2013年夏 オスロところどころ


その9〜初めての外食♪@アーケルブリッゲ〜

2013年6月17日(月) つづき

旅の楽しみは、人それぞれ。
ショッピング、名所観光、グルメ、そして旅のアバンチュール・・・・。
私の場合は、もうオスロに行き倒しているので、「知人に再会する」がかなり大きな目的に含まれます。
国立オスロ美術大学の先生たちも、そのカテゴリーです。
もう3,4回になるでしょうか、スタディーツアーで東京のグラフィックデザイン事務所を訪れ、私は通訳をしました。
それで「6月にオスロに行きます」とメールしたら、「じゃぁ、みんなで食事でも」となりました。

今回の滞在で初めての買い物ならぬ、初めての外食!(他の友達や知人は、おうちご招待なので・・・)
待ち合わせ場所に行くと、先生たちが続々と集まってきました。
今は退官になった元教授は、現在、フリーランスでお仕事をされているとのこと。
夏はもちろん外で食事計3人の先生が来て下さったのですが、ノルウェー人はR元教授のみで、他の2人は、スコットランド人A先生とスイス人J先生。
A先生に「素敵な洋服着てますね」と誉めたら、「東京とNYで買った服なんだ」とちょっと誇らしげ。
しかも六本木ヒルズで買ったなんて、すご〜い(注:後で、“このショップで買ったんだ。ぜひ行ってみて”とメールを頂きましたが、私が行けるようなショップではありません・・・)。

夕食は、国立劇場から海岸へ向かって歩いてすぐのアーケル・ブリッゲのレストランでした。
今ではレストラン、ショップ、オフィスやマンションが立ち並ぶアーケル・ブリッゲですが、昔は造船所でした。
月曜日にも関わらず、たくさんの人出で「ノルウェー、景気いいね〜」と改めて実感。
Solgenfriというレストランで、当然のように「外の席」を所望。
みんなでKveite(オヒョウ)をオーダーします。
Kveite(オヒョウ)オヒョウって日本では馴染みがないですけど、ノルウェーでは高級魚に含まれ、人気があります。
4人中1人のみがノルウェー人という内訳でしたが、会話はノルウェー語です。
もう試験も終わってリラックスムードの先生たち。
話題は「夏休み」です。
J先生もA先生も、「夏休みは6週間だね」って当たり前のように言ってます。
それを聞いて、日本人しかもフリーランスは涙目です。
ただ意外だったのは、R元教授はフリーランスなので「2週間しか取れない」とおっしゃっていたこと。
「え?たったの2週間?」って反応でしたが、冷静に考えると、日本人で2週間も夏休み取れる人なんて、そうそういないですよね・・・。

R元教授はマラソンをやっていて、心身ともにお元気で、「本当に東京ツアーは楽しかった」との感想でほっとしました。
「あの神戸牛も最高だったね」との発言に、ちょい固まる私。ホテル内のオブジェ/ホテルの中/バーの中
実は、R元教授を夕食のアテンドで、すき焼き屋さんにお連れしたのですが、別に神戸牛じゃなかった記憶が・・・。
でもノルウェー人は「神戸牛」大好きだから、「沈黙は金」を守り「そうでしたね〜」と相槌を打ちました。ふ〜。

夕食の後は、同じアーケル・ブリッゲにあるデザインホテル「The THIEF」に連れて行ってもらいました。
先生たちはデザイン専門ですから、興味深そうに中をうろうろしています。
「ちょっと中を観たいんだよね〜」とホテルのスタッフに言っても、嫌な顔されませんでした。
さすがノルウェー。こういうところ、好きです。
見学だけで終わるのかと思いきや、なんとおしゃれバーへ入っていく私たち。
「え〜、こんなおしゃれな空間がオスロにあるんですか?」と、若干引き気味の私。
モダンデザインに統一されたバーに、ノルウェー人+スイス人+スコットランド人+日本人チームが座ります(←日本人は童顔)。
すごくスタイルが良くてスタイリッシュな衣服をまとったアジアンビューティーが歩いていました。
なんか場違い感がハンパないんですけど・・・。
みんなで白ワインのボトルをオーダーし、私にはよく分からないデザインの話や東京の思い出を語ります。

やっぱり君たちも・・・と思ったのは、映画「Lost in Translation」の影響で新宿のパークハイアットのバーに行っていたというエピソードを聞いた時です。
この話、もう何人のノルウェー人たちから聞いたことでしょうか?
たかが映画、されど映画です。
夜のかなり遅くまで、おしゃれバーで楽しい時間を過ごしました。
たまにはこんな時間があっても、いいですよね。
お互いに「また、会おうね!」と別れました。
(つづく)


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