コバルト鉱山跡を訪ねて



我が街ドラメンから北西へ40kmほどの山間のハウグフォス(Haugfoss)という小さな町には、コバルト鉱山跡(Kobalt Gruvene)があります。鉱山は1900年に閉鎖されましたが、現在は観光地としてその景観が保存されています。ここで採れたコバルトブルーはロイヤルコペンハーゲンなどの有名な陶磁器の染色にも使われたそうで、かつては日本にも輸出されていたとか。
ノルウェーには各所に鉱山跡がありますが、コバルトの他には銀山が多いようです。銀製品はノルウェー土産としても有名で、細やかな装飾をした銀細工をよく目にします。また、ノルウェー中部に位置するローロス(Røros)はかつて300年も続いた銅山の街で、その街並みがユネスコの世界遺産に指定されています。
話がかなり飛んでしまいましたね。とりあえず今回はかなりマイナーなコバルト鉱山跡の紹介です。出かけたのは9月の初旬なので、まだ夏の名残が感じられる陽気でした。その他の鉱山跡についても、またそのうちお伝えできるといいのですが。







ピクニックエリアと滝



ここは鉱山跡ではなく、ブローファルベ・バルケ(Blåfarveværket)というコバルト鉱山の博物館の、敷地内の様子です。かなり広大なエリアではピクニックが楽しめたり、水力発電をしている滝(写真右)があったり、コバルトブルー製品を売っているお土産屋さんがあったり、絵画館があったり、カフェテリアもありました。実はこの日、時間の都合上すべてを見て周ることが出来なかったのですが。地元の家族連れがたくさん来ていて、のんびりくつろいでいるのが印象的でした。







鉱山跡の全景



これがコバルト鉱山跡の景観です。
かなり寂れた雰囲気が伝わってきて、当時の工夫達の暮らしを垣間見るようでした。
左上の写真は今は博物館になっているのですが、2階が小さな学校の教室で、当時のままに保存されていました。
左下の写真に写っているのはここで乗馬を楽しんでいた人たちです。







鉱山の竪穴






わかりにくいかもしれませんがこれは鉱山の竪穴で、ここから更に横穴が何本も伸びています。堅い岩盤を少しずつ少しずつ掘っていったものの積み重ねが巨大なクレパスのように地面に穴をあけているのです。



















見学ツアーの様子



鉱山の内部を案内してくれるガイドツアーに参加してみました。
内部はかなり冷えるので見学者は防寒用マント、そしてヘルメットをまといます。
鉱山跡にも感心させられたのですが、私を驚かせたのが写真にも写っているガイドのELISEです。
なんと彼女はノルウェー語と、そして流暢な日本語でガイドをしてくれたのです。同敷地内の博物館ででもう一人日本語がぺらぺらの女性に出会ったのですが、実は彼女たちは姉妹で、ご両親の都合でお姉さんが16年間、妹さんが13年間、日本で暮らしていたとのことでした。日本人はめったに足を運ばない観光地であるのが、ちょっともったいない気がしました。












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