各回のまとめ
ノルウェーについて学ぶサロン・講座レポート


第11回 「ノルウェーの児童文学」
    〜絵本・こども・ヤングアダルト小説〜

開講日時: 2007年2月17日(土) 13:00〜15:00 
参加者数: 15名

●テーマ紹介文
「ノルウェーの児童文学」は、子どもだけではなく、大人も楽しめる作品がたくさんあります。
サロンでは、長年読み継がれている児童書、型破りで斬新な絵本、ユーモア&シリアスなヤングアダルト小説などをご紹介します。
日本では未訳の作品に触れ、多様な児童文学を一緒に楽しみましょう。
ノルウェー語1ポイントレッスンは、「感情を表現する」です。

●講演内容

児童文学:口承の伝統・民話 アースビョルンソン「三びきのやぎのがらがらどん」/ラジオから誕生した作家たち/子どもだって大変・・・珠玉のヤングアダルト小説:ラーシュ・ソービエ・クリステンセン「ハルマン」/アートな絵本:ファム・エクマン「猫の恐怖」/ノルウェーのおばあちゃんといえば・・・:アンネ・カットゥ・ヴェストリー「森のおばあちゃんと8人の子ども」/翻訳されたタイトル
●ノルウェー語レッスン
感情を表現する Å uttykke følelsen
●付録
Mormor og de åtte ungene i skogenより抜粋テキスト(Mormor leker butikk)
新規参加の方には・・・語学資料「ノルウェー語とは」
       その他 ノルウェー大使館、フィンツアー提供の資料多数
            ピンチクリフ・グランプリ(公開中のノルウェー映画)のリーフレット
ご紹介した本の数々●主催者後記
「北欧の児童文学」というジャンルは確立していても、「ノルウェーの児童文学」に限定すると、まだまだ日本では、知られていない作品が多いです。
今回は、民話・ヤングアダルト小説・絵本・児童書から各1作品、計4作品をご紹介しましたが、3つは未訳のものです。
児童書では、「ノルウェーのおばあちゃん」と親しまれている国民的児童作家アンネ・カットゥ・ヴェストリー(Anne Cath. Vestly)の「森のおばあちゃんと8人の子ども」(Mormor og de åtte ungene i skogen)を取り上げました。
皆さんには、ノルウェー語のテキストを見ながら、作者自身が朗読するテープを聴いて いただいたのですが、おばあちゃんはやはり、お話上手です!耳に心地良いテキストであることを実感していただけたでしょうか??
初めてノルウェー語を聞かれた方もいらっしゃったかもしれませんが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
(Aoki)

もう何年も前、私がノルウェー滞在時に、「ノルウェー語はよくわからないけどきっと役に立つだろう」と買い込んだ本やカセットテープが、今回初めて日の目を見ることになりました!(小さな感動)
特に朗読テープでご紹介したMormorのお話は、私にとってはノルウェーで映画まで観させられた思い入れのある作品でしたので、改めて作者の顔や物語の背景がわかって嬉しく思いました。
日本ではあまり知られていないノルウェーの児童文学ですが、これをきっかけに少しでも多くの方に広まってくれたらなーと願うばかりです。
(Yoko)

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