気ままに更新しますので宜しくお付き合いくださいね。
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気ままに更新しますので宜しくお付き合いくださいね。
Blog~青木順子が綴る日々雑多なこと~
「世界一快適な刑務所」の図書館
日本のバラエティー番組でも、シリアスな報道番組でも「ノルウェーの刑務所がいかに受刑者に快適な空間であるか」を伝えたことが度々ありました。
私はノルウェー留学中も日本でも、ノルウェーの刑務所をテレビで観たことがありましたが、「刑務所に入るんだったら、ノルウェー!」と思ったほどです。正直、オスロの学生寮より快適そうに映りました。
最近届いた新聞に、「刑務所図書館」について取り上げた記事があったのですが、とても興味深かったので、ご紹介しましょう(Aftenposten,2014年3月29日)。
まず、ノルウェーの「刑務所図書館」の利用率は非常に高いそうです。
図書館には専門の司書もいますが、記事ではハンガリー人の受刑者も紹介されていて、彼はパートタイムで図書館で働いているそうです。
「ある受刑者が”Prison Break”のDVDを借りたいと言ってきたけど、もっと最新の面白いシリーズがあると言って、”Breaking Bad”を勧めたんだ。」
海外ドラマに疎い私は、「Breaking Bad」をGoogle先生に尋ねたところ、Wikiで紹介されていました。
あらすじ読むと、これは犯罪ものではないですか!こういうジャンルって受刑者たちが観ていいのかしらん?と思ったのですが・・・
記事を読み進めていくと、「人気貸出本リスト」が載っています。
人気ジャンルは圧倒的に「ミステリ小説」です。
日本でも翻訳され、世界でも売れっ子ミステリ作家になったJo Nesbø(日本語表記:ジョー・ネスボ)は、複数の刑務所でランクイン!
さらに、「ノルウェーミステリの女王」ことKarin Fossum(カーリン・フォッスム)やスウェーデンのHenning Mankell(ヘニング・マンケル)なども人気があります。
他には、最新のノルウェー純文学もランクインしていますが、トロンハイム刑務所では「ノルウェー語・ロシア語辞書」と「コーラン」がランクインしているので、外国人の受刑者が多いことが推測されます。
専門司書のダーレンさんは、コメントします。
「彼らがミステリに興味を持つのは自然なことですよ。たとえ私は、他の本を勧めてもね。」
また元ジャーナリストで、「いかに人が犯罪に手を染めるか」を描いた本の著者ウストリさん(彼自身の本も刑務所で人気)もこう分析します。
「受刑者たちがミステリや類似のジャンルに興味を持つのは、理にかなっています。私の本は特に犯罪者側の視点で描いているので、より真剣に読まれるのではないでしょうか。」
図書館には、本だけではなくDVDやCDも借りることができます。
DVDは前述の「Breaking Bad」が複数の刑務所で人気です。他にも、「Killing me softly」というDVDが人気なのですが、やはり分からなかったのでwikiで調べたら・・・
おお、あの「覇王別姫」の監督の作品だったんですね~。でも詳しく読むと・・・激しい性描写??でもあの監督ですから芸術作品なんですよね、きっと。
音楽について。
オスロ刑務所の一番人気は、「レ・ミゼラブル」でした。なんかいろいろな意味で深読みしちゃうんですけど・・・。
トロンハイム刑務所はメタル好きの受刑者が多いのでしょうか、「メタリカ」のCDが複数ランクインしています。
あと、「Swedish House Mafia」というバンドも人気がありますね~。「マフィア?」と反応しちゃいましたが、やはりWikiで調べると世界的に人気とのことで、深読みしすぎました・・・。
ドコモのCMにまで出ている「One Direction」とかは、ランクに入っていないので納得です。
このブログを書くにあたり、日本の刑務所図書館についてネットで調べてみたのですが、イマイチ現状が分からず・・・。個別の差し入れが多いということは分かりました。
いずれにしても、刑務所のあり方から、その国の一端が覗けるかも、と思える記事でした。
ノルウェー高校留学!
「ノルウェー語ってどんな人が習いに来るのですか?」という質問はよく受けます。
以前にも書いたかもしれません。動機は皆さんバラバラなのですが、ここ最近の傾向で、「ノルウェーの高校へ留学するから」という生徒さんが増えています。
大手のAFSという団体の方ばかりで、向こうの家庭にホームステイしながら現地の学校に通うというスタイルの留学です。
残念ですが、今まで「第一志望がノルウェーだったです」という生徒さんにはお会いしたことがなく、人気のアメリカやフランス、ドイツから外れて「ノルウェー」なる国になってしまった・・・。
「ノルウェー?」(絶句)
とおそらく殆どの方が親御さんも含めて、慌ててネット検索し、「ノルウェー夢ネット」なる真面目なんだか、怪しいんだかよくわからないサイトにたどりつき、気づけばうちの生徒さんになっていた、というパターンかと思われます。
私は、ノルウェーの高校に過去に留学していたという方を何人か知り合いがいますが、みなさん例外なく「発音がきれい」「その土地の方言を話す」といった特徴があります。
やはり若いうちに留学すると、それだけ現地に溶け込むんだなぁ~と、27歳でようやくノルウェーの大学へ留学した私は、羨望の気持ちがありますね。
・・・で、昨年戻ってこられた生徒さんたちが、うちに遊びに来てくれました!
ようやく大学受験を終えられたAさん、まだ高校生のM君、二人に会えたのは久しぶりだったので、それだけでカンゲキです。
せっかくなので、アクアビットジャパンさんで買った甘えびで、毎度おなじみ「シュリンプパーティ」でお・も・て・な・しだったのですが、若い人の食欲をなめてました・・・。
普段、甘えびが余ることが多いので、1袋しか解凍しなかったのですが、かなり早い時間で終わってしまいましたね~。ホント、計算が甘かったです。
Aさんはオスロ郊外に、M君は北ノルウェーの田舎という違いもあり、二人の経験は「同じノルウェー?」とは思えない感がありました。
ただやっぱり嬉しかったのは、二人とも「ノルウェーに留学してよかった」と口をそろえて言ってくれたことでした。
Aさんは比較的、都会のライフスタイルで、好奇心旺盛にいろいろな体験をされたようです。Aさんは「私もみんなと一緒にやってみよう!」というもっとも留学に合っている性格かもしれません。日本へ帰るのがイヤだったほどだそうです。
M君は、北ノルウェーの素朴なライフスタイルで、クラスメイトからサプライズの誕生パーティを開いてもらい、とても感動したそうです!(先生から、「キミ、XXなの?」という恐ろしい質問を受けたそうですが)。
あと食に無関心と思われるノルウェー人ですが、やはり「Sushi」の持つパワーは大きいらしく、二人ともノルウェーでSushiを何度か作って、「パンダ外交」ならぬ「Sushi外交」で、地元の人と交流ができたみたいですね。
自分が高校生の時には留学なんて考えてもいなかったので、AさんもM君も改めて、すごいなぁ~の一言です。
若いうちからそういう思い切った決断をし、異文化体験を経て、視野が広がった様子を拝見し、二人の親くらいの年齢の私は「うるうる」しちゃいましたね。
もちろん二人は辛い・大変な体験もされたようですが、大人が思っている以上に「高校生って大人なんだぁ~」と感心する忍耐力と適応力があるんだなぁ・・・。また「うるうる」です~。
二人は14時にいらっしゃって、ずっとお話しが途切れずに19時半まで楽しいひとときを過ごせました。
ここには書けないお話しもたくさん伺えて、またノルウェー人ネタ増えました!でもちょっとだけ書いちゃうと、Aさんの学校にはXXX(←NGワード)グループの女の子たちがいたそうで、笑っちゃいました。
留学はその人の数だけの体験があります。
今頃になっても、自分の留学時代に「もっとあれもすればよかった」と後悔することはありますが、でも自分だけが感じ、得た体験はまさに「プライスレス」。
そして今は、自分の生徒さんたちが巣立っていって、活躍されている姿を見ては、「よかったなぁ~」としみじみお茶をすすります。
そうした生徒さんの貴重な体験のお話しが伺えるのも、私自身も「ノルウェー留学」をしたからなんですよね。
というわけで、私も声を大にして言います。
「ノルウェーに留学してよかった~!!」
ノルウェーワッフルの素
さ~て、ワタシも海老蔵のブログみたいにビジュアル強化日で~す♪
今日の写真は、こちらです!

これは、私が誰かから頂き、Yoko管理人さんにあげてさらに戻ってきたノルウェーワッフルの素です。
でもこれはまだ使ったことがありません。事情はいくつかありまして・・・。
・私のワッフルマシーンはガス直火式(日本製)
どうもノルウェーのワッフルマシーンに比べて、うちは日本製。ワッフルの素を流す鉄板の深みがないようです。
なのでこの素ではなく、Yoko管理人作成のレシピ通りに作っちゃおうと、だらーだらーと液が流れ、家中が煙っぽくなったことがありました・・・(涙)
ちょうどノルウェー語教室の生徒さんたちにお出ししようと思ったのに、みなさん、味のリアクションに苦労されてましたね・・・。部屋は煙いし・・・。
なのでこの素は使うのが躊躇されます。
・なんとバター1本入れちゃう?
これと同じワッフルの素を使って、Fukuyaのミタさんが、Stickaのモリさん主催の新年会でワッフルを焼こうとノルウェー語のレシピを見たら、バター1本を使い切るという豪快なもので、「カロリーどんだけ~」って驚きました・・・
でも出来上がりはおいしいんです。だからよけいコワイんですよね~。
ただ今回ブログで取り上げるに当たり、もう1度、レシピを読み直したら、「バター75グラム」でした~。
ミタさんのと私のでは持っている素が違うのかしら???
いずれにしても、ノルウェーワッフルはクリスピーです。ノルウェー名物ブラウンチーズと一緒に召し上がれ♪
「ノルウェーの悲劇」で描かれたブレイヴィーク
昨年、「この本、すごく面白い」とノルウェー人の友達や知人、複数から勧められたのが「En norsk tragedie」(「ノルウェーの悲劇」)でした。
ジャンルはノンフィクション。テーマは、2011年7月22日の大規模テロ実行犯ブレイヴィークについてつづられた本のようです。
私自身、あの事件にもそしてブレイヴィークにも興味がありました。
インターネットで買おうかと思ったら、370ページの大作で値段は約7000円!送料も含めれば1万円超えるかも・・・。
「ノルウェーに行ったら買えばいいかな?」と思い、昨年の6月に渡ノルした際、本屋を覗いたら・・・・ありました!
ずっしり重いハードカバー。値段の399クローネはやっぱり高い。「買っちゃう?どうする?」とずっと迷っていたら・・・。おお!もっと値段の安いペーパーブック版があった!
今度は迷わず買って、居候させてもらっているアウドさんの家に戻り、「この本買ったよ~」と見せたら・・・。
アウドさんは私の誕生日プレゼントに、「En norsk tragedie」を買ってくれていたのです。が~ん!
でもアウドさんは気軽に、「Junkoが買った方は、本屋で戻してくるから大丈夫」と、呆然としている私から本を受け取りました。
私は本サイトで書いていますが、飛行機で眠れない「特異体質」です。電車や地下鉄なら1駅でも眠れるのに~。
しかも帰国便はなぜかエコノミープレミアムにアップグレードされていました~。これなら眠れるかも?と思ったのですが、でも「En norsk tragedie」が気になって、読み始めます。
・・・食事やトイレに行くのも面倒になるくらい本にのめりこみました。
難しい単語やわからないオスロの地名など出てきますが、ページをめくる指は止められません。
本書では、冒頭、行政区の爆弾テロのシーンから始まります。それからブレイヴィークの生い立ちとウトヤ島の7/22が、交互に描かれる構成です。
ブレイヴィークの事件をきっかけに、「あの平和なノルウェーでどうして?」といった疑問を持たれた方は多いでしょう。
ノルウェー人の友達や知人は、「彼は例外中の例外だ」「彼は気が狂っていただけだ」と言っていました。
ノルウェーの現代社会に不満や憎しみを抱く人は存在するでしょうが、まさか77人もの罪がない人を殺そうと考え、実行するノルウェー人はブレイヴィークだけだったでしょう。
私は飛行機到着ギリギリで読み切ったのですが、ノンフィクション+上質のミステリ小説に出会えた高揚感に包まれました。
「En norsk tragedie」を読んで、まさにこのタイトル通りだと感じます。
ブレイヴィークの犯行の背後には様々な「悲劇」が折り重なっています。
「彼は気が狂っている」だけでは事件の真相は片づけられません。
ブレイヴィークは1979年生まれですが、80年代、90年代、そして2000年代を通じて現代ノルウェーが抱えた社会問題と移民政策と、7/22のテロは関連性があります。
さらに彼の家庭環境も特殊でした。
「悲劇」の連鎖が本書によって明らかになり、私は7/22の事件について、見る目が全く変わったと感じます。
テロ後のノルウェーの政治家たちや各専門家たちが取った「事件の検証」も非常に興味深いですね。
「ああ、ノルウェー人だなぁ」と感心するとともに、最悪の事件後に希望が見えてきました。
ブレイヴィークのテロは、事件直後は日本でも大きく報道されましたが、詳しい人物像などは伝わっていない部分が多いです。
「この本は、何らかの形で日本で紹介したい!」と強く思い、4/19の「ノルウェーについて学ぶサロン」で本の紹介をすることにしました。そして今、メモを作成中で七転八倒中です・・・。
ノルウェー人は当然のことながら、今でもこの事件について、ブレイヴィークについて強い関心を寄せています。
この本を通じて、皆さんに、もっともっとノルウェーのことを深く知っていただきたいという思いでお話します。少しでも興味がわきましたら、是非ぜひ聞きにいらしてくださいね!
「ノルウェー語が分からなくても、参加して大丈夫ですか?」とご質問がありましたが、講師は私で日本語で話しますので全然、大丈夫ですよ~。
内容詳細・お申し込みは以下のURLからお願いします。
http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/kouzaannai2014/kouzaannai2014.htm
ディズニーと北欧のコラボ~「アナと雪の女王」~
ノルウェー人や北欧人はディズニーが好きです。
クリスマスには、なぜかディズニー映画がたくさんテレビで放送され、それはもう日本人と「紅白歌合戦」と同じくらい「自然なこと」となっています。
昨年末くらいから、「ディズニーが、ノルウェーの自然からインスピレーションを受けた映画を作る」というニュースが、いろいろなノルウェーのメディアで報道され、「はしゃいでいる」様子が伝わってきました。
「ふ~ん?」ということで、ちょっと懐疑的だった私。
例えばこんな記事です。
「”Frost”(ノルウェー語タイトル)は、ノルウェーのフィヨルドや山といった自然からインスピレーションを受けた映画である。アメリカの旅行業界によれば、”Frozen”(オリジナルタイトル)の公開後、アメリカからノルウェーへ飛行機の予約が、2013年11月28日~2014年1月31日の期間、前年比より153パーセント増加していることが分かった。」(VGより)
え?このディズニー映画を見ただけでノルウェーへ行きたくなるんですか?
私はFrost=「アナと雪の女王」が日本で公開される前から、日本語公式HPなどでチェックしたのですが・・・
「ノルウェー」の「ノ」の字もHPには載っていません・・・!
またノルウェー人だけが喜んでいるの?と半ば、映画に興味を失いかけていたところ、「アナと雪の女王がすごく良かったです」と生徒さんが映画のパンフレットを持ってきてくれました。
そこにはちゃんと、ディズニーのスタッフがノルウェーのリサーチを行い、スターヴ教会の写真が載っています。
これは「ノルウェー伝道師として行かないと!」と思い立った翌日に、最近オープンした「TOHOシネマズ日本橋」に見に行ってきました~。
確かに!この映画は北欧、ノルウェーファンならばついつい「あ!ノルウェーっぽい」と思える要素がふんだんに盛り込まれています。
オープニングにかかる音楽はサーメ人のヨイク。その独特な節回しは、私たちを物語の世界にいざなってくれます。
まず登場人物の名前が、エルサ(Elsa)、アナ(Anna)、クリストフ(Kristoff)、ハンス(Hans)、トナカイのスヴェン(Sven)、雪だるまのオラフ(Olaf)。なんと北欧チック!
そして自然は、フィヨルドや険しい山々はもちろん、スターヴ教会が登場します。
前述のVGの記事によると、ディズニーチームはベルゲン、フロム、ガイランゲル、オスロで8日間のリサーチを行ったとか。
物語の中で、女王エルサがフィヨルドを凍らせてしまうシーンがあるのですが、「凍らないはずのフィヨルドが凍った」という衝撃は、物語の登場人物たちに強いショックを与えているのです。
他にも夜空を美しく彩るオーロラや人々の着ているブーナッド(民族衣装)も、ノルウェーファンなら「あ!」と気づくことでしょう。
小さいシーンですが、「ルーテフィスク」が出てくるシーンもあります。はい、乾燥ダラを煮込んだノルウェー独特の料理ですね。アナが雪の中をさまよい、小さなお店を訪れた時、店主が「魚の瓶もあるよ」と字幕には書いてありますが、英語では「ルーテフィスク」と言っていて、くすっと笑ってしまいました。
あと強調したいのは、「ディズニーの手にかかると、トロールが愛らしくなる!」という事実!
あれだけ、「可愛くないのに、高いだけ」とバカにされちゃうトロールが、何とも言えない愛嬌を持って、映画に北欧的要素をプラスしています。
トロールは、最初、大きな石の状態ですが、これは「トロールは日を浴びると石・岩になる」という伝承を忠実に再現しているのか、単なる偶然かはわかりません。
それにしても、あのトロールをキャラクター化できるディズニーの底力に、畏怖の念を覚えました。
こうした北欧的要素を抜きにしても、ストーリー、音楽、とても楽しめる映画でした。
ノルウェー、北欧ファンでまだ未見の方、ぜひ映画館で「ノルウェーを体感」してくださいね♪
ノルウェー人が日本にやって来る!~最終回(取扱説明書)~
さて引っ張って引っ張った連載ですが、今日で最終回です!
最終回はどうしよう?と迷ったのですが、今まで「マニュアル」チックで来ているので、「取扱説明書」で締めくくることにしました~。
実は、「ノルウェー人の取り扱い説明書」はノルウェー人の作家によって書かれているのです。それがとても面白い本で、以前、フィンツアーさんHPのエッセイでご紹介しました。
上記の本には、巻末に本当の「取説」が載っています。
ちょっと例を挙げると・・・
エラー
あなたはノルウェー人に右へ行くように頼んだが、彼は立ったまま「ハムレットのセリフ」を英語で叫びだした。
考えられる原因
ノルウェー人はかなり酔っぱらっており、あなたの言葉が理解できない。
処方
一杯のコーヒーを与え、もう一度トライしてみよう。
・・・こんな感じです。
それでは、アテンド中のノルウェー人の「エラー」に対して、「取説」を試みてみましょう(*ディテールが細かい印象がありますが、本内容は、実際の人物・団体とは無関係です)
エラー
来日中、ノルウェー人は名刺を持っておらず、会う日本人は当惑している。
考えられる原因
ノルウェーは名刺文化はそれほど発達しておらず、はなから「名刺を持参する」という発想がない。
処方
ベストは来日前に、「名刺を用意して」と注意喚起すること。だがその機会がなければ、「ノルウェー人は名刺持たない習慣なんです」と愛想笑いとともに日本人に説明する。
エラー
アテンドの最終近くになって、とんでもなく重いお土産(例:5キロの美装本や2キロ近くのアクアビット大瓶)をもらってしまい、まだ行くところがあるのに腕がちぎれそうになってしまう。
考えられる原因
「かさばるお土産は迷惑かな?」という発想がない。
処方
「重いから、別れる時まで持っててくれますか?」と率直にお願いする。ノルウェー人は大抵、無駄に大きいリュッグで来ているので、気を悪くすることなくそこに入れてくれる。
エラー
宿泊に選んだビジネスホテルの窓が開かず、ノルウェー人はパニックを起こしてしまった。
考えられる原因
ノルウェー人は常に「新鮮な空気」を求めており、就寝中、冬でも窓を開けて寝るから。
処方
たとえ窓は開かないとわかっていても、誠意を見せるためにレセプションに掛け合って、「努力」をアピールし、何とか納得してもらう。
エラー
都内を移動中、山の手線で空席が見つからず、ノルウェー人たちが床に集団で座り始めた。
考えられる原因
体力はあるのに、電車などでは座ることに執着を見せ、己の欲するまま行動してしまう場合がある。
処方
他人のふりをする。
エラー
切符は持っているのに自動改札の仕組みがよくわからず、閉まった扉の上を長い足でまたいでしまう。しかも集団で。
考えられる原因
ノルウェーでは自動改札は、ようやく首都オスロでぽつぽつ見かける程度。あの自動改札に「恐怖」を覚えるノルウェー人がいるほどである。
処方
見て見ぬ振りする。
エラー
夕食後、「カラオケに行ってみたい」と口ぐちに言い出す。
考えられる原因
ノルウェー人は、カラオケ=日本発祥と知っている場合が多く、ぜひ「本場で歌ってみたい」と虎視眈眈と機会を狙っている。
処方
全てはあなた次第。お酒の入ったノルウェー人は夜中の3時くらいまで粘るケースが多い。それに付き合えるようならば、どうぞご一緒に。
難しい・明日が早いようならば、「ここでお別れ!」とさっさと帰る。ノルウェー人は根に持たないので大丈夫。
エラー
30人くらいで居酒屋の席を予約したのに、学生たちは「お金がない」を理由にアルコールを頼まず「水でいい」と言い出し、居酒屋で水が並ぶという珍事態に。
考えられる原因
ノルウェーではビール1杯でも、とんでもなく高いので、アルコールを頼むことに逡巡がある。
処方
とりあえず、アテンドする側はビールを頼み、楽しくお酒を飲んでいると、ノルウェー人たちが我慢できなくなり、一人が「ビール頼む」と言い出すと、堰を切ったように、「ビール」「ビール」と他の人も追随する。
・・・いかがでしょうか?
ここにあるのは、私があくまでも「考えた」アクシデントです。
最後に強調したいのは、ノルウェー人は本当に純粋で、気持ちを率直に伝え、日本や日本人のいいところを見つけると、素直に誉めてくれます。
ちょっと大変なのは、東京など大都会でどうふるまえばいいのか、ということが分かっていない場合がありますが、思うがままに行動し、悪気はないんです。
「ああ~、やっちゃったよ」という気分になったことは正直ありますが、それもこれも「異文化体験」。
一緒に楽しむくらいの度量が試されます!
Velkommen til Japan og ha en riktig god tur!
「日本へようこそ、そして良い旅を!」
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告知です!
ほんのちょっとノルウェー語を使っただけで、ノルウェー人はとても喜んでくれますよ~。
各回参加の「セレクトレッスン」で4/13に「超!ノルウェー語入門」というクラスがありますが、ここでは簡単な単語やフレーズを学びますので、ぜひお気軽に参加してノルウェー語に触れてみませんか?
詳細・お申し込みはこちらからどうぞ
私のノルウェーコレクション~手編みのミトン~
うわ・・・・なんだ、この「自己愛チック」なタイトルは・・・!と己にツッコミを入れて、今日ご紹介するのはこちらです♪

このミトンは、ノルウェーの「おばあちゃん」が編んでくれたものです。
オスロ在住の守口恵子さんが、2007年に「高齢者センター」で仲良しになったノルウェーの元気なおばあちゃんたちを引き連れて、日本観光を楽しみました。
その際、「ノルウェーについて学ぶ」にみなさんで参加して下さったのです。圧巻でした!その時のレポートは下記からどうぞ。
http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/kouzaannai2007/salongreport12.htm
そして私が同じ年の秋に、みなさんの「高齢者センター」を訪問したのですが、とても暖かく迎えていただきました~。
その時にいただいたのが、この「手編みのミトン」です。
今でもリビングの目に見えるところに置いて、みなさんのことを思い出しています♪
ヘタリアには足を向けて眠れません
「ヘタリア」なるものを知ったのは、今から4年前でしょうか。
ノルウェーの高校へ留学する生徒さんが、「ヘタリアってマンガがすごく面白いんです」と教えてくれました。
「ヘタリア?」と何も知らない私に、「今度、マンガを持ってきますね」と約束してくれてました。
そして次回のレッスン時。「先生、これです」と差し出してくれたのが、「ヘタリア」でした。
「いろいろな国が、”人”として描かれているんですけど、特徴が出ていて面白いんですよ~」と説明してくれました。
確かに、ページをパラパラめくっていると、ほぼ3頭身くらいに描かれた可愛いキャラクターが「国」という設定です。
ちゃんと歴史的エピソードや国民性の特徴が微妙にデフォルメされていて、「これは面白いアイディア!」と感心。
「このあたりに北欧が出てきます」と生徒さんに教えてもらったページを見たら・・・はい、「北欧5」が出ているページがありました。
よく「北欧」で忘れられがちなアイスランドもいる!
・・・で肝心のノルウェーは・・・あ、なんかちょい垢抜けない感じ?おまけになまってる?(←記憶が間違っていたらごめんなさい!)
髪の毛がくるんとアホ毛になっていましたが、あとでヘタリア通の「H」さんから、「フィヨルドをイメージしている」とTwitter越しに教えていただいた記憶が・・・。
「ヘタリア」がすごい人気である・・・というのは、生徒さんに教えていただいてから、自分でwikiで調べたりして、漠然と分かってきました。
そしてさらに「実感」したのは、2011年秋から始めたTwitterを通じてです。
フォロワーさんがぽつぽつ増えていったのですが、その方たちのプロフィールの中には、私には到底、理解できないような内容でした。
以下、一例です。
★ヘタリア北欧大同盟No.1ノル担当★ヘタリア大好き世界領.ラブライバー.
20↑どっかの腐垢。APH好きさんのみフォロバします。典領、北諸組中心。下ネタ、マイナーCP、三次創作あり。どんなキャラ崩壊あっても許せる人推奨です。ヲタク垢→
もっとた~くさんあるのですが、これはほんの一例です。
「ヘタリア」、「北欧5」という単語以外に、「APH」も知りました。早速、Google先生で調べたところ・・・
「Axis powers ヘタリア」というのが、この「ヘタリア」の正式名称だったんですね。それを略して「APH」と呼ぶんだ~、ふ~んとフォロワーさんのお蔭で知識が増えました。
ヘタリアファンの方で、Twitter上で仲良くさせていただき、わざわざ大阪から東京までレッスンを受けに来て下さった「H」さんには、まじめに「足を向けて眠れません!」。
そして、ほかにもたくさんの「ヘタリア」ファンのフォロワーさんたちにも、「足を向けて眠れません!」。
特に、北欧関係の微妙な関係性をTweetすると、反応があって嬉しいです♪
皆さんのお蔭で、「こんな世界があるんだ~」と「ノルウェー伝道師」は学び、面白いプロフィールに「ふむふむ」と感心しつつも「??」となり脳の活性化に役立ってます。
どんなきっかけでも、世界のいろいろな国に興味を持つのって楽しいですよね~。
噂では「北欧会議」なるものが開催されているとか・・・。「ファンの愛情ってすごい!」と感動しています♪
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急募!
3/30「セレクトレッスン」は「恋人・配偶者がノルウェー人」がテーマです。リアルにいる方も妄想レベルの方もどうぞ。初心者でもOKです!
4/13のテーマは「超!ノルウェー語入門」です。基本の「き」からノルウェー語に触れてみませんか?
http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/norskkurs/norskkursschedule.htm
「4月期ノルウェー語レッスン」は、月曜19時(開始4/7)と土曜11時(変則日曜13時半、開始4/20)で開講決定しました~。まだ空きがありますのでご興味のある方はお急ぎくださいね♪
http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/norskkurs/norskkursannai.htm
受信料、払ってね
ノルウェー国営放送(NRK)は、テレビチャンネルを3つも持ち、ラジオ放送もた~くさんあるノルウェーの大きなメディアです。
「国営放送」というくらいですから、CMはありません。
「みなさまの受信料」で収入を賄っています。その割合は96%とかなりの高い数字ですね。
Aftenposten紙(2014年3月23日)に、この「受信料」に関する記事がありました。
2013年、1983000人が受信料を支払っています(ノルウェーの人口は約510万)。
「どの国にもいるんだなぁ」と感心したのは、「受信料を払わない人」。
10世帯のうち1世帯の割合で、「未払い」をしているとか。そのため、本来、得られる利益が減少してしまいます。
私がノルウェーで訪れた家も、そうした「受信料未払い」を貫いてましたね。
外の窓から見えない低い位置にテレビを置いて、「テレビ持ってません」と言い張ってました・・・。なんか既視感が・・・。
しかしノルウェー人は、こと「受信料支払い」に関しては優等生なのだそうです!
スウェーデンでは、未払いの割合は14-15%、
そして受信料制度を昨年、撤廃したフィンランドはなんと30%だったとか!(ムーミンが泣くよ・・・って関係ない?)
NRKはさらに海外の事例を調べました。
英国BBCでは、受信料の未払い=犯罪行為だそうです。未払い率は5%だそうですが、なんと罪に問われて収監された例もあるとか・・・。
NRKはそこまでの強い態度は考えていないそうです。刑務所にテレビありますしね~。
と、NRKは未払い問題に悩んでいるのか。と思いきや実は、受信料の支払い額自体は増えているとか。
ノルウェーでは、テレビを買った店がNRKに「通報する」システムになっています。
そして薄型テレビの販売が好調→受信料増えるという図式みたいですね。
ちなみにノルウェーでテレビを持ってない世帯はわずか3%。あんまり娯楽ないから、テレビ依存度は日本より高い気がします。
で、気になるNRKの受信料の額は・・・・年間2729.16クローネですから、1NOK=17円で計算すると約46000円!
ひえ~、なんでも高いノルウェー・・・!
どうりで、私のノルウェー人の友達が、「○○オリンピックにNRKはすごい数のスタッフを連れて行くのよ。まったく受信料の無駄遣い!」と怒っていたわけです。
今、ノルウェー以外の国でも評判の「スローテレビ」。
この制作も、精神的なゆとりももちろん、金銭的なゆとりがあるからできるんですね~。
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サイトの「インタビュー」コーナーを久々に更新しました!ピアニストの安保美希さんです!
ノルウェーの留学話などいろいろ伺いました。ぜひご一読下さいね♪
ノルウェー人が日本にやって来る!~その7(想定質問集編)~
今日は本題に入る前に、ノルウェーの新聞に載っていた「Japanツアー」の広告が面白かったのでご紹介しましょう!
Japan-solens rike- (←「日本ー日出る国ー」の意味。まだこういう形容がアリなんですね。)
出発日:2014年11月16日 (←広告出すの早っ!)
1日目:オスロ発
2日目:東京着→明治神宮訪問(←日本最大のShintotempelと説明)と夕食
3日目:築地魚市場、スシ、銀座、東京インターナショナルフォーラム、皇居、渋谷
4日目:東京自由行動
5日目:東京→新幹線に乗って京都→伏見稲荷大社、祇園界隈など
6日目:京都、金閣寺、二条城、サイクリングツアー
7日目:京都→広島&宮島へ1日遠出
8日目:京都自由行動と夕食は神戸牛
9日目:オスロへ出発
エアチケット、国内移動費、ホテル(←クラスとか書いてない・・・)、朝食つき、3日目~6日目はランチつき、夕食も2回、税込でお値段は・・・・
17998クローネ!
1NOK=17円で計算すると305000円くらいですね~。
内容を読んで、なかなか私の今までの記述は当たっているところもあるわぁと感心しちゃいました~。「神戸牛」への飽くなき執着は・・・面白いです!
さて、お題の「会話ポイント編」ですが、アテンドしていると、当然、ノルウェー人と「会話」を交わします。
特に旅行中は、「質問を受ける」ことがと~っても多い!
ノルウェーへ留学する生徒さんにもアドバイスしているのですが、「日本について知り説明できる必要性」を強調しています。
日本に来ているノルウェー人は、当然、日本についていろいろ知りたい。
そうですね~、よく受ける質問は・・・
「東京の人口は?」「日本の人口は?」この辺りはもうマストです。
そしてさらに覚えておかなければいけない事実は、「意外とノルウェー人は日本のことを知っている」点。
国内ニュースが少ないノルウェーでは海外ニュースの報道量が、日本より断然、多いです。
ですので、ノルウェー留学中に「日本って、なんやかんや言って”大国”なのかしらん?」と思ったほどです。ここ数年は、中国への関心が高まっていますが。
ノルウェーで報道される日本のニュースやレポートは・・・
・先進国にも関わらず、女性の社会進出が遅れている
この事実はかなりのノルウェー人は知っており、「日本の出生率は?」という質問へつながり、果ては「女性の就業率」「妊娠したら会社辞めるの?」「男性は家事や育児をしないの?」と続きます。
・長時間労働
しばしば東京圏のラッシュアワーの電車の写真が掲載され、過酷な労働条件の国というイメージがあります。
ですので、「1日の労働時間は?」「夏休みはどれくらい取れるの?」「残業は?」と聞かれ、正直に日本の労働状況を話すと、ノルウェー人は驚いたように、「日本には労働法はないの?」「組合は何しているの?」と詰問されます・・・。
・原発問題と地震
2011年の東日本大震災は、ノルウェーでも大きく報道されました。特に、「原発と放射能汚染」については今でも、報道されることがあります。
「地震の影響は?」「原発問題は今はどうなっているの?」などなど質問は続きます。今の状況が正確に説明できますか?
ノルウェーで報道はされないけれども、あの人たちが大きな関心があるのは・・・
・移民問題
国内問題がほぼ存在しないノルウェーで、大きな問題は「移民問題」です。オスロの住民の4人に1人は、移民または2世3世です。
ここで注意が必要ですが、日本では「移民」という言葉より「外国人」を使う傾向があるので要注意です。
「日本にはどれくらいの移民がいるの?」「どこからの移民が多いの?」
ほとんどのノルウェー人は街を歩きながら驚きます。「日本人ばっかり歩いてる!」と。
ここまでは一般的な社会・時事問題ですが、アテンド場所によって、さらに質問は続きます。
冒頭の「Japanツアー」にも含まれている「明治神宮」ですが、ここへノルウェー人と行くと、ちょっとでも知識のある人は、こんな質問を投げかけてきます。
「仏教と神道の違いは?」
・・・はい、仏教と神道の違いの説明を乗り切ったとしましょう。すると、さらにこんな質問が・・・「で、仏教徒と神道信者の割合は?」
「知らん!」とキレる前に、「日本人は仏教も神道も、果てはクリスマスも祝うし、宗教に強い縛りがないんですよ~」と微妙に逃げる回答もアリです。
銀座界隈散歩も「Japanツアー」に含まれていますね。
「ここは日本でも有数のラグジュアリーなショッピングエリアなんです」と説明し、ちょっと気を利かせたつもりで「土地の値段も一番高いんですよ」などと説明すると、間髪入れずに「いくら?」と聞かれます。
ご安心ください。最近、「2014年土地公示価格」が発表されました。
銀座6-8-3は、1平方メートルあたり139000(単位千円)と公表されています。問題はこれをクローネに換算する計算が瞬時にできるかですね~(あ、その日の為替レートチェックはマストですよ!)。
それと関連して、「東京の平均家賃は?」なども聞かれますね。
スポット別の説明もなかなかやっかいですが、それ以上に難しいのが「本格的和食」の説明です!
懐石などに連れて行こうものならば、「これ何?」の質問が機関銃のように、あなたを襲います。日本人でもわからないような食材・・・献立表を見ても意味不明・・・
あとやっかいなのは、魚でもノルウェーでは食べない魚が日本ではたくさんあることです。
今はスマホやタブレットで簡単に検索できるので、その点では助かります。とりあえずノルウェー人がよくわからない食材を英語で見せて、無理やり納得させるのもアリです。
食に関する質問では、まったくの想定外の質問を受けたことがありましたっけ。
「日本人はいつからじゃがいもを食べ始めたの?」「・・・・。」
いずれにしてもノルウェー人と街を歩いていると、自分もまるでを新しいことに気づかされます。
「ずいぶん電線が地上に出ているのね!」
「あれはホームレス?あんなにたくさんいる!」
「道路や駅が本当にきれい。ごみがほとんどない」
「電車がこんなに正確に来るのがすごい」
「みんな、礼儀正しい」
「サービスが丁寧ね」
「マスクしている人、どうしてこんなにいるの??」
「日本の男性は、ネクタイをちゃんとしている」「女の人も服装がきれい」
「タクシーのシートにちゃんとレースカバーがついている!」
「自動販売機が多いのね」
「どうやってこの複雑な地下鉄を乗りこなしているの?」
そうですね。アテンドの楽しさは、こうやってノルウェー人的観点から、あの人たちの好奇心がどこに向くか、どんなことに驚き、感心したり、疑問を覚えるか・・・。
同じアテンドはありません。
脳の活性化に最適ですよ~。







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