なぜか足がとまりました

オスロ旅行中、このウィンドウの前でなぜか足がとまりました。

20160925

このギターをもったキツネ。。。まさか本物のはく製じゃないですよね?
静かなインパクト、じわじわくるものがあり「これは写真を撮ろう!」とカメラを出したら・・・もう一人、男性がウィンドウの前で立ち止まってしまいました。
その人はどうやら熱心にギターを見ているようで、なかなかこの場を去ってくれません。
数々の恥ずかしい写真を撮ってきた私でも、これを撮っている姿は見られたくない。仕方ないのでギターマニアのふりをして、熱心にウィンドウを覗きつづけます。

3分、5分くらい経過。我慢大会の様相でしたが、ようやく男性が立ち去り、写真を撮ることができました。

なぜか気になるギターときつねの組み合わせ。ノルウェーの街角にはトロールだけではない生き物も、活躍中です。

補足:Facebook経由で、ベルゲン大学のBenedicte先生からきつね=revに関してヒントをいただきました。
「Du, din gamle rev とか。rev = luring で、経験豊富の少しずるい男性に対して使う言い方ですね。」
この表現は知らなかったので勉強になりました~♪ Tusen takk!

王宮の短冊?~オスロ旅行記1 2016~

たまに美術館や駅と間違えられるノルウェー王宮=slottetはこちらになります~。

20160922-1

近くを友達と歩いていた時、「あれは何の木?」と近寄りました。まるで七夕の短冊がかかった木のように見えたのです。

20160922-3

もっと近寄って、吊るされた紙を見ます。
内容からなーんとなく分かってきたことは・・・
この短冊もどきは、「国王夫妻成婚25周年」のお祝いメッセージだということでした!
ちなみに国王夫妻の写真はこちらからご覧になれます。

私は、日本でも七夕の短冊、あと絵馬を覗くのは好きなんですよね~。悪趣味?
今でも鮮烈に覚えているのは、とある地下鉄の駅で見かけた「学会のセクハラがなくなりますように」と書かれた短冊。いろいろな意味でツッコミどころです~。

と話がそれました。「どれどれ」と短冊もどきを覗いていきます。ほとんどが子どもたちが書いた短冊と分かってきました。

20160922-8

可愛いイラストに添えられたメッセージは「親愛なるハーラル国王とソニア王妃 一緒に元気に暮らしてくださいね」
と8歳の女の子によるものです。渾身のイラスト?

他にも・・・

20160922-2

「親愛なる国王夫妻 25周年おめでとう! 素晴らしい人たちです!」といったストレートなお祝いが見かけられ、ほほえましい~とさらに短冊探索は続きます。

単にお祝いだけではなく、こんなメッセージを見つけました。

20160922-4

「ハーラル国王、ソニア王妃へ 私はとても大事なお願いがあります。みんなが自分自身にに満足できること。内面もルックスもです。ファッションの押しつけはやめて!」

かなりの社会派メッセージですね。でもこの短冊だけではなく例えば、

20160922-10

「国王と王妃へ カールヨハン通りに座っている貧しい人たちを見るのはとても悲しいです。助けてあげてくれませんか?」

としたためたのは9歳の女の子。カールヨハンはオスロのメインストリート。主にロマ民族系の物乞いの人々が座っているのですが・・・。この短冊を見て「直訴」という言葉がよぎりましたね。

こうしたシリアス系とは別に、「むむ?」と思う短冊も散見されました。例えば・・・

20160922-11

「国王が毎日、おいしい朝食を食べられますように」
5歳の子の短冊です。ほほえましいとも言えますが「なぜ朝食限定?」という疑問もよぎります・・・

20160922-5

「もっとハンドボールに注目が集まりますように」
下のスマイルマークはハンドボールに似せたのでしょうか?ハンドボールはノルウェーでかなりメジャーなスポーツですが、でも国王にお願いしちゃうんですね!

20160922-9

「Hei!あなたたちは何か金(きん)のものを持っていますか?」

「え?」と目を疑いましたが、さすが国民に近い王室が徹底している、と感嘆へと変わりました~。

ところでこうした「お祝い・願い事ツリー」はノルウェーで見たことがない、と一緒に歩いていたノル友が言ってました。日本の七夕を誰かが教えてたのでしょうか??

子どもたちのお祝いメッセージは多種多様で、フリーダム!小さい時から、こんなに国王夫妻を身近に感じていると・・・
「国王のスピーチ(性的マイノリティー、移民・他宗教への寛容に言及した内容)が海外で評判になったみたいだけど、あれはごく当たり前のことを言っているだけのことよね。」とさらっと言える大人ができあがります~。いや、聞いた瞬間はびっくりしましたよ!

つづく(1年かかる予定です・・・)

ライブイラストショー!~オスロ絵本を訪ねる旅 8~

2015年9月19日(土)。この日は快晴で暑いくらいでした。
「子どもの本フェスティバル」を覗いてみようと、街中へ行くと、人がたーくさんいます。
ん??? おお、なんと「オスロマラソン」開催日だったんですね。
それはそれで面白いので、見ていたかったのですが、「フェスを覗かないと~」と会場の一つを訪ねてみると・・・
会場の外には、出張ブックショップとワッフルが楽しめるようになっていました。親子連れが目立ちます。

20160905-12

さて今日のお目当ては「ライブイラストショー」でした。3人のイラストレーターが登場する程度しか分かってなかったのですが、会場の出版社ホールへ向かいます。
中は、やはり親子連れがほとんど(私だけですかね、写真撮りまくっていた怪しい入場者は・・・)。
イベント司会者は若い女性で、3人のイラストレーターが控えています。

20160905-2

赤いスカートの女性は、ノルウェーで近年、ベストセラーになっている絵本”Bukkene Bruse på Badeland“のイラストを手がけているGry Moursund(グリー・モールスン)さんです。日本では『3匹のやぎのがらがらどん』で知られているトロールとヤギの民話をモチーフにした絵本なんですよね。

どんなことが始まるのだろう?ワクワクします。
3人の紹介から始まり、まずは子どもたちが「描いてほしいもの」をリクエストします。挙手率はここでもハンパない!
最初のリクエストが、Jens Stoltenberg(イェンス・ストルテンバルグ)で苦笑しました。ノルウェーの元首相です。子どものリクエストとは思えない・・・

20160905-3

さすがプロ。三者三様のイラストを描いていきます。リクエストタイムが続き、今度は3人が「合作」にトライすることに・・・
描いている間、子どもと同じように身を乗り出し、どんなイラストが完成するか楽しみです!

おお、プロとはこうなんだな~と感心。 子どもたちも大喜び!
今度は、子どもたちが前に出て、それぞれ少しイラストを描きます。その時も「わたし/ボク 描きたい!」の挙手率はハンパなかったですね~。

20160905-7

ここから後は、プロの出番です。子どもたちが描いた気まぐれなイラストを、それぞれ描き足してイラストに仕上げます。
とにかく感心したのは、3人のオリジナルティ。それぞれのテイストで予想できないようなイラストを描き上げていく過程を目の当たりにでき、感激しました!

20160905-8

子どもたちの挙手や、コメントは活発でしたが、それは司会が上手だったことも関係があったかな、と思いました。
ちょっと的外れだったり、言葉につまる子どもをうまくフォローし、発言することを自然に促す手腕に感心しきり。
このフェスは出版社の共同主催なので、本職の司会ではなく、出版社のスタッフだと思いますが、印象に残りました。

20160905-4

大いに盛り上がったライブイラストショー。最終的にはかなりの枚数のイラストが描かれていました。
「絵が欲しい人!」と呼びかけ、たくさんの子どもたちが嬉しそうにもらっています。いい大人の私も欲しかったのですが、パッキングのことを考えて断念。

20160905-10

前述のGryさんは人気イラストレーターなので、サインをもらいにいく子どもたちがいました。

20160905-1

会場の外に出ると、やはり出張ブックショップがありました。親子連れで熱心に絵本を見ていますね。
あんなすごいライブイラストショーを体験したら、「もっと絵本を読んでみたい」「自分もイラストを描いてみたい」という気持ちになる子どもが多いのではないでしょうか?

20160905-11

だいぶ、引っ張りましたが(放置ともいう)、これで「オスロ絵本を訪ねる旅」(2015年)は終わります。
訪れた場所は、全て印象深く、点と線がつながった爽快感がありました。なんちゃって取材に応じて下さった皆さまには心から感謝申し上げます~♪

子どもの本フェスティバル!~オスロ絵本を訪ねる旅7~

昨年のオスロ訪問は本当にラッキーでした。滞在中に”Barnebokfestival i Oslo“「オスロ子どもの本フェスティバル」が開催とちょうど合ったのです!
子どもの本フェスティバルがオスロで開催されるのは、2015年が初めて。期待は高まります!

かなり遅れて発表された3日間のプログラムを見ると、複数の出版社が協力し、会場もいくつか分かれています。
「う~ん、どれを見に行こう?」と迷いましたが、2014年のNORLA(ノルウェー文学普及協会)主催の「翻訳者セミナー」でちょっとご挨拶したKari Stai(カーリ・スタイ)さんの読み聞かせに参加することに決めました。

会場のGrafillに到着すると、たくさんの絵本をモチーフにしたデコレーションが施されていてテンションUP!

20160830-2

Grafillは、ビジュアルアーティストたちの組織によって運営されている場所ですが、カールヨハン通りから近くて羨ましい環境です。

20160830-1

カーリ・スタイさんには当日行きます!と連絡していました。
ちょっとお澄ましポーズで写真を撮ります。

20160830-6

手に持っている絵本は、代表作の”Jakob og Neikob”(ヤーコブ オ ナイコブ)です。
何に対しても”Ja”「はい」と言うJakobと、何に対しても”Nei”「いいえ」しか言わないNeikobの2人組が繰り広げる珍道中は、もう4冊目まで出版されている人気シリーズ。
さてどんな読み聞かせになるのかな・・・と外を伺うと、お、小雨の中でたくさんの子どもたちが列を作っています。

20160830-7

会場スタッフに尋ねたところ、小学校2年生のグループだとか。
ようやく中に入ってくると、阿鼻叫喚・・・ま、元気いっぱいですよね。
私は写真が自由に撮れるように後ろで見ていました。

カーリ・スタイさんが話を始めると、先ほどの喧噪が嘘のように子どもたちは静かになります。
スクリーンに絵本を映しながら、読み聞かせは進んでいきます。
後ろに立っていながら、子どもたちが夢中になって物語の世界に入っていくのが伝わってきます。
Jakobがワニに「食べてもいい?」と聞かれて「Ja」と答えてしまい、Jakobたちがワニに食べられていくシーンでは、笑いが起こりました!

20160830-3

読み聞かせが終わって、カーリ・スタイさんが物語を生み出すきっかけをわかりやすく説明しますが、その間も子どもたちは質問したり、感想を言いたいのか熱心に手を挙げています。女の子、男の子は関係なかったですね。あまりの「挙手率」にびっくりしてしまいました・・・。

20160830-4

カーリ・スタイさんは子どもたちと接することに慣れているようで、一つ一つの質問を丁寧に真面目に、そしてユーモラスに答えていきます。

20160830-8

実はこの読み聞かせイベントの後、オスロ中央図書館に行きました(こちらのブログをご参照ください)。その時、児童書部門のアニッケさんに「ノルウェーの子どもたちがとても積極的に手を挙げていて驚いた」と話したら、「でしょ?でもね、私が小さかった頃、今のように気軽に質問なんてできる雰囲気ではなかったのよ。ずいぶん変わったと思う。」と教えてくれました。

ということは、ノルウェーの子どもが元々、積極的というよりも、学校や様々な場面で、積極的に質問や意見を言うことが後押しをしてきたのかな~と想像しました。
大事なのは、子どもたちが安心して発言できる雰囲気を作ること。そしてそれは大人の役割だよね、とぼーんやり考えます。

楽しかった読み聞かせイベントは終わりになり、子どもたちは賑やかに帰り支度を始めます。
カーリ・スタイさんと話したい子どもたちが寄ってきて、うーん、こういう心理は日本もノルウェーも一緒だ、と写真をぱちり。

20160830-5

子どもの本フェスティバルは、まだ書きたいことがあるので続きまーす。
さて来月のノルウェー出発までに間に合うか???

つづく
(書けばいいんです、書けば・・・)

ノルウェー相互扶助♪

ノルウェー夢ネットは2000年にスタートしている「老舗」=「古いだけ」なので、「ノルウェー」という検索ワードでうちのサイトに引っかかる確率は高いです。
今まで様々な依頼(悲鳴に近いものも含め)がありましたが、やはり形に残ると嬉しいものです。
例えばこちらの本『世界をめぐるかわいい紙もの』(2012年、誠光堂新光社)をご覧くださ~い。

20160821-1

表紙の国旗がスウェーデン、デンマーク、アイスランド、フィンランド・・・・ノルウェーがない!とお嘆きの方。
ご安心を。きちんと中には「ノルウェー」のページもあります。

世界の様々な可愛かったり、きれいだったり、ユニークな紙ものを集めた本書は、楽しめること間違いなし。
で、このノルウェーのページに掲載された紙ものはノルウェー夢ネットがたくさん協力しています。
編集者の方から「紙ものがありませんか?」と依頼がサイトに来まして、私とYoko管理人のコレクションを比べると、圧倒的にYoko管理人の方が多いんですよ。
私は結構、物を捨てる方なのですが、Yoko管理人はきちんと保管するタイプ。
なのでページに採用されたのは、ほぼほぼ彼女のコレクションです。

20160821-2

ということで、ノルウェー相互扶助の一例をご紹介しました♪