各回のまとめ
ノルウェーについて学ぶサロン・講座レポート


第7回 「ノルウェーの労働と休暇」
〜ノルウェー大使館 参事官カーリ・ヒルトさんを招いて〜

開講日時: 2006年10月21日(土) 13:00〜15:00 
参加者数: 19名

●テーマ紹介文
本サロン初!ノルウェー人をゲストとしてお迎えします。
ノルウェー人の働き方、休暇・オフタイムの過ごし方についてお話を伺う予定です。
テーマに興味がある方、ネイティブのノルウェー語を聞いてみたい方、どちらも大歓迎ですので奮ってご参加ください。
ノルウェー語1ポイントレッスンでは「自己紹介」を学びます。カーリ・ヒルトさんとのノルウェー語での会話にチャレンジしてみましょう。
尚、ゲスト講師の講演はノルウェー語になりますが、もちろん日本語で通訳しますので初心者の方もご安心ください。

●講演内容

自己紹介/労働時間について/休暇と育児休業制度について/ノルウェーの昔と今/職業教育
●ノルウェー語レッスン
自己紹介 Presentasjon
●付録
統計(労働) Arbeid
新規参加の方には・・・語学資料「ノルウェー語とは」
       その他 ノルウェー大使館、フィンツアー提供の資料多数
            ピンチクリフ・グランプリ(来春公開のノルウェー映画)のリーフレット
●主催者後記
私たちのサロンに、初めてノルウェー人講師による講演が実現する運びとなり、テーマに「ノルウェーの労働と休暇」をお願いしました。
最近よく「ワークライフバランス」という言葉を見聞きしますが、日本人の平均労働時間はますます長くなっているのが現状です。いわば、ワークライフバランス「後進国」の日本とは対照的に、充実した福祉政策で知られるノルウェーはワークライフバランスの「先進国」に違いない・・・という仮説のもと、実際の労働環境や条件、育児休業や夏期休暇などについてうかがってみたいと思ったのが、そもそものきっかけでした。
明るく元気なカーリさん!イプセンのTシャツを宣伝。
本日のお話では、2人のお子さんをもつカーリさんの育児体験談を織り交ぜながら、仕事か家庭かと2者択一を迫ることなく、両立を図るためのノルウェーの施策・法制度などが説明されました。ただし、現在では当たり前になっている柔軟なフレックスタイム制度、本当に機能している育児休暇制度などは、時間をかけて拡大・改良されたものです。
カーリさんは、おばあさん・おかあさん・自分自身が受けた教育や職業を比較しながら、戦前・戦後で起きたノルウェーの社会変化についても言及しました。
サロンという雰囲気を生かし、参加者の方々とカーリさんの距離が近く活発な質疑応答が実現できました。
現在、カーリさんが担当している沢山のノルウェー関連のイベントについても積極的にPR。そのお仕事ぶりには頭が下がる思いでした・・・(イプセンTシャツとイプセンバッグ持参です)。
またノルウェー語レッスンパートも、カーリさんに先生役をお願いし、参加者皆さんにノルウェー語で簡単な自己紹介にトライして頂きました。
いつになるかは分かりませんが、またノルウェー人の講師をお招きしてお話をうかがいたい・・・と願っております。
(Aoki)

日本で開催されるノルウェー人講師による講演は大抵が「英語で話して日本語に同時通訳」という形が多いと思います。でも、本当にノルウェーに興味がある人にとっては、やっぱり母国語「ノルウェー語」で語ってほしいもの。そんな私の個人的な願いもこめて、今回の企画が実現しました!
今回、主催者としては、カーリさんの生の声を少しでも多くの皆さんに聞いてもらいたくて、少々無理して定員いっぱいにお申込みを受付けました。ご参加率もいつもにも増して高かったため、皆さんにはちょっと窮屈な思いをさせてしまったかもしれません。キャンセル待ちでご参加いただけなかった方も含めて、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
講座終了後、カーリさんには夢ネットのインタビューにも答えていただきました。「夢ネット特選インタビュー」のコーナーに更新しましたので、そちらも是非ご覧ください♪
(Yoko)

■■カーリさんのインタビューを掲載■■
夢ネット特選インタビューへどうぞ!!


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