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    ウィズ・スタイル マガジン 『北欧 NOW!』

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『北欧 NOW!』は
北欧専門情報サイト「北欧サイズ」から届くメールマガジンです。
その中で、”北欧ノルウェー着 ライフスタイルレポート” を
ノルウェー夢ネット編集人が担当させていただいています。
この度、北欧サイズを運営する(有)ウィズ・スタイルさんのご好意により、
これまでに「北欧NOW!」に寄稿してきたエッセイをまとめて、
夢ネットでもご紹介させていただく運びとなりました。

エッセイにはタイムリーなノルウェーネタが満載です。
新着エッセイをいち早く読みたい!とご希望の方は、
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★お知らせ★
2010年6月末日をもって本メールマガジンは終了いたしました。
長い間のご愛読ありがとうございました。

ウィズ・スタイルマガジン 『北欧 NOW!』 
北欧ノルウェー着 ライフスタイルレポート


第54回 「若者よ、外へ出でよ!」
(2010年5月15日発行 vol.125)


人それぞれ、「春が来たな〜」と感じる瞬間は違うと思います。私の場合、
ここ3年、「春が来たな〜」と感じる瞬間は、ノルウェーの美術大学の一行が
視察旅行で来日する知らせが届く時です。
一行は、東京のデザイン事務所を訪問し、私は通訳を務めます。今年も3月に
入って、「4月に行きます」と知らせをもらい、「お〜、春が来た!」と実感
できました。

今年はどんな学生なのかな〜?と想像を巡らしつつ、引率の先生と約束して、
通訳をやる前に、学生を交えて食事会をすることにしました。
ノルウェー人の学生が来るときにお世話になるのは、安い居酒屋さん。
一番安いコース料理+飲み放題で喜んでくれます(みんな20歳以上)。
今回は女性が大多数のメンバーで、12名ほどでしょうか。すでにいくつかの
ギャラリーに足を運んだようで、その旺盛な学習欲に感心することしきりです。

翌日からデザイン事務所視察が始まりました。デザイン事務所では、みんな
食い入るように説明を聞き、作品に触れました。
そしてデザイナーの作品が特にユニークだったり、面白かったりした場合、
言葉っていらないんですね。みんな、「お〜」と感動の様子。
ノルウェー人学生らしいな、と感じるのは、視察が終わると、みんなてんで
ばらばらに、どこかへ消えていってしまうことでしょうか。集団行動があまり
好きではない様子です。
最初の年など、焦って、「え?みんなこの大都市をサバイバルできるの?」と
心配になっていましたが、今はもう慣れました。ガイドブック片手に、築地に
お寿司を食べに行ったり、お台場の「大江戸温泉」で足湯を楽しんだり、
六本木ヒルズでギャラリーや展望台を楽しんだり、代々木公園に行って、
緑に触れたり・・・。そう、普段、東京に住んでいる私よりも積極的に東京を
堪能しています。
デザイン事務所の視察はその後も何日か続きましたが、みんなの集中力の高さを
感じました。
ノルウェーの大学生は、こうした短期間の海外視察以外に、留学生の数も日本とは
逆にどんどん増えています。そう、外へ目を向ける学生が増えているのですね。
今回の学生たちも、東京で受けた刺激を後の作品作りに生かしてくれたら、
本当に嬉しいことです。
しかし今年のメンバーは、アイスランドの火山灰騒ぎに巻き込まれ、3日間くらい
足止めを食らい、お気の毒でした。
これに懲りずに来年も来てください!と祈るばかりです。


青木順子 (あおきじゅんこ)

■■■バックナンバー■■■
第53回 「ノルウェー語にトライ!」
第52回 「冬季オリンピック〜ノルウェーの赤い壁?〜」
第51回 「体温UPの秘策?」
第49回 「ノルウェー人学生30人がやって来た!(嵐の後編)」
第48回 「ノルウェー人学生30人がやって来た!(嵐の前編)」
第47回 「さび〜しさに〜負けた〜 -わたしのFacebook顛末記-」
第46回 「あこがれの北欧風住宅」
第45回 「これも愛、あれも愛」
第44回 「ありふれていないカーリの物語」
第43回 「最高の季節に」
第42回 「お笑いと会話上達の相関関係」
第41回 「北欧の美青年」
第40回 「新幹線にピンときたら・・・」
第39回 「極私的ノルウェー日和」
第38回 「記憶の中の景色」
第37回 「なんて素敵にノルウェージャン」
第36回 「『ささいな』動機」
第35回 「ブラーヴォ!」

第34回 「スカンジナビア3カ国 それぞれの働き方は?」
第33回 「ヤッター、ヤッター、ヤッターマン!(後編)」
第32回 「ヤッター、ヤッター、ヤッターマン!(前編)」
第31回 「ノルウェーでうらやましくないこと」
第30回 「方言は楽しい?」
第29回 「コペンハーゲンには分かるまい、この気持ち・・・」

第28回 「東西南北 ノルウェー人気質の違いは?」
第27回 「ノルウェーの雪、東京の雪」
第26回 「外国語って難しい!」
第25回 「ノルウェー版『オペラ座の怪人』?」
第24回 「ノルウェーでコメディー映画を鑑賞すると・・・」
第23回 「2年ぶりのオスロ訪問は・・・」
第22回 「『ありがとう』か『すみません』か」
第21回 「ノルウェーの秋学期」
第20回 「旅行シーズン到来!」

第19回 「思ひ出の田舎暮らし」
第18回 「ノルウェー人から見た“Tokyo”」
第17回 「ノルウェーのおばあちゃん」
第16回 「足にスキーを履いて生まれてくる人々」

第15回 「ノルウェー映画のグランプリ」
第14回 「太りすぎ注意!」

第13回 「暗い冬を快適に過ごすために」
第12回 「東京でノルウェーを楽しむ11月」
第11回 「恋人探しツアー」
第10回 「ノルウェー人度チェック100」
第 9回 「ノルウェー人が日本で観光すると・・・」
第 8回 「
ノルウェー・夏の風物詩〜憧れの夏至祭、そしてサマースクール〜
第 7回 「ノルウェー人宅でのホームパーティ」
第 6回 「ノルウェー人も大好きなIKEA」
第 5回 「『ポースケ』って何? 〜春を告げる季節〜」
第 4回 「マンモスの季節〜本をめぐるホットな闘い〜」
第 3回 「イプセン祭り」
第 2回 「ヒュッタですごすクリスマス」
第 1回 「サーモンもいいけど、ロブスターもね」
(2010年4月15日発行 vol.123)
(2010年3月15日発行 vol.121)
(2010年2月15日発行 vol.119)
(2009年12月15日発行 vol.115)
(2009年11月16日発行 vol.113)
(2009年10月15日発行 vol.111)

(2009年9月15日発行 vol.109)
(2009年8月15日発行 vol.107)
(2009年7月15日発行 vol.105)
(2009年6月15日発行 vol.103)
(2009年5月15日発行 vol.101)
(2009年4月15日発行 vol.99)
(2009年3月15日発行 vol.97)

(2009年2月15日発行 vol.95)
(2009年1月15日発行 vol.93)
(2008年12月15日発行 vol.91)
(2008年11月15日発行 vol.89)
(2008年10月15日発行 vol.87)
(2008年9月15日発行 vol.85)
(2008年8月15日発行 vol.83)
(2008年7月15日発行 vol.81)
(2008年6月15日発行 vol.79)
(2008年5月15日発行 vol.77)
(2008年4月15日発行 vol.75)
(2008年3月15日発行 vol.73)
(2008年2月15日発行 vol.71)

(2008年1月15日発行 vol.69)
(2007年12月15日発行 vol.67)
(2007年11月15日発行 vol.65)
(2007年10月15日発行 vol.63)
(2007年9月15日発行 vol.61)
(2007年8月15日発行 vol.59)
(2007年7月15日発行 vol.57)
(2007年6月15日発行 vol.55)
(2007年5月15日発行 vol.53)
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(2007年3月15日発行 vol.49)

(2007年2月15日発行 vol.47)
(2007年1月15日発行 vol.45)
(2006年12月15日発行 vol.43)

(2006年11月15日発行 vol.41)
(2006年10月15日発行 vol.39)
(2006年9月15日発行 vol.37)
(2006年8月15日発行 vol.35)
(2006年7月15日発行 vol.33)
(2006年6月15日発行 vol.31)
(2006年5月15日発行 vol.29)
(2006年4月17日発行 vol.28)
(2006年3月15日発行 vol.26)
(2006年2月16日発行 vol.24)
(2006年1月16日発行 vol.22)
(2005年12月15日発行 vol.20)
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