求人広告で気になるノルウェー語

ノルウェー語レッスンでは、ノルウェーで出版されたテキストを使っています。ノルウェーで生活する外国人が対象なので、非常に「実用的」な内容です。
レベルが上がっていくと、jobbannonse=求人広告も登場するのですが、別にノルウェーで就職しなくても「異文化比較」として面白い!
業務内容が書かれて、そして求める人材条件と続くのが求人広告のパターン。
その中で、生徒さんたちが解釈するのにちょっと手間取るのが、このフレーズです~。

arbeide/jobbe selvstendig

arbeidejobbeも「働く」という意味の動詞です。
selvstendigは「独立した、自立した」という意味の単語ですが、直訳すると「自立して働く」になりますね。
「自立して働く」という条件は、あまり日本の求人広告には見かけないような気が・・・。フリーランスではなく、会社組織なのになぜ??と疑問は募ります。
なんですけど、ノルウェーの求人広告では頻出フレーズですね。

jobbannonseの例

このselvstendigという単語は、ノルウェー人の「偏愛ワード」の1つですね。
14世紀からデンマークの統治下に置かて、ようやく1905年に「独立」を果たしたノルウェー。「悲願の独立=自立」です!
そのせいでしょうか、ノルウェー人のselvstendigへのこだわりは強いなぁ~と感じます。
「経済的な自立」から始まり、「自立して働く」時期を経て、高齢になり健康に問題が生じても、サポートを受けながら「自立した暮らし」を望む人が多い印象ですね。

改めてarbeide/jobbe selvstendig「自立して働く」の意味を考えてみましょう。
人からいちいち指示されなくても、自分で判断し自発的に仕事をする、というニュアンスのようです(多分)。
ノルウェーのオフィスは、幹部じゃなくても個室があったり、パーティションで区切られていることがほとんど。
環境的にも「自立して働く」ができないと、キツイかもしれません。

しかーし、求人広告の下にはこのフレーズも見逃せないのです。
gode samarbeidsevner=協力的
「自立して働き」つつ「協力的」な姿勢も大事。
求められる人材は、日本もノルウェーも同じような気がしますが、ただselvstendig「自立」のこだわりの強さを、なーんとなく感じてしまいます。

実際の求人広告を見たければ、Finn.noのサイトがメジャーですね。仕事以外にも不動産、車、さまざまなカテゴリーが揃ってます。以下のURLからは求人広告がチェックできますよ。妄想会話ならぬ妄想就活も楽しいです♪

https://www.finn.no/job/fulltime/search.html?filters=

・・・すみませーん。告知します!
愛読しているLilla Kattenのビョルネンさんの日報に触発され、取りあえず書いてみよう!と思いました。

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