各回のまとめ
ノルウェーについて学ぶサロン・講座レポート


第60回「ノルウェーってどんな国?」
   〜ラモナさんの語るその魅力〜

開講日時: 2013年2月16日(土) 13:00〜15:00
参加者数: 17名

●テーマ紹介文
気が付けば本講座も60回目の節目を迎えます。
多くのノルウェーファンの皆さまに支えられて、ここまで継続して来られました。何度も参加してくださっている常連の皆さま、そして、毎回1/3くらいは、初めて参加してくださる方々がいらっしゃいます。
ここでふと主催者として振り返りました。もしかして、まだ参加されたことのない皆さまの中には、このサロンは上級者向けと感じて敬遠してこられた方がいらっしゃるのではないでしょうか?
そう、一般的には「ノルウェー」という国は、まだまだ日本人にとっては馴染みのない「知らない国」だと思うのです。

そこで今回のサロンでは、改めて「ノルウェーとはどんな国なのか?」
その魅力を、日本の大学に留学中のノルウェー人、ラモナさんにPRしていただきます。
基本情報としての地理や気候から始まり、ノルウェー人の日常生活や気質、福祉政策など、ノルウェー王国の”自己紹介”です。
折しも2013年2月から、ノルウェーと日本の間にワーキングホリデー制度が解禁するのをご存知ですか?
この機会に、ノルウェーで暮らすために、知っておいてほしいことも聞いてみましょう。

ノルウェー語ワンポイントレッスンは、「ラモナさんに習うアルファベット」です。


●講師
青木順子(ノルウェー語翻訳・講師 ノルウェー夢ネット代表)
Ramona Gald Tveit (ラモナ・ガール・テヴェート)さん
  ノルウェー・ベルゲン出身、22歳
  ベルゲン大学卒業、2011年来日、慶応大学に交換留学
  言語学部
  趣味はファッション、読書、映画鑑賞、旅行など
  将来はファッションマネジメントの仕事がしたい

●講演内容
講師プロフィール/ノルウェーの基本情報:人口・地理と気候・ノルウェーの産業とビジネス・典型的なノルウェー人・福祉国家としてのノルウェー/ノルウェーに住む、住む予定の日本人へのアドバイス

●ノルウェー語レッスン
アルファベット Alfabetet

●付録
新規参加の方には・・・語学資料「ノルウェー語とは」,
       その他 フィンツアー提供の資料

2013年ノルウェーツアーのチラシ
ノルウェー案内人青木順子さんと行く
ベストシーズンのフィヨルドとオスロ暮らしを感じる旅8日間」


●主催者後記

今回のサロンは、急きょ講師が変更になって、参加された皆さまにはご迷惑をおかけしました。
タイトなスケジュールにも関わらず、快くピンチヒッターを引き受けてくれたラモナさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。
テーブルを囲んでラモナさんの話に聞き入りました
さてラモナさんは今までお迎えしたノルウェー人ゲスト講師とは違い、すごく入念な原稿を作って臨まれていました。
「こんな用意周到なノルウェー人がいるなんて〜」と驚くばかりです。
「ノルウェーってどんな国?」という大きなテーマについて、基本的な地理や気候、人口、移民といった話題から、さらに踏み込んでノルウェー人の人となりやノルウェー人との付き合い方など話題が広がりました。

私自身、ノルウェーと関わりを持つようになってもう20年近くになるのでいわば「すれっからし」みたいなところがありますが、そんな私でも目からうろこの事実がありました。
「ノルウェー人は口を開く前に2回考える」なんて事実は知りませんでした〜。確かにノルウェー人はシャイですが、そんなに熟考して言葉を選んでいたなんて・・・。驚きです!
これからノルウェー人と話すときは、ちゃんと実行しないとダメですね。

あと、ラモナさんの話すベルゲンの方言が、私には普段以上に通訳が難しく感じました。方言もノルウェー人にはつきものですから、どんな方言でも「どんと来い!」と言えるようになりたい・・・老後への課題でしょうか?
(Aoki)

ノルウェーはそれほど海外では大きな存在ではありませんので、私の母国に興味を持っている人と会えるといつも嬉しくなります。
私はノルウェーについての情報をもっと広め、ノルウェーに関心を持ってくれる人が増えるように望んでいます。
(Ramona)

今回、ラモナさんとお会いして、まずは日本語がとてもお上手であることに驚きました。さすが、言語学を専攻されているだけのことはあるなあと感心しきりです。ご講演はノルウェー語で、参加者の方々にも雰囲気を味わっていただけたかと思います。
お話の内容は盛りだくさんで、私自身もいろいろ勉強になりましたが、実はいちばん印象的だったのは、最後にお願いしたアルファベットの練習でした。初心者向けに選んだレッスンテーマでしたが、ベルゲン読みと、オスロ読みの両方を実演してくださって、私にはこれが「目からうろこ」・・・・基本のアルファベットから違うなんて!今まで、ノルウェーの方言を”標準語と関西弁の違い”程度に解釈していたのですが、甘かったのかもしれません。いつか、各地域出身のノルウェー人一同に集まっていただいて、方言の聞き比べをしてみたいものです。(スウェーデン語とデンマーク語と方言の区別もできない語学センス0の私ですが・・・)
そんなラモナさんの将来の夢は、ファッションマネジメントの仕事に就くことだそうです。何年後かには、得意の語学力を生かして東京でバリバリ働いているラモナさんに講師をお願いする日が来るかもしれませんね。楽しみにしています!
(Yoko)



第59回  第61回
参加者募集ページへ