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    2/19(日)open12:00 start13:00 @LOFT9 Shibuya
    青木順子が翻訳を手がけた絵本『うちって やっぱり なんかへん?』の出版を記念して、ノルウェー発短編アニメーションの特別上映とトークセッションが行われます! チケットはこちらから

    北欧ぷちとりっぷ vol.8 〜お待たせしました!北欧のお兄ちゃん、スウェーデン降臨の巻』
    (終了しました)
    2/26(日)open11:30 start12:30 @東京カルチャーカルチャー(渋谷)
    毎回満員御礼の人気イベント。もちろん青木順子もゲスト出演します♪ チケットはこちらから

    うちってやっぱりなんかへん?刊行記念イベント @谷中ひるねこBOOKS
    (終了しました)
    ・2/24(金)~3/10(金)発売記念パネル展
    ・3/9(木)19:00~「ノルウェー絵本の魅力-オスカー監督トーリル・コーヴェの世界
    青木のトークイベント&サイン会。お土産付きです♪(定員10名様)

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ミスから学ぶノルウェー語

「人は失敗から学ぶことができる」ってビジネス書みたいな書き出しでウットリしています~。
ノルウェー語も同じく。ミスから学ぶことが大事なんですよね。

オスロ大学留学時代、ノルウェー語文法の講義で「外国人が書いたノルウェー語の文章のミスを見つける」という課題がよく与えられました。
「え?この文章のどこに間違いが?」と気づかないぼんやりさん・・・はい、私です。
この時の講師がKirsti Mac Donald(ヒシュティ・マクドナルド)先生。Kirsti先生は、外国人向けノルウェー語を教える第一人者で、たーーーーくさんの語学書を出版されています。今はオスロ大学を定年になったようなので、Kirsti先生の講義を受けることができたのは、本当にラッキーでした。
「文法がこんなに楽しいとは!」という素晴らしい講義でしたね。

そのKirsti先生が出版された本の1冊”Spørsmål om gramatikk“「文法についての質問」について取り上げてみましょう。

「文法って退屈、でもできないと困る」という位置づけでしょうか。
その退屈な文法をいかに効果的に学べるか・・・本書では「ミスから学ぶ」スタイルが貫かれています。

名詞、形容詞、代名詞、動詞、前置詞、統語論(シンタックス)、接続詞と章立てされています。
そして、外国人生徒が書いた間違ったノルウェー語が載っています。名詞の章で冠詞が取り上げられています。

-Hun har venn i klassen. 意味「彼女はクラスに友達がいる」

さて、この文章のミスはなんでしょうか?
はい、venn「友だち」の前に冠詞のenがありませんね。
なので正解は、

Hun har en venn i klassen.

になります。

英語のa、theが相当する冠詞ですが、ノルウェー語でもそれを付けるか省けるか、悩ましいです。
冠詞に親しみがない言語は、日本語以外にもたくさんありますから、まぁ~難しいですよね。

シュールなイラストでやる気UP!

まず生徒たちのミスのあるノルウェー語が並べられ、そしてこのテーマを解説し、各文章の間違いを指摘していくスタイルです。
本書のありがたい点は、このような「冠詞」やノルウェー語の「不定形・定形」の使い分け、ややこしい前置詞など「外国人の生徒が特に間違いやすいテーマ」をたくさん取り上げてくれていること。
Kirsti先生は長い講師生活で生徒たちのミスをいーーーーーーっぱい集めたのだなぁと分かります。
(私のミスもどこかで使われていたかも??)

ノルウェー語レッスンで、細かい文法の質問を受けることがありますが、その際にも本書は助っ人になってくれます。
Kisti先生の文法説明はとても「正直」。例えば「この文法の説明は曖昧で、一般のノルウェー人は答えに窮する」「この文法は、人によって使い方が分かれる」など書いてあり、なるほど~と参考になります。

私は先生ほどの「ミスのデータベース」は持っていませんが、自分もミスしたり生徒さんも間違える箇所は、かなり分かってきたので、レッスン中には「ここは間違えやすいです」と言い添えるようにしています。

・・・で、最後にSpørsmål om gramatikk“のリンクを貼ろうとしたら、もう販売していないようです・・・(涙)。ノルウェーの本は、重版しないまま品切れで終わり、ってパターン多いですね。少量の増刷はしないのかもしれません。

あ~、買っておいて良かった、あ~、先生の講義を受けることができて良かった、と自己満足のまま、この稿は終わりです。