実用的だけど間抜けなノルウェーの鼻洗浄器!

とある朝、とあるTweetに目が留まりました。
フィンランド語のシルック先生が「風邪予防にはこれ!」と鼻洗浄が簡単にできる不思議な道具をUPされていたのです(RTしてくれたフィンランド大使館に感謝~!)。
ほほ~、この「鼻洗浄をするのに便利な道具はノルウェー産??」。
確かにこの形、ノルウェー人の家で見覚えが・・・。まさかあれがこれだったとは!!

このTweetは深く心に刻まれました。
私自身、ノルウェー語レッスンをしているので「喉は大事な商売道具」。ちょっとの外出でもイソジンうがいと手洗いは欠かせません。
ただ、以前から「鼻洗浄」には興味がありました。
ノルウェー語講師よりさらに仕事に穴があけられない芸能人の何人かがテレビで「やっぱり風邪予防には鼻洗浄。痛いけど、慣れれば平気」と発言するのを何度か見ていたのです。

心惹かれますが、痛いのはカンベン。と何年も放置してました。
そんな際にシルック先生から「福音の声」。これはもうノルウェーの鼻洗浄器を入手すべし!と行動にうつります。
そもそもこの道具は何という名前なのか・・・Google Norwayで検索を始めました。

鼻がneseだから・・・いろいろneseで単語を入れて「あった!」と見つけたのが、neseskyllerという単語。画像検索すると、こんな感じのトレビアンな写真が続々と見つかります~。お宝を見つけた気分でした。

近い時期にノルウェーへ行く知人に、薬局のサイトに載っているサイトを送って「買ってください」とお願いします。
そして先日、このnesesskyllerをいただきました~(お土産でいただいちゃって恐縮です)。

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箱を見て感動!中身を見て感動!帰宅後、箱にプリントされた利用法イラストを参照して実際に、鼻洗浄をしてみました。

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水に付属のスプーン一杯の塩を入れて、片方の鼻の穴に先端を押し当てて、水を流します。洗面台の鏡に映る私の姿は・・・・間抜けでした~。
痛くはないです。水泳した時、鼻に水が入った感覚を思い出しました。
チョロチョロチョロ・・・・水はローマの噴水のように優雅に鼻の穴から鼻の穴へ流れていきます。

事前にYoutubeで使い方の映像を見ていたので、「これで大丈夫!」と確信はありました。
Youtubeの映像は役立ちますが、間抜け感はぬぐえません・・・。ご機嫌なBGMも効果的です。

https://www.youtube.com/watch?v=fhkYhLbO29I

使用後は、まさに鼻がスッキリ!
私は鼻炎、アレルギー、花粉症などに悩んでいませんが、でも「汚れていたものが洗浄された」感はありました。

これでさらにノルウェージャンマイレージを貯めた気分です!
素敵な北欧風ライフスタイルの小道具としても、いかがでしょう?

補足:鼻炎に悩む生徒さんに使ってもらいました。詰まったところが途中から水が流れ落ちるようになり「痛くなくてスッキリしました!」と喜んでいました。効果はあります!

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2017年ノルウェー語レッスン絶賛募集中です!「初心者クラス」は土曜16時と月曜19時の枠で待機者がいらっしゃいます。
他のレベルの方、プライベートやスカイプもお気軽にお申込み・お問合せをお待ちしています!

ノルウェー語レッスン告知・お申込みページ
http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/norskkurs/norskkursannai.htm

セレクトレッスンですが、「超!ノルウェー語入門」(1/15)は、90分でノルウェー語の基礎の基礎がわかるお得なレッスン!
「ネイティブによる発音練習」(3/5)は、日本人が苦手なノルウェー語の発音をアーレン先生がリラックスしたムードで教えてくれるレッスン!
トロール!~人形の絵付教室から絵本の世界まで」(3/18)は、自分だけのトロールづくりにトライするレッスンです。

セレクトレッスン告知・スケジュールページ
http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/norskkurs/norskkursschedule.htm

2017年1月期ノルウェー語レッスン募集中!

もう来年の話をしても鬼は笑いませーん。そこまで2017年は迫っています。ひ~。

先日、ノルウェー語レッスンの生徒さんから「本当に息を吸うんですね~」と驚かれました。ん?
私と発音レッスン担当のアーレン先生が会話している時に、あいづちの息を吸っていたので「おお、これがアオキ先生の本に書いてあった息吸いなんだ」と体感できて喜んでいました!こんな「ささいなこと」にも、喜んでくださるなんて・・・いくらでも息を吸いますよ~。

というように、生徒さんからの指摘・意見・感想は「どっぷりノルウェーにつかっている」私には新鮮です!

ノルウェー語レッスンの告知ページにも書いてありますが、全てのクラスでノルウェーで出版されたテキストを使い、レッスンを行っています(特別にこのテキストが読みたいというリクエストには個別に応じています)。
ただ読むだけではなく、センテンスや単語に隠された意味や背景などを説明するように努めています。ノルウェー語を学ぶことを通じて、ノルウェーの歴史・文化・社会・風俗・国民性もろもろも知ってほしいからなんですよね。

ノルウェー語の生徒さんから「旅行中、看板が読めるようになって嬉しかった」「映画のセリフが少し聞き取れた」「メールでノルウェー語を使ってみました」などなどお聞きすると「Flott!」(すばらしい!)とパチパチ拍手しています。
言葉は道具に過ぎないのかもしれませんが、なかなか道具を使いこなすのは大変。

何のお店?

何のお店?

独学では限界があるので、少しでも「(ノルウェー語およびノルウェー人の)トリセツ」代わりになりたいと思いながらレッスンをしています。

あと、ノルウェーでは英語が通じる=ノルウェー語は学習不要説について。
確かに、一理あります。
ただ現在、仕事で関わりのあるノルウェー人が英語ができないという理由で受講されている生徒さんがいます。なので、100%、英語ができるとは限りません。
さらに、英語はできるけれども「あなた(=Aoki)がノルウェー語を話してくれて嬉しい」という言葉は今まで何度も耳にしました。
そういう感想を聞くと、「よし!」という気になっちゃう単純さが学習のモチベーションになります。

来期のセレクトレッスンのラインナップにもご注目ください♪
実は、とある生徒さんに「次はどんなセレクトレッスンがいいでしょうか?」と相談を持ちかけているんです。そこから「ノルウェー人とニットカフェ気分」が誕生しました。で、その生徒さんとお話ししながら「トロールの絵付けは??」と話が進んだんですよね。
ほら、ダーラナホースの絵付けってよくワークショップがあるじゃないですか。
トロールは「かわいくない」だの「なんであんなのがお土産屋に大量に並んでいるんですか?」など散々です・・・。Stakkrs=かわいそう!

トロール!

トロール!

そこでトロールを自分風に絵付けをして「世界に一つだけのマイ・トロール」を作ろうという背景から誕生したのが、新規レッスンの「トロール!~人形の絵付教室から絵本の世界まで」(3/18)なんですよ。ぜひ2017年の初春に、自分へのご褒美にマイ・トロールはいかがでしょう?

しっぽもキュート!

しっぽもキュート!

他にも「超!ノルウェー語入門」(1/15)は、90分でノルウェー語の基礎の基礎がわかるお得なレッスン!
ネイティブによる発音練習」(3/5)は、日本人が苦手なノルウェー語の発音をアーレン先生がユーモラスに教えてくれるレッスン!
があります。
以下の関連URLで内容詳細をご確認の上、お気軽にお申込み・お問合せをお待ちしています~。

ノルウェー語レッスン告知・お申込みページ
http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/norskkurs/norskkursannai.htm

セレクトレッスン告知・スケジュールページ
http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/norskkurs/norskkursschedule.htm

ノルウェー流に近づく魔法の言葉♪

「この人たちは、子どもを保育園へ迎えに行くために生きているんだろうか?」自問することしばしばです。
ノルウェーの親たちは男女を問わず「保育園へ迎えに行かないと!」という言葉とともに、目前から消えていくことが何度もありました。
もう少し子どもが成長すると「今日はスイミングスクール」「明日はサッカーの試合」「明後日はダンスの公演」「来週はスキー旅行」などなど。
子どもたちの活動をサポートするために予定が組まれていきます。

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これらの行為とともに、頻繁に耳にする単語が”Prioritering“(プリオリテーリング)「プライオリティー、優先順位」です。

日本でも特にビジネスの場において「優先順位をつけましょう」は見聞きする言葉かな、と思うんです。
ですが、ノルウェー語のprioriteringと日本のプライオリティー&優先順位は「言葉に込められた本気度」が違う気がするんですよね。もしくは「熱量」。
prioriteringの方が気合入ってます~。
どんなことにprioriteringを置くのでしょうか?

7月は1か月近くの休みを取るため、その前週くらいから豪快に(時に乱暴に)仕事を片付けていく(または放置)。
16時に帰るため、メールは必要最小限度の文字数にとどめる(または返信しない)。会議も短く(または出ない)。
家族と過ごしたいから、週末はできるだけ働かない(金曜の午後からリラックスムード開始)。

件名にメッセージだけのメール

件名でメッセージが完結したメール

大事な項目がありました。
金曜や土曜のパーティやパブでは思いっきり飲んで騒ぎ、あわよくば素敵な人を見つけてアプローチ!
こういう場では、飲酒行為が何よりもprioriteringのトップに来ますね。

金曜のパブ

金曜のパブはにぎわってます

今ではこうした態度に慣れました。あ、例のprioriteringってやつね、と。日本でこれを同じように実践したらどうでしょうか?

ノルウェー人たちはこのpriotiteringを大事にしているから、彼らを説得する時に便利なんです。
「私のprioritetingでは・・・」とメールで書いたり、話したりすると「OK」となります。まさに魔法の単語!

・・・ということを在ノルウェーの日本人の友達に話したら「確かにそうかも!」と納得してくれました。
彼女の職場でもこのprioriteringという単語を使えば、ノルウェー人は理解してくれる、と。

私は在宅ワーカーで、よく並行していくつかのことをやっています。頭の中で「ええっと、どれをprioriteringしなくちゃダメ?」と考えをめぐらせています。
目標は0時前就寝!7時間睡眠死守!食事3回摂取!でしょうか。週1掃除・洗濯!ピラティスのレッスンも毎週行きたいです!
さらに1年に1回はノルウェーに行くこと!

日本人は「断捨離」が好きですよね。でも仕事や生活の優先順位をつけるのがズルズルで、ノルウェー人ほどの潔さに欠けるかも(←ワタシもです!)。
ということで、ノルウェー人に近づくためにprioriteringをつけることをお勧めします~。
(でもやりすぎるとまだ日本社会では「異端」扱いされてしまうので、マイルドに始めたほうがいいでしょう~)

どうしてもノルウェー語を話そうとしなかったフィンランド人のお話

むかし、むかし・・・もう13年ちかく前のお話しです。
複数の国にまたがる研究調査プロジェクトで、ノルウェー在住のフィランド人と接する機会がありました。
その時点では、フィランドに行ったことはなく、かの国についてあまり知識はありませんでした。

ありふれたヘルシンキの写真

ありふれたヘルシンキの写真

そのフィンランド人研究者は、真面目で優秀な人でした。
ただ、不思議だったのは「ノルウェー語ができるのに、どうしても話そうとしなかった」ことです。
私は英語よりノルウェー語で話しかけても、あくまでも英語でコミュニケーションをはかろうとします。
ノルウェー語ができない人が混じっていれば普通の行動ですが、ノルウェー人・私・彼女の3人の時でも英語を使っていました。
「じゃあ本当は、そのフィンランド人はノルウェー語ができなかったのでは?」と思っちゃいますよね。
でも、私とノルウェー人がノルウェー語で会話していると理解していましたし、さらに私が英語に詰まってノルウェー語で話しかけると内容は分かってました。
あとごくわずかですが、ノルウェー語を話してくれた時もあったのです。
そのノルウェー語は十分に上手なレベルでした。

やはりありふれたヘルシンキの写真

やはりありふれたヘルシンキの写真

当時、彼女の「かたくななまでのノルウェー語拒否」が??状態。あまり理解できなかったんですよね~。
それほどノルウェーが気に入っている様子に見えない。オーストラリアに移住する、といったことは嬉しそうに話していたので「もしかしてノルウェーアレルギー?」と推測しました。

それならば、わかります。
ノルウェーにいる間は「ノルウェー語を話さないと損!」とがっついている私ですが、それでも「ノルウェー語、お腹いっぱい」状態になったことは数知れず・・・。
せっかくノルウェーにいるのに、ノルウェー語に疲れちゃった~、もういいよ~と耳も口も頭も心も拒絶しちゃうんですよね。
特に留学中は、時と場合に応じて観光客に思われた方が楽かな~という状況では「英語で話した方がいいかも」と判断した時がありました。

フィンランド人は、ルックスでノルウェー人と思われるだろうし、当然みんながノルウェー語で話しかけてきたでしょう。
それが平気だった時期を超えて「ノルウェー語、Nei Takk!」になっちゃったのかな・・・?と仮説の仮説です。

今でも、オーストラリアに住んでいるのか?
それとも「やっぱり北欧がいい」と戻っているかも?
ノルウェーに一定期間、滞在している時は、日本を美化してしまう。日本にいる時は、ノルウェーのいいところも悪いところもよく思えてしまう。
私だけでしょうか、そんな心理になるのは。

・・・昨夜、このノルウェーの絵本に描かれた「フィンランド人」を見て彼女のことを思い出した次第です。

ノルウェー人が描くフィンランド人

ノルウェー人が描くフィンランド人

おしまい

ノルウェーLOVEなヴィンテージ食器♪

不定期の「ビジュアル強化ブログ」です~。
こちらをご覧ください。

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ブーナッド=民族衣装を着た男女とNorgeという文字のプレート。もうノルウェー愛に溢れてますよね~。
これはFiggjoというブランドのヴィンテージで、Fukuyaの美人店長、ミタさんからいただきました♪ もらった瞬間「ええ??この後、とんでもない額の請求書来ませんよね?」と念押ししたくらいサプライズでした。いや、ここだけの話、ミタさんは「ノルウェーには興味がないんだよね~」と嬉しそうに言うんですよ~。でもお気に入りの作家にノルウェー人がいるので、きっとシャイで愛情を表現できないんのかも?とかなり都合よく解釈しています!

マグカップは、以前、Fukuyaさんで買ったもの。プレートとお揃いになって、嬉しさUPです。
こちらのマグカップはノルウェー語レッスンの際に、使っていますが、生徒さんから「いいですね~」とすかさず反応があります。
「ノルウェー相思相愛」の幸せな関係です♡