各回のまとめ
ノルウェーについて学ぶサロン・講座レポート


第57回「素敵なノルウェーライフ」
〜旅先で出会った女性たちの選択〜

開講日時: 2012年9月29日(土) 13:00〜15:00
参加者数: 11名

●テーマ紹介文
去る6月、初夏のノルウェーを満喫するノルウェー夢ネット企画協力ツアーが催行されました。
2回目の今年は昨年より参加者数が増えましたが、前回同様、魅力的なお客様に恵まれ、アットホームな雰囲気で楽しい時間を共に過ごすことができました。
さらに嬉しいことに、ベルゲン、フィヨルドのお天気も最高でした!

さて通常よく見かける観光ツアーとは異なり、私たちの旅は「現地の人々とのコミュニケーション」もまた大きな目的のひとつです。
そして、今回、その目的は予想以上に達成できました。
案内人自らが、「すごい!」と思わず感動してしまうノルウェー人たちとの出会いがたくさんあったのです。
ノルウェー人の家庭や、高齢者施設の訪問といったプログラムのほか、各所で人々との交流、語らいの時間を持つ機会を得られました。
年齢や立場によらず、豊かで充実した人々の暮らしぶりに触れることができたと思います。

今回のサロンでは、そんな旅先で出会った女性たちにスポットを当ててご紹介します。
観光農場を切り盛りする女性、世界で成功している絵本作家、 キャリアと家庭を両立している女性、定年後に生き生きとボランティアに励む女性。私たち日本人からは彼女たちは皆、輝いて見えます。
どうして、こんなに豊かな生活を送れるのか?背景にあるノルウェーという国のしくみや、ノルウェー人の思考の特徴にも迫ってみましょう。
さらには、ツアー中に撮影した数々の写真から、ノルウェーの自然や街角の風景を解説つきでお楽しみください。
ノルウェー語ワンポイントレッスンは、「日本から来た観光客」です。

●講師
青木順子(ノルウェー語翻訳・講師 ノルウェー夢ネット代表)
大久保陽子(ノルウェー夢ネット/NPO法人高齢社会の住まいをつくる会事務局長)

●講演内容
はじめに・ノルウェーツアーの実施概要/ライラさんとの出会い/オーシルさんとの出会い/ヒルデさんとの出会い〜お宅訪問@オスロ〜/インゲルさんとの出会い/初夏のノルウェーを訪れて

●ノルウェー語レッスン
日本から来た観光客 Japansk turist

●付録
ノルウェーデータ2012
新規参加の方には・・・語学資料「ノルウェー語とは」,
       その他 ノルウェー大使館、フィンツアー、提供の資料多数

●主催者後記

写真をたくさんご紹介しました今年6月、ノルウェーツアーの第2回目がなんと催行できてしまったことは、何よりも当事者の私が驚いていました。ノルウェー1か国のツアーにお客様が集まってくださるなんて・・・。そしてそのお客様たちが、いい方ばかりで、共に最高のツアーを楽しむことができました。
普段、報われない「ノルウェー伝道師」をやっているからでしょうか。
ツアーで訪れたノルウェーは、人も自然も素晴らしかったです。

中でも、フロムの観光農業Otternesの主、ライラさん、「キュッパのはくぶつかん」の作者、オーシルさん(ベルゲン)、そしてオスロでお宅訪問をさせてもらったヒルデさん。
彼女たち3人は仕事も住む場所もバラバラでしたが、「輝いている」という点では共通していました。
ライラさんは、女性では珍しく農業を続け、観光農業にビジネスを拡大し軌道にのっています。
オーシルさんは失業イラストレーターから、何か国語にも翻訳された「キュッパ」 シリーズを生みだしました。
そしてヒルデさんは、東京から戻り、念願のPR会社での仕事を得て、生き生きとしています。
ツアー自体は8日間だけでしたが、素晴らしい出会いにはたくさん恵まれたことに感謝しています。
ツアーに参加くださったみなさん、そしてサロンに参加くださった方々、改めまして感謝申し上げます。
(Aoki)

今年もまた、このツアーに同行させていただくことが出来て、サロンでお伝えすることになったことは本当に嬉しく思います。
私からは、昨年も行った高齢者センターで出会った女性、インゲルさんをご紹介しました。実は、事前の打ち合わせでは、当日はおそらく施設長さんがアテンドしてくださると伺っていたのですが、代わりに登場したのが、ボランティアとして20年間この施設で働いているインゲルさん(御年、間もなく90歳!)だったのです。彼女はその年齢をまったく感じさせないほどパワフルで、ご自身のこと、施設のアクティビティのこと、トレッキングの遠足にも同行して10km歩くことなど、とても楽しそうに語ってくれました。
ノルウェーは安心の年金制度や、家族に頼らない価値観などが、定年後の第2の人生を支えています。インゲルさんの人生の選択はまさに「こんな風に年齢を重ねられたら素敵♪」と思わずにはいられない、輝きを放っていました。
是非、またお会いする機会がありますように!

後半は、ツアーの写真をたくさんご覧いただきました。実は、時間切れで、「食べ物」をまとめた写真がご紹介できなかったのですが・・・・ご参加者の皆さまにはこの場をお借りしてお詫びいたします。
それはまた別の機会に!
(Yoko)



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