ノルウェー語レッスン7月期募集中です!

ノルウェーのラジオを聞きながら、告知ブログを書きます!

ノルウェー語7月期レッスン絶賛募集中です!

初心者の方
学習経験がある方
中断しちゃった方

まとめてVelkommen!です。
グループレッスン・プライベートレッスン・スカイプレッスンがありますが、ノルウェーで出版された新しいテキストを使用します。
グループレッスンについて。入門クラスでは、簡単な自己紹介の仕方からスタートします。それからアルファベットや数字、様々なシーンの日常会話を読んでいきます。
日々のちょっとした会話・買い物・銀行口座開設、レベルが上がれば仕事探しや学校制度などノルウェーの社会が垣間見られるスキットになっていきます。

レッスンでは、ノルウェー語独特の発音や、単語の意味、そして文法などの解説を加えます。テキストに+αのお話もしますね。「こういう言い回しもあります、こちらの方が自然です」など。
独学だけでは限界を感じている方、効率よく学びたい方、さらに言葉だけではなくノルウェーのことに興味がある方に、おススメです!
実際のレッスンの様子が知りたい方は、まず体験レッスンを受講してから、グループレッスンに継続するかを決めることも可能です(1回3500円)。
勧誘などはないので、ご安心くださーい(あっさり系ノルウェー人スタイル)。

プライベートレッスンはグループレッスンと同じテキストですが、他に要望があればそちらを優先します。
以前、ノルウェーの作曲家グリーグをノルウェー語で歌いたいと言う方がいらっしゃり、一緒にノルウェー語の歌詞の発音や意味を解説しました。
プライベートレッスンは、1回からの受講も受け付けています。
シフト制の仕事で決まった時間の受講が難しい、短期集中で勉強したい、一人でじっくり学びたい、特別なリクエストがある方などに向いています。
スカイプレッスンは、東京まで通うのは難しい、通学時間をなくしたいという方におススメです。

レッスン申込み法や過去のブログ、さらに受講者の声などが以下のURLから読めま~す。Vær så god!

http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/norskkurs/norskkursannai.htm

ノルウェー夢ネットのノルウェー語レッスンには「セレクトレッスン」があります。
各回参加なので、より気軽に参加できるのが特長です!以下がスケジュールです。

7/ 9 (日)10:30- 「超!ノルウェー語入門」・・・挨拶、自己紹介、アルファベットなど基礎の基礎を学びます。

7/27(木)19:00- 「ビジュアルで学ぶ初めてのノルウェー旅」・・・ノルウェーの写真を見ながら、シーンに合ったフレーズを学びましょう。

8/ 6(日)15:30- 「ネイティブによる発音講座」・・・アーレン先生と一緒に、アルファベットや日本人が特に苦手な発音を集中して学びましょう。

こちらのURLをご参照ください♪

http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/norskkurs/norskkursschedule.htm

たくさんのご応募をお待ちしてます!

オスロとトラ

まだ猫ロス真っ最中です・・・。て事情を知らない人は分からないですよね。要するに猫がいなくなって引きずっていま~す。
そんな私を慰めてくれているのは、トラと少年の彫刻。「オスロ」というタイトルです。

どうしてトラがオスロなの?と不思議がっている人~~~。まだまだノルウェークイズ王にはなれませんね。
オスロ中央駅の階段下に、大きなトラの彫刻があるのはご存知ですか?たくさんの観光客が写真を撮っていますが「なぜここにトラが?」と理由を知っている人は少ないかも。
実は、オスロは「トラの町」=Tigerstadenと呼ばれているから、あの彫刻が置かれているのです。

オスロといえばトラ!

でもでも。なぜオスロがトラの町なのか?結びつかないですよね~。
あるノルウェー人留学生に「どうしてオスロはトラの町なのか知ってる?」と聞いたら「知らない」との返事でした。案外、知らない人が多いのかもしれませんね。

国語審議会(Språkrådet)のサイトに答えが書いてあります。
イプセンと並びノルウェーを代表する19世紀の作家・文化人のB.Bjørnsonビョルンソンが「クリスチャニア(当時のオスロの呼称)は見知らぬ者に対して、憎悪と冷淡さに満ちた町」と表現したそうです。
当時、職を求めて地方からたくさんの人々が首都に移住しました。ですが待っていたのは、劣悪な労働条件の工場や女中の仕事。冷酷な町で、搾取され血の涙を流した地方出身の労働者たちの歴史を鑑みると、なるほどね~と思っちゃいます(←その場にいたのか!とツッコミ入れたくなります・・・)。

オスロ中央駅前です

しかーし、そんな恐ろしい意味を持つ表現を、わざわざ彫刻にして外国人もたくさんやってくるオスロ中央駅に鎮座させているか??
今では「国際的でダイナミックな町」と肯定的な意味を持つようになったと解説しているサイトが散見されます。
まさに物は言いようですね。

・・・解説が長くなりました。この「オスロ」は、ノルウェー語レッスンを受講している川浦麻友美(かわうら・あゆみ)さんの作品です!「トロールの絵付け教室」の講師も務めて下さいました。
4月に前橋で川浦さんの2人展を見にいきまして、素朴さと静謐さ、あとちょっぴりユーモアも感じられる作品の数々を鑑賞しました。
ノルウェー好きには特にたまらないラインアップでしたね。

マリウス柄!

漁師!

ノルウェー民話のモチーフ

もうすぐノルウェーへファームステイに旅立つ川浦さん。
猫ロスを癒し、そして部屋にオスロを感じる彫刻をありがとうございます♪ Lykke til!

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ノルウェー語7月期募集がスタートしました! 
初心者はもちろん学習経験のある方も、既存クラスへの合流はご相談・お申込みください♪
詳細・お申し込みは以下のリンクをご参照くださいね。

http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/norskkurs/norskkursannai.htm

各回参加のセレクトレッスンのスケジュールは以下の通りです。
7/9(日)「超!ノルウェー語入門」簡単な挨拶・よく使うフレーズを学びます。
7/27(木)「ビジュアルで学ぶ初めてのノルウェー旅」ノルウェーの写真をタブレットPCでお見せしながら、使えるフレーズを学びます。
8/6(日)「ネイティブによる発音講座」アルファベットの発音から、日本人が特に苦手な単語や音をアーレン先生が丁寧に教えます。
こちらのリンクをご参照くださいね。

http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/norskkurs/norskkursschedule.htm

皆さまのご応募をお待ちしていまーす!!!

ドイツ人をうらやむ日本人 in ノルウェー

連休後半からイタリアとフランスへ旅行しました~。

ベニス!

イタリア語もフランス語もできないので、必然的に英語でのやり取りになったのですが、イタリア人とフランス人の英語が思いっきり「イタリア語・フランス語なまり」で面白かったです。って私も「日本語なまりの英語」なのでお互い様なのですが・・・。

ヴィトンが街を支配しつつあるパリ・・・

改めて「母国語と外国語の相関関係」について思いを巡らせました~。

ノルウェーの大学に長期短期4回留学しています。
いつも「クラスで一人だけのアジア人」という立場でした。
特に2回目以降の留学では、自分以外はみんな「欧米圏」からの留学生という環境。
どんなに鈍感でも感じます。「日本人、ノルウェー語マスターに不利じゃない?」と。

特にドイツ人留学生たちは「ノルウェー語の文法は簡単だし、似ている単語も多いよね」と余裕の表情でした。
オスロ大学のサマースクールで、ドイツ人留学生が「このテキストは簡単すぎるから変えて欲しい」と先生に訴えていたことを今でも覚えています。
え~~、こっちは必死で講義についていっているのに~~~。

ドイツ語もノルウェー語も大きな「ゲルマン語族」という言語グループに属しています。
さらに、ノルウェーでは大きな町であるベルゲンは、ドイツの「ハンザ商人」が長い間、独占的な立場にいました。
支配的なドイツ人との交流により、言葉にも変化が生まれます。ノルウェー語以外のスカンジナビアの言葉も、ドイツ語の影響をどんどん受けていきました。

ベルゲンのブリッゲン地区

例えば、kjælighet「愛」のように-hetで終わるノルウェー語の単語は多いのですが、これはドイツ語の接尾辞です。
(余談:ノルウェーのもう一つの公用語nynorskはドイツ語の影響を排除した言葉なので、-hetではなくkjærligleikを使います。スウェーデン語に見えますね~)
これ以外にもドイツ語の影響は多々ありますので、「ドイツ人、ノルウェー語が上手になるのが早っ!ずるい!」と、クラスの片隅でじーっと日本人(←ワタシ)はうらやむ結果となりました。

さて。日本語を勉強しているノルウェー人は、こう言います。「中国人や韓国人は日本語が上達するのが早い。自分は落ちこぼれだ」と。
そういう時には「わが同志、Min kamerat!」と互いに握手したい気持ちになりますよね~。
そして「あなたのノルウェー語は上手!」「あなたの日本語こそ上手!」と褒め合います。ああ~、日ノル友好♪

私も年を重ね、ドイツ人を羨ましいという気持ちはほぼなくなりました。それ以上に「母国語が学習言語に及ぼす影響」に興味がありますね~。
rの音がキツイよアメリカ人。
イントネーションが平坦になっているチェコ人。
フランス語っぽいよねフランス人。
sの音がドイツ語なまりになってるドイツ人。そして、
unnskyld「すみません」を多用する日本人・・・。

・・・とたまにはノルウェーや北欧以外の旅をすることによって、「ことば」について考えるのは楽しいです。