ノルウェー王国芸術祭 1997-1998

恒例の「実家に帰って、ノルウェー物を発掘する」シリーズです。
今回はこんな立派なパンフレットを見つけました!

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「ノルウェー王国芸術祭」は1997年~98年開催ということで、私が最初のノルウェー留学(1995-96)から帰ってきた後ですね。
それなのにあまり記憶にないのはフシギです。
今、改めてパンフレットを読み直すと、「お金と気合が入っていたんだ!」と分かる充実の内容です。

冒頭では、故寛仁親王がお言葉を寄稿されていらっしゃいます。
続いて「国と社会」、「ノルウェーの起源と文化」、「ノルウェー文化の3人の偉人たち」(グリーグ、ムンク、イプセン)、「美術」、「音楽」、「文学」、「演劇と舞踏」が丁寧に解説されています。
会期中には、たくさんのコンサートや美術展、お芝居が催されたようですね。

さらに感涙ものは、「スポンサーがついている!」という事実・・・!
スカンジナビア航空(SAS)、ニチレイ、出光といった企業名がクレジットされています。

ウェブの情報もいいですが、こうした紙の情報が残っていると、「しみじみ」感が違いますね。
次に開催されるのはいつになるのでしょうか? 大いにノルウェー王国に期待したいです♪

ノルウェージャズフェスTシャツ

Jazzは、ノルウェー語の発音だと「ヤズ」になります。
Jazz=大人なイメージ。ジャズに詳しくなくても、オシャレ感が伝わるジャンルです。ノルウェーのJazzミュージシャンも来日、結構しています。
ということで、こちらの写真です!!

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西ノルウェーのMolde(モルデ)は、夏に国際ジャズフェスティバルを開催しています。少なくともノルウェーでは有名なジャズフェスですよ。
そこの記念Tシャツなんですけど、ジャズとフシギちゃん少女のイラストのマッチングはいかがでしょうか?

ジャズのライブやフェスは、ちょっとハードル高いな~と感じるかもしれませんが、ノルウェーでは老いも若きも、スタンダードなものから実験的なジャズなど、かなり活気のあるジャンルですね。このTシャツから熱気が伝わらないところがイイんです!!ユルっとしてますよね~。うん、力みが一切ない。

今年のモルデジャズフェスの公式サイトはこちらから!http://jazzfestival2016.com/events/jazz-festivals-in-europe/molde-international-jazz-festival/

たずねキャラ(スウェーデン編)

何年か前、「東京国際ブックフェア」のノルウェーブースで通訳としてお仕事しました。
スカンジナビア3か国(諾威、瑞典、丁抹)で共同出展したのですが、3か国とフィンランドチームの違いなど面白い経験になりました!
さて今日の1枚は・・・正体が分からないキャラクターなのです。

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スウェーデンチームの担当者が、ブースを飾っていた絵本キャラクターをかたどったとおぼしきこの品を「あげる」と言ってくださったのですが・・・
スウェーデンの絵本に疎いので、このキャラクターはだれ?とわからないまま、うちのトイレに鎮座しています。
(窓にうつる白い光は、霊ではありません・・・!)

もしご存知の方がいらっしゃれば教えてくださいませ♪

顔に歴史あり~ノルウェー作家クナウスゴールの例~

まずはこちらの写真をご覧ください!!

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ノルウェーの作家Karl Ove Knausgård(カール・オーヴェ・クナウスゴール)の初邦訳『わが闘争 父の死』(岡本健志、安藤佳子訳、早川書房)の表紙です。
顔に歴史ありと申しますが、クナウスゴールさんの眉間にしわ(ボトックス注射を打ってもいいレベル)、鋭い眼光、そしてノルウェー人男性には珍しく豊富な髪、いかがでしょうか?

本作は、クナウスゴールの幼少期から父の死を迎えるまでの自伝的小説です。
ノルウェーでは全6巻まで刊行されています。社会現象になるほどの作品で、一時期、彼の写真がいろいろなメディアに掲載されていた感がありました。
私の周りでも、「彼のこと嫌い」と言っていた友達の家の本棚に全巻揃っていて「あれ??」と驚いたり、次の巻が出ると買いに走り読みふけっている知人もいました。

中身は好き嫌いが分かれるでしょうね。私は意外にも夢中で読んじゃいました。
個人的なツボはたくさんありますが、ノルウェー人ならば誰でも知っている(+ごく一部の日本人も知っている)Norway Cupに参加し、厳しい父親からの解放感を友人と楽しむシーンです。

この「顔に歴史」ありすぎ感があるクナウスゴールが、どうも来日するらしいそうです。
イベント情報はこちらからどうぞ~。
どんなお話しを聞かせてくれるのか楽しみです♪

ノルウェーのパンフレット

ノルウェー語がわからないのに、この表紙に何て書いてあるか理解できたらすごいです~~~!!

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トランプまたはタロットカードを模した表紙に書かれた文字。
UGISF SAMLIVは、「未婚で一緒に暮らす」を意味し、ノルウェーでは知られたSambo=「事実婚、同棲」のことです。
SEPARASJON og SkILSMISSE「別居と離婚」です。

で、これらは2001年に「子ども・家族省」が発行したパンフレットです。
中を見ると、事実婚や同棲の人にはどんな権利があるか、子どもがいる場合は児童手当のことなど分かりやすく解説してあります。
別居や離婚は、離婚の申請から子どもの権利についてなどが、やはり分かりやすく解説してあります。

こういった情報は今では、ネット上の公開のみになっているかもしれませんが、日本の役所はこんなデザインのパンフレットは作らないだろうな~と思っちゃいます。