスロ旅行前に見学を申込み、快く受けれてもらえました。


学校のサイトを見ると、たくさんのコースがあり、それだけノルウェー語を学びたいという人がいるのだな~と羨ましいやら、まぁでもノルウェーだから当然?という気もします。

訪問したのは平日の昼間です。
Alfa skoleはオスロの中心地にあり、さすがの私も道に迷わないほど・・・入口はこんな感じです!

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ちなみに入口でまごまごしていると、いかにも「生徒」という人が入っていくので、私も階段を上がっていきます。
受付で来訪をつげると、案内してくれる先生が授業中ということで、しばらく待っていました。さすが語学学校。壁には、名詞や形容詞の活用表などが掲げてあります!

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夢ネットのノルウェー語教室でもこうした表をたくさん掲げた方がいいのか・・・プチ悩みます。
ロビーや学習室にいる生徒はアジア系が多い印象でしたね。
ようやくとても感じのいいSiri先生がやってきました。ありがちなのですが、どうして私がいるのか説明を受けたなかったようなので、簡単に自己紹介し、外国人向けの語学学校を見学し、どんな授業を行っているのかを見学し、いいと思ったらこれから移住や赴任する私の生徒さんたちに勧めたい、と付け足しました。

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こちらの学校は22人も先生がいるそうです!!!ひ~、日本中のノルウェー語の先生トータル数を余裕で上回っています(比較も虚しいですね)。
生徒は約250人もいるそうです!!!ひ~(以下省略)。
受講資格は高校教育を修了している人で、例えばabcから学ばないといけない人は入れないそうです。

念願の授業を見たい!ということで、一番初心者クラスの教室にこーっそり入らせてもらいました。教室にいる生徒は10人~15人くらいでしょうか。

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先生は大きくはっきりした声で、「今日は何日?」と序数の練習をします。
første, andre, tredje…
あ~~、ここから日常会話を普通に話せるレベルまでは道が遠いけど、でも始めないと一歩も進めないんだよね、と目頭が熱くなります(大げさ?)。
先生が質問すると、みなさんは積極的に発言しています。
ノルウェー語を学ぼうとするモチベーションが違いますよね・・・。

他にとても印象に残ったのは、こちらのホワイトボードです!
PCとネットともつながっていて、例えば先生が”Sykepleie“という単語を言えば、Google画像がぱっとひらきます。なので一目でsykepleie=看護師ということが分かる仕組みです。

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あと先生が書いた文字は、なんか自動的に消えていくしくみだったような・・・この辺は写真撮ってないし記憶もあいまいなのですが、でもでも「びっくりした~!」と感心しきりです。

あまり長居するのもアレなので退室し、Siri先生と合流してさらに質問に答えていただきました。
生徒のほとんどは仕事をしている移民、またはノルウェー人と結婚している配偶者だそうです。
国籍別だと、ポーランドが多かったそうですが最近はスペインフィリピンが増えているとか。サマーコースもあるのですが、そこにはイギリスアメリカからやってくる人が多いそうです。

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学校には昼間、夜間コースもあります。「週末は開講している?」と聞いたら「土曜日はやってます。日曜日も開講したことがあったけど人気がなくてやめました」とのこと。
おお、夢ネットのノルウェー語教室は土日が人気です。早く仕事が終わる国の人は週末をレッスンに費やす必要がないんですね~。

さらに驚いたのは「ノルウェー人以外の先生がいること」でした!
まぁ日本の英会話学校にも、英語圏以外にそれこそ北欧人が先生をやっていることがありますけどね。
ノルウェー人の先生は、オスロ大学で「Norsk som andrespråk」(外国語としてのノルウェー語)を修了した人が多く、外国人の先生は母国で修士などを取った人が多いそうです。
図々しく私も働けないかしらん??なんて皮算用をしてしちゃいましたね~。

働いたり、暮らす上で欠かせないノルウェー語。
勉強する場所や方法はいろいろですが、私自身もノルウェー語を教える者、また学習途中の者として、学校の訪問は興味深かったです!
生徒が250人・・・(夢のまた夢ですね~)。

つづく(やれやれ)