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旅のあれこれ

[Vol.2]

・ パスポートコントロールを待つ間...

初めて訪れる外国の空港に降り立つと、入国審査はどんな感じなのかな?とちょっとドキドキすることあります。
空港内部
観光シーズンの夏、ノルウェーの国際空港、ガルデモーエン空港に降り立つと、外国人向けのパスポートコントロールは、行列のことが多いでしょう。係員の様子を見ていると、律儀にパスポートを開いて、スタンプを押しています。普段なにかにつけてカジュアルなノルウェー人っぽくないなーと思っていますが、まあお仕事だから、仕方ないでしょう。

自分の順番を待ちながら、隣のノルウェー人用パスポートコントロールを見ると、何か様子が違います。係員の前を「○○!」と言って、どんどん通り抜けています。ノルウェー語が少しでもできる方なら、彼らが何と言っているかお分かりでしょう。
そう、ノルウェー人は、窓口で「norsk!」(ノシュク)と言って、通り抜けているのです。要するに、「ノルウェー人!」と言って、それが受理されているのですね。すごい...。それでOKなんて!(一応、パスポートの表紙を見せているようですが)どうりで、行列にならないはずです。

このノルウェー式入国審査をからかったのが、ノルウェーの航空会社Braathens社(ブローテン)のCMでした。
確か、アメリカの空港に降り立ったノルウェー人が、パスポートコントロールで、いつもの調子で「ノシュク!」と言って、入国しようとして、周囲の人々は唖然呆然、といった内容でした。このブローテン社のCMは、日本人ビジネスマンをおちょくったバージョンも作って物議をかもしましたね。それにしても、同社がSAS(スカンジナビアンエアライン)に買収されてしまったのは、かえすがえすショックです(5月21日アフテンポステン紙より)。この買収は、ノルウェー国内でも反対している人が多いようですが。

行列にうんざりすると、つい自分も「ノシュク!」と言って、通り抜けてみたいな〜と誘惑にかられます。ルックスが、ノルウェー人っぽい方は、一度試してみてはいかがでしょうか?

あと、係員の中には、日本人とみると、「カンコウ?」と聞いてくる人がいますが(私も聞かれました)、だからといって日本語がわかる訳ではありませんので、日本語でまくしたてるのは止めましょう。



追記(6/7)

在ノル日本人の方、2人から、「今年の3月から、ノルウェーの入国審査のシステムが変更になった」と指摘がありました。
残念ながら、ノルウェー人の「norsk!」は、もう聞かれなくなってしまったそうです。寂しいですね。
日本人の入国審査も変更になったようですが、それは経由地によって変わってくるそうです。情報ありがとうございました!

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・ SASの「オチャおじさん」

ノルウェーならびに北欧諸国へ旅行される方は、SAS(スカンジナビアン航空)を利用される場合が多いと思います。その場合、オスロまで直行便がないので、コペンハーゲン経由でノルウェーへ入国します。
私も今まで、旅行や留学などでノルウェーへ行く場合、何回かSASを利用していますが、最近はあまり乗っていないので、「あのオチャおじさんは、健在だろうか?」と、思いを馳せることがあります。

私と「オチャおじさん」の出会いは、94年の冬。成田からコペンハーゲン行きの便に乗った時です。
その年の春から、東京の語学学校でノルウェー語を習い始めていたので、習いたてのノルウェー語が使いたいと、機内で「ウズウズ」していました(その情熱は今いずこ...?)。
あまり美味しくない機内食が出て、その後、体格のいいスチュアーデスとスチュアートが、コーヒーや紅茶、日本茶を勧めてきます。「Coffee?」「Tea?」などの言葉に混じって、「オチャ?、オチャ?」という不思議な言葉が混じってました。声のする方を見ると、えんじ色のジャケットを着たおじさんスチュアートが、日本茶の急須を持って、お茶を勧めていました。体格も姿勢のいい人なのに、急須を持って「オチャ」と言っているギャップが、強烈な印象。
彼が、デンマーク人なのかスウェーデン人なのかノルウェー人なのかはわかりませんでした。なにせ、「オチャ」しか言わないもんですから。ノルウェー語を使いたかった私は、「実践あるのみ」とばかり、「ぐるんて たっく」("Grønn te, takk"=緑茶おねがいします)と通じるのか心配ながらも、言ってみると、オチャおじさんは、「オチャ」と言って日本茶を注いでくれました。

一応、ノルウェー語でリクエストしたのに、「オチャ」としか言ってくれないおじさんにがっくりです。「すごい!ノルウェー語上手だね」くらい言ってくれたっていいだろうに。私はノルウェー語を、彼は日本語と、ヘンなコミュニケーションでしたが、二人の共通点は、「ボキャブラリーがほとんどなかった」でしょう。会話に進行すると、すぐボロが出るレベルですね。
おじさんは、相変わらず「オチャ、オチャ」と言いながら、通路を歩いています。邪推かもしれませんが、「オチャ」と言う声の響きに、「うれしさ」を感じました。習いたての外国語を使って、喜んでいるような...。私も当時は、ノルウェー語を少し使ってみて、相手に通じれば、すごく嬉しかった時期です(え、今でもそう?)。もしかして、二人は似た者同士だったのでしょうか?

その後、別のSAS便で、スチュアーデスたちが、同じく「オチャ?、オチャ?」と尋ねている姿を見かけました。あの制服を着て、「オチャ」と言いながら歩いている姿は、すみません、なんか笑えます。
日本便では、「オチャ」と言って、日本茶を勧める社内マニュアルでもあるのでしょうか?もし、あるのなら、廃止せずに、このまま「伝統」を受け継いで、たくさんの「オチャおじさん」を育てて欲しいです。

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・ ノルウェーにおけるアルコールの買い方

海外旅行中、その国のスーパーマーケットを訪れるのがお好き、という方がいると思います。一体、この国の人たちは、どんな食生活を送っているのか見当がつきますよね。
ノルウェーを旅行しがてら、スーパーを覗かれた方。中には敏感に、店内に「あるべきものがない」ことに気付き、不思議に思われるでしょう−「あれ、ビールしか売ってないの?ここ」

別にその店が酒を売る免許を持っていないから、というわけではありません。というよりビール以上のアルコール類は、限られた場所でしか売ってないのです。その名も悪名高き(?)、「ヴィンモノポーレ」(=vinmonopolet, 「酒の専売公社」)と言います。

ヴィンモノポーレ
旅行者にとっては、この「ヴィンモノポーレ」を見つけるだけで難しいでしょう。日本と違い、派手な看板など掲げていません。ただ「Vinmonopolet」と書いてある看板があるだけです。
ようやく見つけたとしましょう。店内に足を踏み入れると、アルコールが持つ華やかな雰囲気とは無縁の、まるで「銀行」のような空間が広がっています。
まず入り口には番号札を取る機械。この番号札を取り忘れると、カウンターで無情に「まず番号札を取って」と追い返されます。店に入ってくる人たちは、「何はなくとも番号札」と焦った様子で、すばやく番号札をゲットしてます(番号札は、ノルウェー語でkulapp"=ノルウェー社会を生きていく上で大事な単語です!)。
さらに、肝心の酒が、制服を着た従業員が立っているカウンターの後ろに並んでいるので、自分でボトルを手にし、「これにしようかな?」と吟味することはできません。

さて、番号札を取り、自分の番号がカウンター上の電光掲示板に付くのを待っている間。
店内に置いてあるカタログを手に取って、中を見てみましょう。そこには、ヴィンモノポーレで販売されているアルコールが、ずらっと並んでいます。
ワイン、シャンパン、ウィスキーなどが、原産国、容量、値段といった基本的なデータと共に、「どんな料理に合うか」が記号で記されています。日本食や中国料理など「オリエンタル料理」に合うワインは、おはしのマークが付いていました。ただ私の(最近、めっきりあやしい)記憶によれば、リストはノルウェー語の表記だけだったような...。

ワインの知識を豊富にお持ちの方は、ワイン選びに悩むことはないでしょうが、私のように「ワインの知識もなく・ただ何となく買いに来てしまった」客は、待ち時間、必死にリストをめくりながら、どれにしようかな〜と悩みます。たかがワインと思いながら...。
そうこうしている内に、「ブー」と鳴って、とうとう自分の番号が点滅されます。親切な店員でありますように、と祈りながら、カウンターに進み、「○○が欲しいんだけど」と言うと、奥の棚からその一品を取り出し、お金を払って取引成立。

今のは、ちゃんと欲しいものを指定した場合ですが、もし、自分で決められない場合はどうしたらいいでしょう?事前にボトルを手に取ることができないので、「このボトルかわいいから、買っちゃおう!」というわけにはいきません。ワインの場合で話を進めましょう。

ノルウェー人曰く。「大体の予算と、赤か白かロゼがいいか。こういう料理と合わせたいなどアバウトな情報を、店員に与え、向こうに決めてもらえ」とのこと。カウンター後ろに並んでいる店員たちは、お酒に詳しいので、いくらでも相談に乗ってくれるそうです(もしかしてソムリエだったの??)。

以上のアドバイスを受け、この夏、知人宅を訪れる前にヴィンモノポーレでワインを買いました。店員に「100クローネ(約1400円)くらいの赤ワインが欲しい」とリクエストすると、若い男性店員は「どんな料理と合わせるの?」と聞くので、「多分、日本食かな」と答えました。するとにいちゃんは、奥から1本のボトルを持ってきました。「これがいい」と力強く断定し、自分の選択に自信満々の様子。イタリアワインのようでしたが、私は彼のアドバイス通り、素直にそのワインを購入しました。

知人宅でそのワインを皆で飲んでみると、なかなか好評で、「中華や日本食とも合うね〜」と満足。
ですが、中の一人がボトルにあるエチケット(またはラベル?)を解読し始めると、「パスタ料理に最適」みたいなうたい文句を発見しちゃい、一同「えっ?」
自分たちの味覚がアバウトなのか、ヴィンモノポーレの兄ちゃんがいい加減だったのか....。でもそれ以上深く考えず、「おいしいからいいよね」という結論に落ち着きました。

すったもんだのヴィンモノポーレ買い物顛末記。ところで、肝心のヴィンモノポーレは、どこにあるのでしょう?
オスロ中心地で、旅行者にも分かりやすいロケーションにあるヴィンモノポーレは、オスロ中央駅(Oslo-S)そば「Oslo City」なるファッションビルの地下、あとオスロで数少ないデパート、「Steen & Strøm」(最寄り駅は「国会議事堂」="Stortinget")の地下にあります(写真は、同店のもの)。
営業時間は、店によっても違うでしょうが、17時くらいで閉まると思ってください。また日曜日はやってません。

蛇足ですが、ヴィンモノポーレで買い物をすると、どこの店でも、同じ袋に商品を入れられます。それは、濃緑の細長いビニール袋なのですが、街中でこの袋を見かけると、一目で「あ、この人、お酒買ったんだ」と、わかってしまうスグレモノです。

政党によっては、アルコール販売自由化を訴えるところもありますが(進歩党など)、それが実現する前に、ぜひ皆さま、ノルウェー名物ヴィンモノポーレに、足を運んでみてくださいね。

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・ お家でオーロラを楽しみたい方に

今年から来年の冬にかけて、ノルウェーへオーロラツアーに行かれる方、多いと思います。
筆者は、オーロラツアーがノルウェーに興味を持ったきっかけだったにも関わらず、今ひとつ「どうして、オーロラができるの?」など根本的なことがわかっていません(←理系バカ)。う〜ん、問題ですね。
しか〜し、そんな私のために、オーロラに関する面白いサイトがありました!

12月27日付アフテンポステン紙に紹介された記事によると、世界的に成功した「オーロラサイト」があるとのこと。その名は、「northern-lights」(う〜ん、そのまんまだ)です。

そもそもこのサイトは、1999年12月、北ノルウェーのアン島(Andøya)ロケット試射場と、ノルウェー宇宙センターオーロラセンター(Nordlyssenteret)が、文化省の経済援助を得て、スタートしたジョイントベンチャーです。
「ノルウェーは、オーロラの国であることを、国際的なインターネットシーンで広めたいんだ。サンタクロースは、すっかりフィンランドに取られちゃっただろう?オーロラでは、負けないよ!」と、広報部長は語っています。泣けますね〜。

26歳のウェブデザイナー氏の面白いエピソードを紹介しましょう。
10月から3月にかけては、オーロラのトップシーン。今年は、大きなオーロラが何回か見えたね。一番すごかったのは、11月6日。このときは、アメリカのテキサスまでオーロラが見えたんだよ。ヨーロッパの多くの場所でも、素晴らしい光のシーンが楽しめた。中には、今までオーロラなんか見たことない人がいたから、アメリカでは、火事と勘違いして、消防署に電話した人もいたくらいさ」(あ〜、アメリカ人って奴は...)。
「この後数時間のうちに、約12000人が、僕たちのサイトを訪れ、78の質問や意見を受けたんだ。これらに答えるために、3日もかかっちゃったよ」。
彼が受けた質問の中には、「裸で飛行機から飛び降りて、オーロラの中を通過したらどうなるの?」があったそうです。もちろん、質問の主は、アメリカ人。答えは、皆さんで考えてみてくださいね。

「northern-lights」のURLは、http://www.northern-lights.no です。
サイトは、英語とノルウェー語で構成されています。オーロラに関する知識や情報はもちろん、「写真コンテスト」コーナーが売り物。このコーナーには、自分の撮ったオーロラの写真が誰でも送ることができ、すでに約400枚が集まっているそうです。送られてきた写真の中から、毎月、「今月のベストショット」が選ばれ、大きくサイトに載せてもらえますので、オーロラツアーに参加された方、挑戦してはいかがでしょうか?
12月のベストショットを見ましたが、とてもきれいでした。お金がなくて、オーロラをわざわざ見に行けない方も、お家でオーロラを楽しむことがきると思います。
またオーロラに関する様々な難問・奇問をサイトに送り、困らせてみてはいかがでしょうか?(←打倒!アメリカ人!

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・ 金持ち観光客、貧乏観光客−ノルウェーの観光統計より

巷間、耳にする言説には、真偽のほどがわからないものがあります。ノルウェーでよく耳にした忘れられない言葉には:
「日本人観光客は、いつもカメラをぶら下げている」(←じゃあ、アメリカ人やイタリア人観光客はどうなの?)
「日本人観光客は、たくさんお金を使う」(←韓国人や中国人観光客は?)
などと並んで、こんな「伝説」もありました。↓
ドイツ人観光客は、本当にケチ。キャンピングカーで乗りつけて、ドイツから食べ物、飲み物、トイレットペーパーにいたるまで持参してくるから、ノルウェーには全然、お金を落とさない。ゴミだけ捨てて帰っていく」

これって本当?という疑問に少し答えてくれる統計が、2003年5月9日付「アフテンポステン紙」に掲載されていました。
2002年の観光統計として、「国別 1日当たり観光客が使うお金」が発表されています。いや〜、心根の美しい統計ですな〜。

1日当たり最もお金を使う観光客は....やっぱり!
  1. 日本   2929クローネ(=約5万円)
  2. アメリカ  1596クローネ(=約2万8千円)
  3. イタリア  1286クローネ(=約2万2千円)
そして、栄えある最もお金を使わない観光客は...ドイツそれとも?
  1. スウェーデン   329クローネ(=約5千5百円)
  2. デンマーク    476クローネ(=約8千円)
  3. オランダ     610クローネ(=約1万円)
つまり、ドイツ人は不当な評価を受けていたことが数字で証明されました。でもちゃんと4位にランクインしてますね(660クローネ)。
なお、記事には載っていませんでしたが、韓国人観光客も日本人同様、「金持ち」グループだとノルウェーの土産物屋さんで聞いたことがあります。

なおこの統計の注意点として、あくまでも「一日あたり」の使用金額だということ。
スウェーデン人やデンマーク人など「貧乏」グループに入っている観光客は、キャンピングカーで乗りつけ、長期間、ノルウェーで休暇を楽しむスタイル。日数は長いので、トータルの使用金額で考えればまた別です。
「金持ち」グループ、「貧乏」グループ、どちらがよりリッチな休暇スタイルかは、人によって評価が違うのではないでしょうか。

次は、「国別  観光客カメラ使用割合」な〜んて統計をぜひ、お願いします!

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・ オスロ〜ストックホルム あなたは飛行機派?それとも電車派?

ノルウェーから手軽に行ける憧れの国、スウェーデン。
オスロからストックホルムへ、同日、飛行機と電車で移動し、それぞれの按配を比較してみよう、という意欲的な(?)新聞記事を見つけました(Aftenposten、2007年1月13日)。体験するのは記者自身です。

まず飛行機チームから参りましょう。
オスロ中央駅7時25分発のガルデモーエン空港エキスプレスに乗り、7時47分に空港へ到着。近くていいですね〜。
空港のチェックイン・カウンターは珍しく(?)行列がなく、すぐにセキュリティーチェックの列へ。この男性記者の靴が、アラームに反応し、靴を脱ぐことに。そしてベルトも取るように、指示されました。「靴を脱いでも恥をかかないように、新しい靴下を履いて、飛行機に臨むべし」という教訓が読み取れますね。
いよいよ8時50分発の機内に乗り込みます。ですが、飛行機の翼にくっついた氷を除去する作業のため、実際の離陸は9時15分でした。
ストックホルム・アーランダ空港着陸は9時55分。正味40分になりますね(近くて羨ましい・・・)。
10時2分には到着ロビーへ、荷物もすぐに出てきて、10時20分発のストックホルム中央駅行き空港エキスプレスに乗車。10時39分、目的地に到着です。
オスロ中央駅から3時間14分かかりました。

次は電車チームの番です。
こちらは女性記者が体験したのですが、前日のチケット取得(ネット&電話)が失敗に終わった様子が書かれています(ノルウェー人でも難しいのね、と感心)。仕方ないので、当日、オスロ中央駅で普通にチケットを買ったそうです。
彼女は自分が乗る車両を見て、「”新しい”電車のはずが、とんでもなく古い。窓が汚い」と率直に感想をつづっています。「車内の座席の間隔が狭い」と思うのは、足が長いから仕方ないのでしょうか・・・。7時26分に出発です。
7時59分に車内キオスクが開店。ただその周囲に、ラウンジはなくて、スタンドバー方式になっているのが不満気です。また日本の駅弁のようなものはなく、暖かいランチメニューはラザニアだけだったとか(それは仕方ないことですね)。
11時34分、ついに広い座席スペースを発見!それは犬連れの乗客のための「犬シート」・・・。座っている人がいないので、記者はそこで足を伸ばして横になり、ようやく満足そうです(でも、窓が汚くて日の光が入ってこない!と念押しすることも忘れません)。

そんなにノルウェーの電車ってひどかったかな?ノルウェー人って身内に厳しいのでしょうか?(窓が汚いのは、飛行機でも体験しました。あまりみんな気にしないのね、と納得していたほどです)。
私はノルウェーでそれほど長距離電車に乗っていませんが、例えば、オスロ〜ベルゲンとか、トロンハイム行きの電車は座席もゆったり、ラウンジもあって、良い印象ばかり・・・。
あ、でもこのストックホルム行きの電車は、スウェーデン国鉄SJのものなんだ、とようやく気づきました。車両についているマークが微妙に違ってます。もちろん、SJの他の路線はもっと快適な車両が走っているでしょうが、オスロ〜ストックホルム間は、それほど「優先順位が高くない」のかもしれませんね。
さて、ストックホルム中央駅に到着したのは、13時27分。6時間の旅でした。
とっくに到着していた飛行機チームと合流しましたが、帰りはみんなで飛行機で帰ったそうです。めでたし、めでたし?

最後に飛行機と電車の、長所と短所がまとめられています。
 飛行機の長所:なんといっても早い、Tax Freeが利用できる(←これ大事ですね)
 飛行機の短所:CO²の排出量が多い(不都合すぎます・・・)、ストレスがよりかかる、値段が高い
 総費用:1177クローネ(含:空港エキスプレス代)

 電車の長所:値段が安い、CO²の排出量が少ない、リラックスした旅
 電車の短所:6時間は長い、掃除が行き届いていない古い車両、Tax Freeが利用できない、食堂車がない 
 総費用:片道366クローネ(2等車)

以上、あまり参考にはならないかもしれない情報でした。

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