日本-ノルウェー協会新年会!

日本-ノルウェー協会(NJS)の新年会が、1月20日に行われました!
ここ3年くらい、しぶとく参加させてもらっています。楽しい思い出とともに振り返ってみたいと思います。

今年の参加者は115名ということで、過去最高だったようです。そんなに日本とノルウェーに関係ある人がいるんだ~と感動ですよね(その全員がノルウェー語教室に来てくれたら・・・と皮算用)。
何人かのノルウェー語レッスンの生徒さんたちと参加しましたが、おお、会場はたしかに人でいっぱいです!
第一部は着席で、まずは妹尾会長のご挨拶からスタートします。続いてノルウェー大使のご挨拶が続きます。日本とノルウェーの国旗が掲げられ「日ノル友好愛」が高まります♪

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協会には合唱団があり、日本語とノルウェー語でグリーグの歌を披露してくれます。毎年、新年会で合唱を披露してくれるので楽しみです!
そして今年は、日本グリーグ協会の坂本真由美さんがピアノでグリーグの曲を演奏されました。会場全体が「すばらしい!!」と絶賛。グリーグの曲を聞くと、西ノルウェーの荘厳な景色が思い出されますね。

・・・と素晴らしい演奏の余韻の中、2部の立食パーティへ突入です!
おお~、お料理がおいしいNJSの新年会。こんな感じでした~。まずは、やっぱりお寿司から。

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そして、きれいなお料理の数々!! 

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それから、みんなで乾杯!Skål!

参加者が多かったので、お料理を取りにいくにも長蛇の列でした。
ただ、今日は生徒さんたちに「ノルウェー人とノルウェー語で話してもらう」が大きなミッションだったので、料理はほぼ手をつけませんでした・・・というのは冗談で、生徒さんから「センセイ、ずっと食べてますね」と呆れられたほどです・・・。

中にはノルウェー人と話すのは初めて、という生徒さんもいましたが、ノルウェー人と自己紹介や挨拶を実践。
ただ緊張のせいか、言葉に詰まるシーンも度々で、私は後ろから(すごーく昔にバッシングされた某老舗料理店のささやき女将のように)「~って言ってます」と通訳をし、会話を続ける手助けをしました。

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他にも知り合いの人や初対面の人ともお話しなどしながら、すっかり宴はたけなわ。
恒例の「ビンゴ大会」もスタートします!!司会役は、夢ネットのイベントでおなじみのアネッテさんとStyleNorwayのミカールさん!
アネッテさんのブーナッドは本当にお似合いで、写真を撮っている人がたくさんいました~。

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生徒さんの中で、私も持っている「ノルウェーサバTシャツ」が当たった方がいました・・・
クジ運の悪い私でも過去2回「ビンゴ!」を当てたのですが、今年はハズレでした・・・。中には、箱入りの豪華スモークサーモンを当てている人もいて、思わず写真を撮りに行きます。

その後も「ご歓談」は続き、いろいろな人と知り合いになれたり、久しぶりの方とご挨拶できたり、やっぱり社交って大事ですね~(今年、新年会に参加したのは1回だけだった私が言うと、説得力ありますよね??)。

早いもので、お開きの時間。
生徒さんたちとアネッテさん、ノルウェー大使館商務部の方と集合写真を撮ったり、最後まで賑やかでした。
今年も「ノルウェー伝道」に精進し、来年の新年会も参加したいな~と考えながら帰路につきました~。
NJS幹事のみなさま、ありがとうございました!!

粋なお土産!

粋なお土産!

『3日でまわる北欧inオスロ』ブックレビューです!

森百合子さんは、以前から「ノルウェーに優しい」と感じてました。
北欧の中でも地味~で目立たないノルウェーに対してどうしてなのかな~?と思っていましたが、その疑問は3日でまわる北欧 in オスロ(森百合子著、SPACE SHOWER BOOK)の「はじめに」と「あとがき」を読んで何となくわかった気がしました。

もうノルウェー好きは表紙で「こんなに可愛い場所があったのか?」と驚き、「はじめに」の時点で号泣です~!引用しますね。
北欧のいい人代表、ノルウェー人

・・・涙をぬぐってページを進めていきましょう!
やはり森さんといえば「コーヒー」。どんなカフェをどんな切り口で紹介するのは、ワクワクです。これはぜひ、本を買って確認しましょう♪
面白いのは、バリスタへのインタビューに「休日は何をしているの?」の答えが「うーん、コーヒーショップに行くかな」という件。
ノルウェー人とコーヒーの関係性がうかがえますね。

さらにコーヒーと言えばパン。『コーヒーとパン好きのための北欧ガイド』(森百合子著)で皆さん、刷り込まれましたね!
「オスロのパンの楽しみ方」というページから、引用します。
「これまで北欧でパンを食べ歩いてきて、日本人の口に一番合うだろうと思うのがノルウェーのパンである。」
ええ、ホントですか? 以下、その理由がつづられているのですが、おお!と納得して膝打ちまくりです。痛いぞ、膝が。パンの写真を見ながら、た、食べたい!

他にも森さんの得意分野である「デザイン」。はい、ノルウェーのデザインはちょいちょい「北欧デザイン特集」でハブられてます!
ノルウェーデザインをよく知るFuglenのオーナー、ペッペさんにインタビューしているのですが、ここは必読です!
日本でも有名なキャサリンホルムのロータス柄の意外な秘話も「へ~」と驚きました。

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グルーネルロッカのガイドも充実の一言です!
日本のガイドブックを見て実際に行ったけど「大したことないじゃない」という声を聞いたことがありました。実は私もそう思っていたんですが、2013年あたりから考えを改めましたね~。昨年9月は、泊めてもらった友達の家がまさにグルーネルロッカの中心だったので、「お、これは!」というユニークなお店で楽しみました。
でも森さんの本には、まだまだ知らないお店(ヴィンテージファッションのお店など)が載っていたので、次回のオスロ行が楽しみです♪

知らないと言えば、Kampen(カンペン)エリアが紹介されていたのも、驚きました~。
実は昨年3月の「ノルウェーについて学ぶサロン」で、ゲスト講師のOLA君が出身地であるKampenについて熱くプレゼンしてくれていたのです。古い家や建物が残っている独特な街並みですが、まだ行ったことありません。地元の人も、日本のこんなにステキなガイドブックに紹介されて「おお~」とびっくりすると思います。

旅の楽しみは「食べ物」がありますが、ことノルウェーは物価が高いこともあり、「滞在中はスーパーで買ったものだけで済ませました」という方も珍しくありません。うう・・・それでは悲しいですよね。でも森さんはちゃんと、リーズナブルでおいしいレストランも紹介してくれてます!クローネは安くなっているので、ぜひおいしいお店でノルウェーの料理を堪能するチャンスですよ~。映画監督ベント・ハーメル監督が昔のノルウェー外食事情に触れたページに笑っちゃいました。

他にユニークなページは「地元っ子に聞いた本音のおすすめ」です。
ベント・ハーメル監督のおすすめレストランは「ホルテンさんのはじめての冒険」で出てきたようなお店なのかな~と想像。行きたい!おじさんがいっぱい!
不肖・青木も図々しく載ってます!(Jackも載ってますよ~)ぜひご覧あれ~。
あと「ちょこっとノルウェー語」も監修してます♪

最後の「ノルウェー人になる方法」で爆笑し、
「あとがき」で森さんとオスロの最初の出会いに涙してくださーい。

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1/31開催の「北欧ぷちとりっぷ vol.6~ノルウェーってこんなに可愛かったんだ!の巻」では、森さんの取材話を聞けます!さらにFukuyaの三田店(番)長が「永久保存版」の北欧ビンテージのプレゼンも!!青木は、ゆる~く「ノルウェー語」からノルウェー人に迫ります!人気の「北欧男子トーク」はついに幻のツチノコならぬアイスランド男子も出場します!北欧検定は現在、鋭意作成中・・・!
・・・会場ではたくさんの北欧ショップも出店しますし、もちろん『3日でまわる北欧 in オスロ』の販売とサイン会もありますよ~。チケットご購入の方はぜひこちらのリンクをご参照ください♪
http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_151210205085_1.htm

『北欧ぷちとりっぷ vol.6 ~ノルウェーってこんなに可愛いかったんだ!の巻』1/31開催!

すっかり「ぷちとり」の愛称で親しまれている愛されイベント「北欧ぷちとりっぷ」がもう6回目です!
森百合子さんの『3日でまわる北欧 in オスロ』発売記念として・・・・
『北欧ぷちとりっぷ vol.6 ~ノルウェーってこんなに可愛いかったんだ!の巻』が開催されます。場所はいつもの東京カルチャーカルチャー(お台場)!日にちはもう今月、1/31です!

「ノルウェーってこんなに可愛かったんだ!」というタイトルを見ただけで涙で画面が・・・・・・全国にどれだけいるか分かりませんが、ノルウェーファンの皆さん、事件です!!きっとこの機会を逃すと、こんな大きな会場で「ノルウェー愛」に満ちたイベントはないかもしれませんよ~。だって告知ページの新刊表紙が、可愛いすぎます!!

・・・ということで1月31日は万難を排して、お台場で「ノルウェー愛を叫ぶ」を実行しちゃいましょう♪

プレゼンターは、森百合子さん。
乙女なオスロ、ワイルドなオスロへ」というタイトルから、どんな内容なの?と興味がわきますね~。オスロの最新カフェ事情からグルメな店ということで、第一人者の森さんのプレゼンは必聴です!ちょこっとだけ新刊のお手伝いをしたのですが、もう完成が待ち遠しい~。
その他、「雑貨やビンテージショッピング情報、さらにノルウェー人的街歩きの楽しみ方まで、可愛くてワイルドなオスロの魅力をご紹介。取材裏話も含め、ぷちとりでしか聞けないオスロ&ノルウェーガイドをお楽しみに!」とありますね。森さんの写真セレクトはいつも感心しちゃいます。ちょっとおとぼけ調のトークも期待大です♪

そして北欧ビンテージ番長、Fukuyaの三田陽子さん。
永久保存版ー北欧ビンテージデザインの見方」。おお~~、永久保存版出ました!!引用します。
「ビンテージファンのみなさま、お待たせしました。ぷちとりの北欧ビンテージ番長が帰ってきました!今回のテーマはずばりビンテージデザインの読み取り方。良いビンテージって?要注目のノルウェー「トゥーリ」デザインをはじめ、読み解けばもっと面白くなるビンテージデザインのお話。」だそうです。三田さんのお話は、深ーい知識を分かりやすく目からウロコの分析や解釈でプレゼンをしてくれるので、ビンテージの見方が変わることは必至です!ブラックなネタにも期待しちゃいましょう~。

不肖・ノルウェー夢ネットの青木順子ですが・・・
ノルウェー語から大解剖!あなたもノルウェー人が好きになる」です!
ま、一応「ノルウェー語」が本業なのでこんなタイトルです。ノルウェー人を理解する上でキーとなる単語や表現を通じて、「知られざる」「未知の」「手つかずの」ノルウェー人を理解し、温かく見守ってほしいなぁ~という趣旨のプレゼンを予定しています。

もちろん、毎回大盛り上がりの「北欧男子トーク」はありますよ!ノルウェー男子のジャック、デンマーク男子のイェンス&エスベン、フィンランド人のヨウコ、さらに初のアイスランド男子が参戦予定です。
アイスランド人を見つけるのは大変で、毎回諦めていたのですが、生徒さんのご協力を得て「マフィン作り」が得意な留学生に参加してもらう予定です!
世間の「ステキ北欧」を裏切る北欧内のもつれる愛増にご期待あれ!!(ホント、喧嘩するほど仲がいいを実感しまーす)

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少しずつ集まっているようですが、北欧男子への質問をTwitterで募集しています。#北欧ぷちとりっぷ とタグを付けて気軽に投稿してくださいね!

さらに「北欧検定」もやっちゃいます!難問珍問の連続ですが、案外、正解率高いですよね~。
「北欧へ行きたいか~!」を合言葉に、他ではあまり手に入らないユニークな北欧の景品をゲットしてください♪

さらにさらに、ぷちとりといえば北欧系ショップが出店することもおなじみですよね~。私も毎回、何かしら買ってます!以下、出店リストですよ!
・北欧ビンテージ食器・雑貨 FukuyaウュクシJoySticka
・北欧食材・雑貨 アクアビットジャパン/ブランウェイ
・北欧デザインアクセサリー コルヤマトカ・北欧書籍ジュウ・ドゥ・ポゥム

イベント告知&チケット入手法はこちらをご覧ください →http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_151210205085_1.htm

北欧への旅行はそんなに簡単ではないかもしれませんが、お台場で「北欧」を感じる「ぷちとりっぷ」を楽しみましょう♪

オイサン(oisann)の呪縛

Wow!oops!Ouch!
・・・英語の間投詞は、しばしば海外帰国子女が口にしがちなフレーズとして知られています。
つい自然に出てしまうのでしょう。ただ日本では、英語ができるのは羨望とともに「妬み」の対象ともなるので、「海外かぶれ!」と言われてしまう一面もありません。
本当にお気の毒です。英語圏に滞在したがために、いわれなき迫害を受けるとは・・・(話、広げすぎました)。

私はノルウェーに留学し、ノルウェーに関わる仕事を20年近くしていながら、どんな影響を受けているでしょうか?
日常生活で、ノルウェー語の単語がポロっと出てしまうなどということはありません。英語と違い理解できる人が少ないので、やっても「変人」の烙印を押されるだけです。

ですが・・・この単語だけは・・・なぜか身についてしまい、ホトホト困っています。
それは、「Oisann」(オイサン)という間投詞。これと非常に似ているoj/oiについては、サイトの「ひとことノルウェー語講座」で取り上げましたので、よろしければご一読ください♪

オイサン・・・・「男オイサン」のような響き。
驚いた時に使いますね。意味は「びっくりした!」でしょうか。

Oisann!

Oisann!

昨夜、牛乳を温めた後、カップごと落してしまいました。瞬時に「オイサン!!」という単語が響きます。
言った後に「ああ~~、またoisann出ちゃったよ~」と後悔です。1人の時はまだしも、人がいる時に「オイサン!」と叫んだ時のバツの悪さ・・・。
しかもドジ連発なので、オイサンの使用頻度が高いですぅ。

ノルウェー語の単語はたくさんあるのに、なぜ「オイサン」oisannだけが、憑依していまったのかはナゾです・・・。
ノルウェー帰国チームの皆さんに、「Oisannがポロっと出ちゃいますか??」とアンケートしたいですね~。え?ワタシだけ?

ムンク展図録

Munch=ムンクはノルウェー出身の画家です。「北欧」と一緒くたにしないでくださいね、ノルウェーです!
ムンクの絵は、オスロのナショナルギャラリーで鑑賞する機会が多く、ある程度の知識は持っていると思っていましたが・・・。
甘かったです!自分の知識なんてうっすいなぁ~と思い知るきっかけは・・・
1993年に出光美術館で開催された「ムンク展 The Frieze of Life」の立派な図録を日本グリーグ協会事務局長の田邉英利子さんから頂いたお蔭です。

では「叫び」三位一体をご覧あれ!!

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こちらの図録を見ると、100点近い作品が出展されたことがわかります。
ひや~、こんなにたくさんあの絵もこの絵も。。。と驚くばかり。
そして寄稿陣も豪華です。ムンク美術館キュレーターの解説に「Aftenposten」とか「Dagbladet」とか現存する新聞名を見つけてなぜかにんまり。
また監修を務めた千足伸行さんの同時代のヨーロッパ美術史との関連づけた解説も載っており、次にムンクの絵を観る時には違う点に注目できそうです。

物を持たない生活も素敵ですが、やっぱり資料は大事ということも思い知りました~。