ノルウェー夢ネット企画・テーマ別講座・ノルウェー語入門コース |
●日時:【第77回】 2017年7月30日(日) 14:00~16:00 ●場所:日本映像翻訳アカデミー ●講師:青木 順子 (ノルウェー語講師・通訳・翻訳 ノルウェー夢ネット代表) |
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●参加者数: 16名 |
●講演内容: ランキングから見るノルウェー/様々な世代に触れたノルウェーでの体験 ①高齢者介護施設見学~ノルウェーの介護の現場を知りたくて 訪問先 Grünerløkka sykehjem ②ノルウェーでの高校での講演 テーマ「日本の若者について」 ~高校2年生の社会科の授業にて 訪問先 Nesbru videregående skole ③ 育休中の女性医師宅訪問 ~縁は異なもの、味なもの 様々な世代に触れた感想/ノルウェーに学ぶ幸福のヒント? ●ノルウェー語レッスン:あなたは人生に満足していますか? Er du fornøyd med livet ditt? ●配布資料:サマリー、ノルウェー語について、ノルウェー語&セレクトレッスンチラシ及び7月期の開講予定 ●参加者の感想から(抜粋): |
・Tusen takk! ありがとうございました。いっぱいお話をきくことができてわくわく!!特にStineさんの「なりゆき編」がゆかいでした!!昔、セブンティーンを読みましたヨ。買ってみたくなりました!(東京都K様) ・Takk for idag. Jeg lærte nye ting. ノルウェーの老人ホームを学び、日本の老人ホームや今後の生き方について考えさせられました。(埼玉県T様) ・先生のお人柄の良さがわかる、温かいセミナーでした。ノルウェーのお子さん達が19時頃寝るという事実にとてもびっくりし、このinfoだけでも私にとっては貴重なものでした。ありがとうございました!(愛知県O様) ・高校へ訪問した際の話がとくに面白かったです。Seventeenへのノルウェー人の反応はとても笑いました。ブロンドの女の子たちが興味を持ってくれていたのが個人的に嬉しかったです(笑) (神奈川県K様) ・時間的にもちょうどよいかと思います。(埼玉県F様) ・写真がたくさんあって現地に自分も行ったような気分になりました。先生のちょっとした感想がやっぱりツボでおもしろかったです!セレクトレッスンでまた参加したいです。Tusen takk! (神奈川県H様) ・今日はありがとうございました。ソフトなお話でここち良く聞かせていただきました。(福岡県N様) ・今日はとても楽しかったです。マイナーコンテンツ(?)ですので、生のお話しを聞けるのはすごく貴重なことだなあと思いました。青木先生の本で今ノルウェー語について勉強中ですので、もっと頑張らねばと今日の講座ですごくパワーを頂きました。ありがとうございました。(東京都T様) ●主催者後記: 「もうすぐノルウェーに行く!」と分かった段階で焦りました・・・。昨年9月のノルウェー旅行での体験をきちんとお伝えしていない、と。 行く前に狙ったわけではなかったのですが、期せずして、様々な世代に触れることができた滞在でした。 高齢者、高校生、そして赤ちゃんや子ども、働き盛りの人、そして猫。 まだまだ私も知らないノルウェーに触れることができました! 今回のサロンでは、久しぶりに参加者の皆さんに「受講動機は?」とお聞きしました。「ノルウェーはまだまだマイナーで」「興味はあるのに、情報が少なくて」という声を聞くたびに、ネットはこれほど普及してもノルウェーに関する情報は足りていないのだなぁと実感します。 幸福度世界一を始め、たくさんのランキングでトップなのに「未知の国」であり続けるのは、逆にノルウェーすごい!という感慨もありますね。 こうなれば徹底的にドメスティックに、語り部に徹しましょう!と2時間近くお話ししました~。 ノルウェーに行かれたことがない方が多いですし、なかなか普通の観光では行かれないところが多かったので、写真をたくさんお見せしました。 担当者が「こんな80年代に作ったくたびれた施設でいいの?」と見学させてくれた老人ホームは、私の眼には全然くたびれているように見えませんでした。ノルウェーではとっくの昔に改善がなされた老人ホームの個室化ですが、自分の家具や私物を持ち込めるところがいいなぁと感じますね。カーテンも自分のお気に入りに変えられる。カーテンへのこだわりを感じました! 高校での「日本の若者について」の講演は、実際の準備から大変でした。でも、どんな経験でも無駄じゃないですね。 高校生たちは予想に反し、ちゃんと話を聞き、とてもストレートな質問を投げかけ、持参した雑誌Seventeenもウケてくれて、頼まれていないのにまた行きたいくらいです~。 最後の育休中のお宅訪問エピソードは、民話風に仕立ててご紹介しました。偶然の連続で、予期せずお宅まで訪問し、夕食までご馳走になったのです。 小さなお子さんが3人いる医師夫妻の家で感じたことは、「子育て支援に手厚すぎることはない」でした。 ノルウェーに行くたびに「なんて健康な生活!」と感じます。 日本の社会をノルウェーのように変える、というのは無理だと思いますが、ノルウェーはいろいろな分野でどんどん先手先手で対策を立て、実現化していますね。 今年のノルウェー旅行の予定はまだ立てていませんが、新しい出会いに期待しています♪ 本日お越しの皆さま、ありがとうございました!アンケートも熱心に書きこんでくださり、感謝です~♪ (Aoki) 事務局として事前にプレゼン用のパワーポイントを確認していた私ですが、終わってみれば、やはり体験談というのは直接聞いてこそ!ですね。ひとつ、ひとつのエピソードの説得力が違いました。ご参加者の皆さまもノルウェー人ならではの価値観や、等身大の暮らしぶりを感じ取っていただけたのではないでしょうか? アンケートの回収率はなんと滅多にない100%(過去にあったかしら?)。いかに皆さまが本気で話を聞いてくださったかが伺い知れました。ありがとうございました。 個人的には、日頃、別の活動で高齢者の暮らしや住まいの向上に取り組んでいるのですが、今回、青木が行きやすさだけで選択した古びた老人ホーム(日本の特別養護老人ホームに近い重度の要介護者向けの公的施設)の様子が、私のこれまでの感覚が間違ってはいなかったと確信を持たせてくれました。 現地視察と言うと、どうしても構えて最先端の施設に行きがちですが、ノルウェーの施設は、建物が古くても、田舎町でも、一般住宅と見分けがつかないような自由・自立のクオリティが備わっていますね。当たり前すぎて、当人たちは気づいていないかもしれませんが・・・。 私がノルウェーに在住していたときに、ノルウェー人の知人がこぞって「老後は心配していない」「年金生活が楽しみ」とか、若い女性からは「ノルウェーでは仕事を持ってから子供を産まないと損よ」といった会話をしていたのを思い出します。夏も、冬も、毎日欠かさず裏山を散歩したり、ランニングやスキーをしていたあらゆる世代のノルウェー人たちと、そんな国民の習慣を支える国をあげた環境づくり。 17年経っても変わらないノルウェーが今なお健在であることが嬉しくもあり、恨めしくもあり、そして更に良いものにしようとスピーディに制度を見直していく潔さに「やっぱりノルウェーって、芯が通っていて気持ちがいい国!」と惚れ直しました。 (Yoko) |
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