最近の話題
ジャンルを問わず、ノルウェーの新聞などから、
面白い・興味深いニュースを紹介するページです。
この度、日記風にリニューアルしました。
ちょっと昔の「最近の話題」はこちらからお楽しみください♪

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2011年4月1日(金)
ノルウェーデザインと石油の関係

昨日、銀座三越の「北欧展」に行っても、かわいいノルウェーの雑貨や小物には出会うことはできませんでした。そもそも「北欧デザイン」という分野において、ノルウェーはほとんど無視されることに慣れっこです。
先日、Aftenpostenにノルウェーのデザインについて興味深い記事があったので、ご紹介しましょう(2011年3月30日)。

何でも、世界のイノベーション評価調査において、ノルウェーは平均以下のランクインだったそうです。その原因は、「ノルウェーにおける良質なデザインの欠落」とベルゲンのDesign Regionの所長さんは指摘しています。

そもそも、ノルウェーで成功したデザインは何があるでしょうか?
Stokke社のTrip Trappチェアは、1972年以来、700万個を売り上げています。また、Ekornes社のStresslessチェア(私も持っています!)は、550万個を売り上げました。

前述の所長さんによると、これら成功したノルウェーのデザインは、70年代初めのものという点に注目しています。この頃は、北海油田の発見に沸いた時期でもありました。
「油田の発見は、私たちデザイン業界にとって追い風になりませんでした。デンマークやフィンランドでは、自然資源がないことで、ノルウェーとは違ったマーケティングやデザインの発展に成功を収めることができたのです。」

ということで、この記事のタイトルは、「石油の後、デザインの成功はゼロ」というかなり厳しいものになっています。

デザインだけに限らず、世界的な価格競争で、ノルウェーの多くの産業がなくなってしまい、今ではMade in Norwayのものは本当に希少で値段も高いのが現実です。石油という莫大な収入源を得た代わりに、失ったものも多いのでしょうか・・・。

最後に建築・デザイン大学の先生からのコメントを引用しましょう。彼によると、ノルウェーの教育は、デザインとビジネスの結びつきが弱かったと指摘しています。
「産業革命は、すでに100年以上の歴史がありますが、このデザイン大学の歴史はわずか27年です。芸術産業がノルウェーに上陸したのは遅れていた一方、他の北欧諸国において良質なデザインが発展していました。」

デザインとそのビジネスの遅れを自覚し、これから頑張ってください!
いつの日かデパートの「北欧展」でノルウェーの物もたくさん見られる日を夢見ています。


オスロのデザインショップ

2011年3月25日(金)
ノルウェーにもゴキブリ?

「ノルウェーみたいにきれいな国でも、ゴキブリなんか出るんですか?」
とごくたまに聞かれることがあります。その度に、
「うんと汚い場所には出るみたいですよ」と、眉間に皺を寄せて答えていました。
私の想像する「うんと汚い場所」より、もっと広範にゴキブリは出てきちゃうみたいです。ご紹介いたしましょう(「Universitas、2011年3月16日)。

私がオスロ大学留学中に暮らしていたKringså Studentbyという学生寮では、ゴキブリの出没に悩む棟が3つあります。
学生のTherese Meyerは、共用台所に出没するゴキブリに頭を悩ましています。「とても気持ち悪いの。台所の床にはゴキブリの死骸があって、他のゴキブリがそれを食べちゃうのよ。」
う~、想像するだけで悪寒が・・・。
「特に台所の棚にたくさんいるみたいだけど、一体、何匹いるのか分かりません。」

大学寮を管轄するSiOにとっても、ゴキブリは頭の痛い問題で、対策費として15万クローネを毎年、計上しています。
ゴキブリ駆除の会社Anticimexによると、「全国の学生寮は他の住居に比べて、ゴキブリの問題が大きいですね」とのこと。
え?私も気づかずに学生寮に住んでいたのかな・・・?でも幸い、1匹も目にしませんでした。
なぜ学生寮にゴキブリが多いのか・・・という疑問に対して、Ancimexは以下のように推測します。「住人がひっきりなしに変わること、そして外国人学生が連れてきた可能性も捨てがたい」とのこと。やっぱり、またもや外国が怪しいんですね。
国民保健機構の研究者も、「短期間のうちに多くの住人が入れ替わり、たくさんの学生が低予算で世界中に旅行へ行きます。そうしたところからゴキブリを連れてくるリスクは増えます。」なるほど~。

そういえば、「北海道にはゴキブリがいない」という言説には、例外がないんですよね?
この記事を読んでみなさん、ノルウェーとゴキブリってあまり関連付けないでくださいね。まだまだ出るのはごく一部のエリアですので。
しかも、こんな「ゴキブリが出る」ということが記事になるくらいですから・・・。後は、お察し下さいませ。

僕がゴキブリを踏んじゃうぞ~

2011年3月16日(水)
サーモンをめぐる冒険

この度は地震・津波の被害に遭われた皆さまに心からお見舞い申し上げます。
1日も早い復旧ができますよう、お祈り申し上げます。

・・・今、ノルウェーの新聞は日本の地震や津波のニュースがトップを飾っていますが、あえて地震前の「平和ネタ」をご紹介したいと思います。

世界中の半分の人々が現在、サーモンを生で食べているとご存知でしたか?
そこに行きつくまでには、ノルウェー版「プロフェッショナル」の存在があったのです。早速、ご紹介いたしましょう(2011年3月5日)。

約25年前、まだ80年代にノルウェーの水産業はあることを知りました。
「東洋では、魚を生で食べている。」これは、サーモンもいけるんじゃないか?と。
そして20人のノルウェー人が、日本に派遣団としてやってきました。荷物にはサーモンを入れて。

ノルウェー大使館が一行を出迎え、そして彼らはおそるおそる寿司を口にします。
「それは完璧だった。おいしかったよ。」
と、Bjørn Erik Olsenは思い出を語ります。彼は若き水産業者として来日し、サーモンが寿司ネタとしてやっていけると感じました。「サーモンは色がきれいだし、健康的なイメージがある。」と。

現在では、世界のいたる場所でサーモンのお寿司を食べることができます。
でも最初のきっかけは日本でした。1985年に、「プロジェクトJapan」が発足します。
それまでノルウェーでサーモンを生で食べるということは考えられませんでしたが、「寿司」という強力なサポートを受けて、対日本へのサーモン輸出は飛躍的に伸びました。
それから世界へ。今では150か国へサーモンの輸出が行われています。

Olsenさんは、3月15日に来日するノルウェーのストルテンバルグ首相の一行に加わる予定でした。
でも・・・そうですね、地震のため訪日は延期となりました。残念です。
何とか、この恐ろしい地震と原子力発電所の危険がおさまり、また新たに来日を計画いただければ・・・と願っています。

サーモンがごろん

2011年3月9日(水)
警察学校がピンチ!

ノルウェーではずっとノルディック世界選手権のニュースばかりでした。
日本では刑事ドラマが花盛り。ほぼ毎日、「事件です!」な状況ですね(私も「デカワンコ」にはまってます♪)。

ノルウェーでは、警察官になるために「警察学校」(Politihøgskolen)があります。珍しく同校に関する記事を見つけたので、ご紹介いたしましょう(Universitas、2011年2月23日)。

なんでも警察学校はかつてないほど学生が増えているそうです。そこで問題となってくるのが・・・
「こことはとんでもなく窮屈です。学校は古びていて、一人あたりの場所もごく限られています。」と、学生委員がコメントを寄せています。
学校側も、窮屈さについては認めています。

2010年、警察学校は昨年比168人増の学生を受け入れました。2年間で、学生はなんと67パーセントも増えたそうです。それに加えて、毎年、現役の警察官が再教育として1000人も学校の門をくぐります。
こうした学校側の対応に、当然、学生たちは不満を抱いています。とくに、勉強するスペースがあまりにも窮屈なことに対して、不満が上がっています。
「2,3の小さな勉強スペースがありますが、それに対して学生の数は多すぎますね。それに屋根からは雨漏りがするんです。」

スペース不足は、狙撃練習にも影響を及ぼしています。
学校では狙撃練習をする場所がないので、わざわざオスロから離れて狙撃練習に遠征しなくてはなりません。
2010年春学期、狙撃試験に10人に1人の学生が落第しました。
こうした落第率の多さについて学生たちは、校内で狙撃練習ができないことと関連していると思っています。

どうしてこんなに警察学校に人気が集まるのかはこの記事からは分かりませんでしたが、ノルウェー人の「窮屈だ」は、おそらく日本人にとっては「え?そう?」くらいのレベルかな、と思います。
ただノルウェー人は常にスぺーシーな空間に慣れているので、警察学校も早急に手段を講じないと、マズいですね・・・。

お馬に乗って警備です!

2011年3月2日(水)
仁義なき新聞戦争!

ノルウェー人は新聞好き、と言われていますが、昨今のインターネットの普及により、新聞発行部数の落ち込みが如実になってきました。
さて、「サバイバル戦争」に生き残るのはどの新聞でしょうか?(Aftenposten紙、2011年2月19日)

再びトップの座についたのが、この欄でもしばしば引用しているAftenposten紙です。特徴は、「宅配購読している人が多い新聞」だということ。
2000年には27.6万部の売上で、2010年は23.9万部と落ち込みがそれほどでもないのが、トップのゆえんでもあります。

これとは対照的なのが、タブロイドのVG紙です。2000年には37.5万部でしたが、2010年には23.3万部と、落ち込みが激しいですね。皮肉なことに、インターネット版ではVGが他紙に差をつけ、トップの座にあります。
また、VGと並ぶタブロイド紙のDagbladet紙はさらに落ち込みが深刻で、2010年の売上は9.8万部という低い水準です。
以前は紙で買ってくれた人が今ではネット版に移行している様子が分かります。

タブロイドといえばゴシップですが、ゴシップ雑誌のSe og Hørも部数を2万部近く減らしています。どうしたんでしょう?急にノルウェー人はゴシップに興味がなくなったのでしょうか?
・・・とは思えないので、やはりそうしたネタはネットで十分、と考えている人が多いのでしょう。

私自身、もちろんネットでも新聞をチェックしていますが、紙が好きなので、わざわざAftenpostenの土曜日版を購読しています。これからも、「お、これは」と思わせる記事をお願いしますね。

ナゾの東洋人、新聞を読む

2011年2月25日(金)
岡山での講演会(ニュース番外編)

最初に講演のご依頼が来た時には、驚きました。「岡山ですか?行ったことありませ~ん」。
ですが、こういう機会でもないと行けないことも確か。
また、地方都市において、ノルウェーという国をテーマにどれだけの人が集まるのか、興味がありました。
そして、2月23日の夜、講演を行うこととあいなったのです。

主催は、財団法人「岡山県国際交流協会」。担当者の方は、大変、きめ細やかな方で、準備段階から、お世話になりっぱなしでした。
ノルウェーのイベントでは人が集まらない、と強迫観念に駆られた私は、「人、集まっていますか?」と悲鳴にも似た問い合わせをしたのですが、「定員の80人のお申込みがありました」と聞いて、一安心。
さらに講演日が近づくと、定員以上のお申込みがあったことをうかがいました。何でも、ノルウェーの前週に、フィンランドをテーマにした講演があり、そちらも定員以上の大盛況。「フィンランドは聞いたし、ノルウェーも聞いてみるか」というお声が多かったそうです。
そしてお申し込みは、140人にもなったと聞いて、本当に驚きました!
これは責任重大だわ~と、久しぶりに乗る新幹線で、気がちっちゃめの私は緊張度を上げていったのです(あ、でも駅弁食べてました)。

さていよいよ岡山に到着。駅前はさすがに賑やかです。ホテルにチェックインし、会場の岡山国際交流センターへ。立派な建物です。
遂に担当者の方とお目にかかることが叶い、会場を下見。「私にはもったいない・・・」とため息つきたくなるような、素晴らしい大ホールでした。
それから、またまた立派な講師控室に向かい、豪華なお弁当をいただきました。
普段、地面をはいつくばるような生活を送っているので、こうした「先生あつかい」には慣れていません。ここまで尽くしていただいて、失敗は許されない!と、気がちっちゃめだけど、自分にプレッシャーをかけるのが大好きな私は、緊張を上げていきます。

講演時間が近づき、会場へ再度向かうと、受付している人がたくさんいらっしゃいました。
なぜか、「申し訳ない・・・」という気分になる講師。
裏から前の講師席に向かい、改めて、広い会場に大勢の人が着席していることを確認。
年齢層は、20代~70代、80代でしょうか。とても幅広い感じです。
「あ、すみません、私が講師なんです」と卑屈な笑みを振りまいて、着席すると・・・。

担当者の方が、私を「青木順子様」と呼んで、簡単にプロフィールを紹介して下さいました。
いよいよ、壇上に向かいます。簡単にご挨拶をし、ノルウェー大使館からお借りした「Impression of Norway」というDVD(約5分)を流します。ノルウェーの美しい景色と、簡単な自国の紹介が楽しめる内容です。

ところで当日の講演タイトルは、「ノルウェー~世界一暮らしやすい国の素顔とは?~」というものでした。まずみなさんに、「スカンジナビア3カ国はどこか分かりますか?」とお聞きすると、やっぱり「フィンランド」の声が多くあがります。答えは、スウェーデン、ノルウェー、デンマークですね。

講演では主に「ワーク・ライフ・バランス」の面から、仕事と家庭を男性も女性も両立できる国の施策や人々のメンタリティーに触れました。
さらにノルウェーの社会を築く「平等」の概念、また自分の留学体験などお話しました。
そして最後に「ノルウェー式は日本で取り入れることは可能か?」という検証を行いました。ノルウェーのうらやましい話だけではなく、高い税負担や「不便さを共有すること」が必要なことをお話して、講演は終了です。

質問のお時間は活発に手が上がり、講師冥利につきました。最後も暖かい拍手をいただき、心の中でうるっときます。
また講演終了後、お声をかけて下さる方々がいらっしゃいました。
東京にいらっしゃるお子さんが夏からノルウェーの大学に留学されるお母様がいらっしゃって、「世間って狭い!」とびっくりです。
あと、75歳の男性から「私は講演マニアで、聞いた講演者のリストを作っている。あんたは、二重◎や。」と、すごく率直で飾らないお誉めの言葉をいただき、すごく嬉しかったです。

担当者の方から、アンケート結果も良かったとうかがい、翌日は心おきなく倉敷観光に専心できました。
これからも、地方から(もちろん都心でも結構ですが)お声がかかれば、「ノルウェー伝道師」は、喜んで参る所存です!

なお、今回の講演のご案内はこちらでご覧になれます。

立派すぎる演題

2011年2月18日(金)
学生とお酒の危ない関係

はい、私もノルウェーの大学に留学した時にはびっくりしました。ノルウェー人学生の飲みっぷりにです!ビールはもちろん、ワインも水のように飲んでいく・・・。嗚呼、ヴァイキングの末裔ってこういうこと?阿鼻叫喚のシーンを幾つも目撃してきました。

で、「大学新聞」(Universitas)に、「10人に4人が飲み過ぎ」というタイトルの記事を見つけ、膝を打ちました(痛い、膝が!)。どんな内容かご紹介しましょう(2011年2月16日)。

ノルウェーは「男女平等」の国として知られていますが、大学生の飲酒姿勢にもそれが見て取れます。というより、女子学生の方が男子学生よりも、「飲酒危険ゾーン」の割合が高いことが分かりました。
全国の大学生のうち、飲酒パターンが深刻なケースは43%という、かなりの高い数字を叩き出しています。
女性は男性よりもアルコール耐性が低いことはノルウェーも同じ。よって、健康にハイリスクをもたらす飲酒生活を送っている学生は、女子が50パーセント、男子が33パーセントとなっています。
確かに、女の子たちも飲みっぷりがすごかったと思い出しました。

ただ記事を読んで驚いたのは、ある学生のコメントでした。
「週に5回飲むよ。」
え?5回も?
私が留学していた頃は、飲んでも水曜日、金曜日、土曜日の夜だったと思うのですが、今では週5もアリなんですね。よくお金が続くわ~、居酒屋もないのに。

先ほど、アルコールによる健康被害は女子の方が深刻と書きましたが、学業が疎かになるのは男子の方が割合的に高いようです。26パーセントの男子学生が、飲酒が学業に支障をきたしているという結果でした。

識者のコメントによると、「多くの学生が一人で大学のある街に移って来て、人とのつながりを求める中で、お酒に頼る場合が多い。」とのことです。
「飲めば分かる」って日本のサラリーマン社会にだけある慣習ではなかったのですね。
いずれにしても、早いうちからの飲酒は、健康にもお財布にも優しくないので、みなさん、自省しましょう!
と毎度、ここで書いてもいかんともしがたい終わり方で、本稿も終わります・・・・。

これは日本の居酒屋です

2011年2月9日(水)
憧れのFukuya訪問 (ニュース番外編)

同じ「北欧」というくくりで、活動をしているのに、圧倒的におしゃれ度が違うのが「北欧ヴィンテージ」と「ノルウェー語」。
言うまでもなく、前者の方がおしゃれ度が高いです。はい、みなさま、納得ですね。

何度かネットでノルウェー食器を購入したFukuyaさんのリアルショップが昨年末にオープンしたのですが、開店日がいつもレッスンなどと重なり断念。
「う~~行きた~い!」と思っていたのですが、ちょうどフィンツアーのツアーチラシができ、置いて頂こうと図々しく決意。
オーナーのミタさんに、「行かせてください」メールを送ったところご快諾を頂き、いざ、自由が丘へ。バスに揺られて、目指すは水色のお洒落な外観のショップ。

Fukuyaさんのサイトで写真を見ていたのですが、実際のお店はさらに感動もの☆
「う、美しい・・・」と言葉も出ません。こればかりは、絶対に足を運ばれないとわかりません。オーナーのミタさんもお店にぴったりな素敵な方で、「天は二物も三物も与えるのね」と納得です。お互いに北欧人の習性など知っているので、お話していても楽しいです。

店内には、私が好きなノルウェーのブランドFiggjoの食器も並んでいて、思わずタンブラーを衝動買いしました。また、4月6日にノルウェー大使館で行うイベントのクイズの優勝者に差し上げる景品も買いましたよ。ぜひ、楽しみにしてくださいね♪

さて、ミタさんのご主人と、もう一人、「よ、旦那!」と呼びたくなるようなルックスの男性がお店に入ってきました。その「旦那」は、同じく北欧ヴィンテージショップThe Time Has ComeのオーナーのOさんでした。
Oさんは、いい意味で(?)「おしゃれな北欧ヴィンテージショップオーナー」のイメージから離れたとても面白い方。「ノルウェーは行ったことないね」とあっさり言われちゃいました。

それから4人で、近所のロシアンレストランで楽しく食事。Oさんの爆笑トークや、ネットショップならではのご苦労話も聞けて、あっという間に時間は経っていきました。ミタさんとOさん、同じ業界なのに、キャラが圧倒的に違って面白かったです。北欧ヴィンテージに興味がある方は、2つのお店に行かれることをお勧めします!

Fukuyaさんの次回のオープンは2月26日(土)だそうです。こちらから詳細をご覧ください。

おしゃれ度は圧倒的に違っていても、これからもよろしくお付き合いお願いしたいな~と思いつつ帰路につきました。
ミタさん夫妻、Oさん、Takk!

おとぎの国のようなショップです♪

2011年2月4日(金)
ノルウェー語できないとあきまへんで~

ヨーロッパ各国で、移民政策は頭痛の種です。そして、社会に統合させていくために様々な施策がなされています。
ノルウェーでも、少し、新しい動きが見られたようなのでご紹介しましょう(VG紙2011年2月3日)。

労働党(Ap)が、「統合政策」の一環として提案したことは、移民がノルウェーの市民権を取得する際に、ノルウェー語の能力を求めることでした。
というのも、ノルウェー語ができなことがネックになって、仕事が得られなかったり、社会に溶け込めない状況が、特に女性に多く見られるからです。

それらの事情を鑑み、労働党の提案は、市民権の申請をする人すべてに、ノルウェー語の試験を義務付け、合格することが必要になるという内容です。この作業部会のトップであるストーレ外相によると、来週の水曜日にこの提案書を提出するそうです。

試験を受験する前のノルウェー語の授業は600時間を義務付けるそうですが(現在は300時間)、これは逆にいうとノルウェー政府の持ち出しが増えることになりますよね。
いいな~、たくさん授業が受けれて!と喜ぶのは、私だけ?

で、イマイチこの記事を読んで分からなかったのは、見出しが「労働党は、移民がノルウェー語の口頭試験に受かることを求める」でした。
筆記じゃなくて口頭試験だけでいいのでしょうか?
いずれにしても、まだ労働党が提案を出す段階なので、制度が変わるとしてもあと何年かかかると思います。
ノルウェーに移住を考えている方、ぜひ、うちのノルウェー語レッスンを受けてから、来ノルしてくださいね♪(←って、便乗商法?)

ノルウェー語テキストです☆

2011年1月28日(金)
2010年人気の名前発表!

パソコンのソフトを新しくバージョンアップすると、いろいろと勝手が分からなくて、緊張します・・・。ここまで来るのにも大変でした!
と愚痴はこれくらいにして、2010年、新生児の人気名前ランキングが載っていましたのでご紹介しましょう(Aftenposten紙、2011年1月25日)
まず女の子から
  1. Emma
  2. Linnea/Linea
  3. Sara/Sahra/Sarah
  4. Sofie/Sophie
  5. Nora/Norah
  6. Ingrid/ingerid/Ingri
  7. Thea/Tea
  8. Emilie
  9. Ida
  10. Maja/Maia/Maya
という結果はご納得ですか?短い名前が多いですよね。
1位に輝いたEmmaは、2000年代になってから人気を博しているようです。3位に入ったSaraは2002年と2007年にはトップに輝いたそうですが、私の知人にSaraはまだいませんね~。
あと指摘されているのが、語尾が-a、-ahの多さですね。関係ないかもしれませんが、ヨースタイン・ゴルデルの小説から、SofieとMajaが入っています。

では男の子に行きましょう♪
  1. Lucas/Lukas
  2. Emil
  3. Mathias/Matias
  4. William
  5. Magnus
  6. Markus/Marcus
  7. Jonas
  8. Kristian/Christian
  9. Oliver
  10. Alexsander/Aleksander
はい、ということでこちらの結果はいかがでしょうか?
Lucas/Lukasのトップは3年連続だそうです。おめでとうございます♪ 2位のEmilは近年になって特に増えている名前で、昨年も2位だったそうですね。
アップダウンの多いのが、Kristianです。1904年までは10位に入っていましたが、その後、人気は廃れてしまい、再び上昇に転じているという運命です。

その他、スウェーデンで人気の名前の影響がうかがえるそうです。
例えば、女の子のMaja、男の子のWilliam, Lucas, Alexsanderは、スウェーデンでもトップ10に入っているそうです。

日本では最近、漢字で読むのが難しい名前の赤ちゃんが多いですけど、ノルウェーには漢字がなくて良かったですね(って、これオチ?)。

Hva heter du?(あなたのお名前なんてゆーの?)

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