シャイもしくは薄い人

ノルウェー人はシャイですが・・・」という前置きをよく耳にしますし、私も使っています。
シャイ・・・ノルウェー人以外の外国人との交友は限られているので、よくわからないのですが、ずばり“Sjenanse”「シャイ、内気」というタイトルの絵本があります(Anna Fiske著)。

20160613

この絵本の表紙を見せると、生徒さんたちは「ちょっとコワいです」と反応しちゃいますね~。
確かに、シャイや内気よりも「怨念」とか「怨恨」とかよりディープなタイトルを連想してしまいます。

ノルウェー人の「シャイ」のイメージがこういう感じなのかは、ちょっと置いておいて、改めて「ノルウェー人シャイ説」を考えてみたいと思います。

シャイと言えばシャイ。
だけど、「感情の表現が薄い」(注:髪の毛の量に非ず)という表現の方が近いかもしれないな~と思っています。
特に若い女の子同士はハグをしょっちゅうしていますが、ヨーロッパの他の国のように頬にキスまではしないですね~。

J-waveの滝川クリステルがナビゲーターをしている日曜の番組では、ブラジルや南米の音楽を紹介しています。
その歌詞をよくクリステルさんが朗読してくれるのですが、「愛がないと生きている意味がない~」のオンパレード。
ラテン民族の「濃さ」を感じます。

さらに、ペルシャ語をお仕事にされている生徒さんから「イラン人は性格が濃くて、なのでノルウェーの薄さに癒されます」と聞くと、「なるほど~!」と納得しちゃいます。

感情がないわけではないんです、もちろん。
だけど、そんなに強い言葉や表現方法をしないと思うんですよね~。
寒い国で生きているせいか、感情表現用のエネルギー放出を抑えている・・・という学説は存在しませんが。

ただ、「薄い人」って得だな~と感じます。
例えば、そんなシャイな人からちょっと優しい言葉や、愛情を示してもらうと、より効果や信頼性があると思いませんか?
あと「薄い人」たちなので、うざったいと感じることはほぼ皆無。楽チンです~。

「薄い人」が好きな人には、ノルウェーは快適だと思います♪
塩系の次は「薄味系」が流行る!!(←影響力ゼロ。。。)