い か          お に
パパと怒り鬼 

―話してごらん、だれかに―


(原題:Sinna Mann

作/グロー・ダーレ(Gro Dahle)
絵/スヴァイン・ニーフース
(Svein Nyhus)
 共訳/大島かおり 青木順子
 協力/「ボイの絵本」出版プロジェクト
      (荒川ユリ子 中田慶子 青木順子)



発売日:2011年8月

 
DV(ドメスティック・バイオレンス)を子どもの視点からとらえた
ノルウェーの絵本
パパと怒り鬼
  
■■■物 語■■■

ぼくはボイ。パパとママの3人で暮らしている。でもぼくとママはいつもパパの機嫌を気にしている。
ある日のこと、パパの様子がおかしい。ママはぼくに「静かにするのよ」って言う。パパどうしちゃったの?ぼくが何かしたの?パパ怒っているの?
「怒り鬼」に変身してしまうパパ。これは、ぼくのせい?自分を責めるボイに鳥たちは「王様に手紙を書くんだ!」とすすめる。そこでボイはついに・・・。

実際に、DV家庭で育ったノルウェーの子どもたちがハーラル国王と会うことができたエピソードがもとになってできた物語です。
パパの暴力に対して、ようやく「王様」に伝えることで「パパの暴力は自分のせいではない」と分かった主人公の姿は、子どもたちが自分の秘密を他の誰かに伝えることで、もうがまんしなくていいことを表しています。

「話していいんだよ。きっとわかってくれる人がいるから」と伝えたい。


注)日本語版は、原作の監修者でありDV加害者更生プログラムに携わるオイヴィン・アスクイェム(Øivind Aschjem)氏と原宿カウンセリングセンター所長の信田さよ子氏が解説を執筆しています。日本ではまだまだ知られていないノルウェーのDV対策についてその一端が紹介されています。また信田氏の解説は、日本の現状を知ることができる貴重なものになっています。


■■■価格および体裁■■■

サイズ: 25×24cm
ページ数: 40ページ
ISBN: 978-4-89325-941-7
定価: 本体1,800円+税


■■■出版社および問合せ先■■■

株式会社ひさかたチャイルド http://www.hisakata.co.jp/
 〒112-0002 東京都文京区小石川4-16-9-207
 電話:03-3813-7726  FAX:03-3818-4970
 本書参照URL:http://www.hisakata.co.jp/book/detail.asp?b=5027



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