前回の更新でも書きましたが、ノルウェーは地方選挙に向けカウントダウンが始まっています。
本選挙の前に、ノルウェーでは高校生が投票する「高校生選挙」が行われました。この結果は、本選挙には加味されませんが、影響を与える大事なものです。こういう制度って、若いうちから政治に対する責任感ができていいですよね。
早速、選挙速報をお伝えしましょう(Aftenposten紙、2011年9月7日)。
まず何と言っても、勝者は労働党(Ap)でした。得票率は29.7%で、2007年の高校性選挙より8.5ポイント上昇しました。
肉薄したのは、保守党(H)です。得票率は24.3%で、2007年の選挙に比べて6.8ポイント上昇しました。
逆に票を落としてしまったのは、左派と右派です。
左派社会党(SV)の得票率は4.9%で、2001年の数字では21.5パーセントだったことを考えると、深刻な後退ぶりです。
また7月22日のテロ事件で、容疑者との関連が取り沙汰される進歩党(FrP)も、得票率は16.5%で、前回より7.5%を低下しました。
識者のコメントによると、若者がかなりの左派や右派よりも、より穏健な党に投票したのは、やはり7月22日のテロ事件の影響があるのでは、と指摘しています。「連帯を求め、極端さを嫌ったのでしょう」と。
さて本選挙は、この高校生選挙の結果にどの程度影響を受けるでしょうか?ドキドキしながら結果を待ちたいと思います♪
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