ノルウェー夢ネット企画・テーマ別講座・ノルウェー語入門コース |
●日時:【第74回】 2016年3月26日(土) 14:00~16:00 ●場所:日本映像翻訳アカデミー ●講師:青木 順子(ノルウェー語翻訳・講師 ノルウェー夢ネット代表) ゲスト講師: Stig Inge Bjorge (スティーグ・インゲ・ビヨルゲ) |
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1955年ベルゲン生まれ。 Norwegian School of Economics and Business Administration (NHH) 卒業(経済学士取得)。 1979年慶應義塾大学のAIESEC研修生として来日。研修先は日本IBM。1983年東京都渋谷区で北欧言語の技術翻訳会社設立。音響機器製造、輸出入、販売業に転向して現在に至る。一男一女の父。 会社HP: http://www.lyraaudio.com/ |
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●参加者数: 28名 |
●講演内容:自己紹介、ノルウェー時代、来日初期、日本での会社設立、LYRAブランドの立ち上げ、40年そしてこれから ノルウェーのレコード鑑賞とその解説 (当日の講演内容には一部変更がございました) ●ノルウェー語レッスン:どんな音楽が好きですか? Hva slags musikk liker du? ●付録:ノルウェー語について(新規の方のみ)、ノルウェー映画(ハロルドが笑う その日まで)のチラシ等 ●参加者の受講動機、感想等: |
ノルウェーの音楽に興味がありました。アナログの音が、とても深みがあり、良かったです。(東京都A様) 専門学校でレコーディングの勉強をしていました。ノルウェーにも興味があり留学をしてみたいです。(東京都M様) 在日ノルウェー人がどのように働いているか興味がありました。(神奈川県S様) 映画「キッチン・ストーリー」を観て、ノルウェーの自然や文化・日常の生活などを知りたいと思いました。 ノルウェー発の音楽を楽しむことが出来て良かったです。 色々な体験をしてきたスティーグさんが最後に皆に聴かせたかった曲のタイトルが「自分の人生を」というメッセージだったのが、とても心に残りました。(東京都M様) 音響工学に興味がありました。(東京都K様) ノルウェーの方が日本でどのような物づくりをしているのか知りたかった。 オーディオの演奏が本当に生演奏に聴こえて感動しました。(埼玉県O様) Stigさんの日本でのヒストリー、来歴、オーディオに興味がありました。(東京都K様) ライラの音はすばらしいと思いました。 スティーグさんの歩んだ日々も、出会いを大切にされてすばらしいと思いました。(東京都K様) オーディオ、ノルウェーの音楽に興味がありました。(東京都T様) ●主催者後記: 今回のサロンは異例ずくめでした。きっと忘れらない回になるでしょう。 そもそもStigさんとは、お嬢さんがノルウェー語レッスンに通ってくださったことがきっかけで知り合いになったのですが、「こんなすごいノルウェー人が日本にいらしたんだ!」と感激して出講をお願いし、ご快諾をいただきました。 Stigさんは海外の顧客がほとんどということで、日本にいるわずかな間に、準備を進めて下さいました。 当日のステレオセットの搬入やセットアップは、息子さんやビジネスパートナーのJonathanさんの手もおかりして手際よくこなして下さったのですが、とても大変な準備で、その段階で既にStigさんは汗びっしょり。「本番は大丈夫??」とちょっぴり不安になったのも事実です・・・ でも、そこはやっぱりStigさんはノルウェー人。本番はしっかり、まるで「フリージャズスタイル」のように、「次に何がくるのか?」がわからないプレゼンテーションで皆々を楽しませてくださいました! 途中で伺ったステレオセットの概算額に驚き(800万円!)、それほど価値ある音源でアナログレコードを拝聴するという機会は、そうそうないでしょう。「立体的」と表現された参加者の方がいらっしゃいましたが、豊かな音色に素人の私でも感動しました。時間が経つのがあっという間で、もっともっと音楽もそしてStigさんのお話を聞きたかった~と思われた方も多かったと思います。 「質が落ちるからたくさんは生産しない」と断言するStigさんに「妥協なきノルウェー人の姿」を見た思いです。ご参加くださったみなさま、そしてチームStigに心から感謝いたします! (Aoki) こんなにたくさんの人たちと会うことができてとても嬉しいです! みなさん、興味深そうに聞いてくださり、そしてたくさんの質問をいただきました。熱心でしたね!生き生きとした雰囲気で、自由に対話ができたことが良かったです。 (Stig) 当初、Stigさんに企画をご相談した時に「アナログレコードの音を聴いてもらいたい」と伺って、私がイメージした持ち込み機材のイメージは、当日、見事に覆されました。時間をかけて配線して機器の配置を調整し、結果、びっくりするほどの臨場感溢れる音が出てきた時に、改めてStigさんたちのこだわりとプロ意識を痛感させられました。特別に音響に配慮された会場ではなくても、“演奏者の姿が目に見える音”を作り出す技術は、ただ高価なセットがあれば誰でもこなせるものではないのだと、ものづくりの原点を見た気がしました。LYRA社のカートリッジは購入したくても1年待ちという希少価値にも納得です。 時間が足りなくて、サマリーにあった後半の「40年、そしてこれから」について、お話を聞くことができずに残念でしたが、言葉にされなくても、Stigさんの40年は、皆様に伝わったことと思います。お話の節々やご用意くださった写真からも、ノルウェー人としてのアイデンティティ、人とのつながりを大切にしていることがわかり、そんなStigさんだからこそ、これからも前向きにご自身の人生を歩まれていくことと思います。 デジタル化が進む社会の中で、決して失ってはいけないアナログの心に気づかされ、主催者としてよりも、一参加者として貴重な機会となりました。 本当にありがとうございました。 (Yoko) |
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