世界で一つのサイン♪

久しぶりに「ビジュアル強化ブログ」をやっちゃいまーす!

20160710

このどアップは何かわかります?
ノルウェー発の絵本『キュッパのはくぶつかん』の扉に、作者オーシル・カンスタ・ヨンセンさんに書いてもらったサインなんです。

何度か来日されていますが、こちらは初来日でお会いした時に「サイン頂戴!」とねだったものですね。
「トラやカフェ」で休憩中に書いてくださったので、「Toraya」と書いてあります。

最初にオーシルさんのサインをもらった時の感動は・・・言葉にできません!
もちろん絵本作家のサインは、ユニークなものが多いですが、オーシルさんのこのサインスタイルは・・・。
今まで何人かの人に見せたんですけど「え?これ手書き?」と驚かれることばかりです。

「日本でノルウェー語が話せるなんて!」と喜び(?)を書いてくれて今、見ても「世界で一つだけのサイン」と懐かしい思いです。

そうそう。
あの時、トラやカフェで「抹茶金時かき氷」をオーシルさんは食べるところだったのですが、運ばれてきた時、まさに「好奇の目」で見つめていて・・・
だからサインに「これからちょっと変わった氷を食べるところ」と書いてあるんですよね、ユーモアセンスもオーシルさんならではです♪

セレクトレッスン『ワーキングホリデー体験談』!

日本とノルウェーはワーキングホリデー協定を結んでいるとご存知ない方も多いでしょうか?
実はあるんですよね。なので、元生徒さんや現在の生徒さんで「ワーキングホリデー目的」にレッスンを受講して下さっている方がいます。
生徒さんたちや私も実感しているのは「情報の少なさ」!
ですので、何らかの機会でワーキングホリデーを終えた生徒さんに「体験談を語ってもらえないか?」と願っていましたが、ようやく7/4にセレクトレッスンという形で実現しました!

先日の「オスロ大学留学体験」と同じで、受講したいという方はすぐに集まりました!注目度の高さがうかがえます。
ゲスト講師はMさんという女性です。彼女はバリスタをされていて、富ヶ谷の「Fuglen Tokyo」のコーヒーを飲んでから「ノルウェーのコーヒーを勉強したい」とワーキングホリデーを決意されたそうです。そして準備の過程で、うちのノルウェー語レッスンも3か月ほど受講してくれました。

当日は私が質問し、答えていただくという形だったのですが、Mさんの「ここでしか聞けない」がとても勉強になりました。
家探しと仕事探しサイトのFinn.noは、ノルウェー語しかない。そこでMさんが取った大胆な行動は、みなさん「お~」と感動されてましたね。
また「渡航時期はいつがオススメ?」の説明も、ご自身の「失敗」があったからこそ説得力がありました!

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Mさんは結果的に、ノルウェーでトップクラスのJAVAというカフェで働けることになったのですが、強調されていたのは「雇用契約」の確認です。これはノルウェー語で何頁かあったしっかりしたものでしたが、Mさんのマネージャーはきちんと英語で説明してくれたそう。給与関係などのトラブルは残念ながら雇用主によって存在するようなので、これからワーキングホリデーを考えている人は、ぜひ参考にされることをお勧めします!

雇用契約がきちんとしたところでお店だからでしょうか。
労働待遇は、普通のスタッフと変わりなく長期休暇や各種手当があったそうです。あと「ノルウェー人は残業という言葉を知らない」という格言に笑いが起こります。
飲食業界って日本だと「残業当たり前」な風潮かと思いますが、そこはノルウェー。シフトが終わるとさっと帰るようです(でも効率的だったとおっしゃってました)。

高い技術を持った同僚と働き、待遇など満足されたそうですが、痛感されたのは「ノルウェー語力の必要性」だったそうです。
現地でノルウェー語学校に通ったり、また仕事を通じて覚えていったりと努力された様子がうかがえましたが、限られた職種以外はやっぱり必要なんだ~と思い知ったノルウェー語講師です・・・!

Mさんのお話を聞いていると「運の良し悪し」はもちろんあるかと思いますが、根底にはMさんの行動力や努力がそうした「運を引き寄せた」のかな~と感じました。
またきっとJAVAのみんなからも愛されたんだろうな~と分かりました。
というのも、Mさんが帰国する前にカフェのスタッフたちがサプライズを仕掛けて、とても素敵な演出の動画をFacebookで観たんですよね。惜しまれて帰国されたことが分かりました!

JAVAがMさんのために1週間出していた看板

JAVAがMさんのために1週間出していた看板

さらに在オスロの日本人ネットワークについても触れられ、「おいしい食事をご馳走になりました!すごく甘えちゃいましたね。」とのこと。
これは私も留学時に同じでした。在ノルウェーの方には感謝感謝です!

現在は「カカオ豆の焙煎に興味がある」と都内のチョコレートショップで働くMさん。
実はそのチョコレートは先週、Fuglen Tokyoで販売されていることを知り、びっくりしちゃいました。
日本とノルウェーを結ぶ架け橋が、少しずつ実っている~と感動です。

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さらにさらに大事なことは「なぜワーキングホリデーに行くか」という渡航目的を明確にすることでしょうか。この点はMさんも強調されていました。
海外に一定期間、滞在することにより「多様性」や「日本と違った常識、非常識」など視野が広がるかと思います。

いい面だけではなく、失敗談や大変だったことも聞くことができ、MさんにはTusen mange takk!と言いたいです♪
大人数の前で話すより、こじんまりした会の方がいいとのことでセレクトレッスンにしましたが、質問もしやすくいい雰囲気だったとこれまたMさんに感謝です~。

オスロの団地

先日、日本の新聞で「今、団地に注目」という記事を読みました。
団地を舞台にした映画や文学、マンガが増えている、と。また昔の団地をリノベーションする例もあるようですね。
ノルウェーの「団地」は?と考えてみたところ、まず思い浮かんだのが、drabantby(ドラバントビー)という単語です。
日本語にすると「ベッドタウン」「郊外の町」といった意味でしょうか。

第二次世界大戦後、オスロへたくさんの人々が引っ越してきました。地方では仕事が見つからないからです。
結果、住宅不足が深刻となり、今までなかったタイプの町づくりが進められます。
1950年代からオスロ東南部に、集合住宅=団地が次々と建設され、それらはdrabantbyと呼ばれるようになりました。

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ノルウェー語の語学書やネットで調べるとLambertseter(ランベルトセーテル)がオスロで最初のdrabantbyと定義されているようです。
”Stein på stein”という語学書には、一人の老人が昔を振り返るという体裁で、Lambertseterについて語っています。
「戦後、オスロへ移住し、同じ工場で働く女性と結婚したがひどい住宅不足だった。中心地の一部屋しかないアパートに住んでいたが、Lambertseterに引っ越すことができ、感動した。広く明るい部屋、キッチンとバスルームは専用、セントラルヒーティングまであったんだ!」

テキストからの写真。洗濯機を嬉しそうに見る家族。

テキストからの写真。洗濯機を嬉しそうに見る家族。

当時のLambertseterの様子は、Youtubeになぜかありました。インタビュー中のノルウェー語だと「若い家族が住めるような3部屋、4部屋の住宅と手ごろな価格帯を設定。住宅銀行と協力。当初、お店は一つしかなくて、みんなボランティアで周囲を整備していった。交通の便もほぼなかった」とありますね。面白いのでリンクを貼ります。https://www.youtube.com/watch?v=FfFXGxMb1NM

ちなみに最新のLambertseterの集合住宅広告を見たら、すごーくモダンになっていてびっくりです!
https://www.obos.no/symraterrasse#project

もうちょっとdrabantbyの歴史をネットで探すと1つの興味深い記事がありました(Dagsavisen、2015年11月25日)。
多くのdrabantbyの設計を手がけたのは、Frode Rinnan(フローデ・リナン)という建築家だったそうですが、彼はdrabantbyだけではなく、1952年オスロ五輪の設計にも数多く関わっています。ホルメンコーレンのジャンプ台やビスレットの競技場など・・・。
そしてRinnanは、drabantbyの集合住宅を「3階建までにする」という信念があったそうです。
理由は「妊婦にとって階段をたくさん上るのは大変だから」というもので、その時代にすでにそうした配慮があったのだな~と感心。
ただ朝鮮戦争の勃発後、資材が高騰してしまい、OBOS(オスロ住宅供給センター)が「4階建ての方が安く済む」とRinnanの反対を押し切って4階建住宅を建設したそうです。
他にもRinnanは、drabantbyは「緑豊かで、遊べる場所があること」を重視したとのこと。何よりも住民たちが快適に暮らせることを目指したようです。

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今でもLambertseterはありますし、他にもいろいろなdrabantbyが残っています。
あまり観光客は行かないエリアですよね。
私自身、中に入ったことは一度しかありません。元生徒さんが住んでいる団地は、築50年近くかと思いますが、予想以上に中がきれいで間取りも広かったです!(リフォームはされたようです)
場所にもよりますが、バスや地下鉄は通り、スーパーや医療センター、銀行や子どもたちの公園が揃っていて、そのdrabantby内だけで生活できるエリアも存在します。

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私が「ノルウェーらしい」と感じたのは、ちゃんとテーブルや椅子が置けるバルコニーがあることでしょうか。これは「マストアイテム」なのかもしれませんね。

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観光だけだと行かないエリアかと思いますが、オスロの町の発展を語る上で欠かせないのがdrabantbyだと思います!
日本の団地との比較も面白そうですね~。

補足:ヘルシンキとエストニアのタリンに旅行した際、いかにも「無機質な感じの団地群」を見て驚きました。ロシアに近い方がそういう建物になるのでしょうか??

YOUは何しに日本へ?~アーレンさんの場合~

日本とノルウェーに関わりがある人は少ないので、芋づる式に知り合いになることがママあります。
Erlend(アーレン)さんもその一人。生徒さんのツテでご紹介いただきました~。
アーレンさんはオスロ大学で日本語学科に4年間在籍され、関西学院大と東海大に交換留学もされた経歴の持ち主です。
ということで、最初にメールをもらった時、敬語がふんだんに盛り込まれた言葉づかいで「これ、ホントにノルウェー人が書いたの?」とびっくりしました!

8/28(日)の「ネイティブによる発音練習」で講師をお願いしたのですが、その前にどんなレッスン内容なのかを説明したり、またブログのネタ作りのためもあって(すみません・・・・)拙宅にお越しただきました。

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「同じ質問を何度もされていて恐縮だけど・・・どうして日本に興味を持ったの?」
「今となってはどうして?とうまく答えられないけど、高校時代に歴史で日本のことを学んだのがきっかけかな。それから独学で日本語を勉強して、『るろうに剣心』というマンガのファンになったんだ。」
おお、『るろうに剣心』は実写化もされているので、私でも知っているマンガです!
「ノルウェーで人気があるの?」
「いや、メジャーじゃないね。自分はたまたまネットで見つけたんだ」とのこと。
うーむ、まさにネットやYoutubeが媒体となって、日本に興味を持つきっかけを持つ外国人がたーくさんいるのだろうな~と想像します。

オスロ大学内の本屋さん

オスロ大学内の本屋さん

私がオスロ大に留学した2000年頃の日本語学科は、せいぜい10人~20人くらいで「誰でも入れる」というイメージだったのですが・・・
「今は200人くらい志願者がいて、入れるのは60人くらい」と聞いて、これまたびっくり!
日本でノルウェー語を学びたい人が200人もいれば、私も今頃は・・・としばし遠い目になります(嗚咽)。

お互い「遠く離れた言葉」を学ぶ同士として、ノルウェー語と日本語で何が難しいか話しました。
アーレンさん曰く「ノルウェー語で難しいのは発音!」。納得!
その他に私が「方言」を挙げたら笑っていました~。アーレンさんのノルウェー語はとても分かりやすくて助かります。
日本語で難しいのは?という質問には「漢字!」と即答されました~。これまた納得!
私もレッスン中、ボードに漢字が書けなくて情けない思いをしたことは数知れず・・・。
意外にも「日本語の文法はとても簡単」とおっしゃていて、「へ~、そうなんだ」と日本語文法に疎い私はうなずくしかありません。イメージとして難しいかと思ったのですが。

オスロ大学では、日本語のほかに文学、社会、歴史なども学ばされたそうで、特に「社会」に興味があるとのこと。
日本人が北欧の社会システムに興味を持つように、アーレンさんは日本の「男女不平等」や「多すぎる私立大学と高すぎる学費」などの教育分野などに関心があるそうです。
そういえば、私が最初の頃に知り合ったノルウェー人留学生の研究テーマは「自由民主党」だったな~、と。
きっと日本人が北欧の制度を知って驚くのと同じように、ノルウェー人も日本の社会はいろいろな意味で驚きの宝庫なのかも・・・と想像しました。

アーレンさんは秋から上智大学大学院で「国際環境学」を専攻されるそうです。
オスロ大学でも環境学を1年間学ばれたそうで、将来、どんな活躍をされるのか楽しみですね~。

日本語がとても上手な彼に、知らない単語を教えてあげました。「暴走族」です!
なぜ暴走族に話が及んだかというと・・・・長いのでカットしますね。
私たちはほぼノルウェー語で話したのですが、「先輩、後輩」という時だけ日本語を使っているのでウケました~。ノルウェー人にはない概念ですからね。

・・・日本は大好きだけど、ノルウェーの歯ごたえがあって茶色いパンを恋しがっているアーレンさん。
代わりにといっては何ですが、ノルウェーワッフル&ブラウンチーズを出したら、喜んでくれました~。

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アーレンさん自身が外国語を学んだ人なので、言葉に対する意識が高く「発音練習」の講師をお願いして本当に良かった~と安堵しました!
ぜひ「難しいノルウェー語の発音」をアーレンさんに教わってみたい方は、こちらからご応募をお待ちしております♪

白熱セレクトレッスン!「オスロ大学留学体験記」

ノルウェー夢ネット主催の「ノルウェー語レッスン」は通常のグループレッスン以外に各回参加の「セレクトレッスン」があります。
定番は「超!ノルウェー語入門」や「ネイティブによる発音練習」なのですが、今回、新しい試みをしました。タイトルは・・・・
オスロ大学留学体験記」です!

これだけインターネットが普及していても、まだまだノルウェーの留学に関する情報は少ないのかな~と思うことが多いです。
・・・と考えていた矢先、セレクトレッスンを受講して下さったご縁で知り合い、オスロ大学に留学されている柳川さんという女性が一時帰国されて、お会いしました。
その際に「ご自身の体験談を話してくれませんか?」とお願いしました。「私も情報が少なく苦労したので、いいですよ」と快諾いただき「緊急!」という形で応募開始をしたところ・・・5名の定員はすぐにオーバーし、7名にまで例外的に枠を増やすことになりました!

大学図書館

大学図書館

とりわけ、私が柳川さんにお願いしたいと思ったのは、交換留学ではなく、日本の大学を卒業されてから、オスロ大学に正規留学されている方からだからです。
柳川さんは芸術史(Kunsthistorie)を専攻したいのですが、そのためにはノルウェー語のレベルが要求されます。
そして昨年8月から今年5月まで、びっしりノルウェー語の授業を受けた経験の持ち主なので「聞きたい!」と思った次第なんですよね~。

そして6/25(土)。
事前にお聞きしたい質問を送り、それに答えていただく形で「オスロ大学留学記」がスタートします!
オスロ大を選んだ動機や志願方法などをまずは伺いますが、「隔世の感」がありましたね~。
私の頃の志願方法は必要書類は郵送でしたが、今は証明書の類はスキャンして送ればいいそうで、ノルウェーの大学は「進んでいる!」と感心しちゃいます。
あと「え??そうなんだ~」と思ったのは、合否基準です。今まで知らなかったのでマメ知識となりました~。

到着後の手続きや、持参されたものなども具体的に質問し、答えていただきました。
ノルウェー人にあげて喜ばれたお菓子が「え?それ?」とまたもや驚き。「おっとっと」だそうです。何でも言葉の響きがウケたとか。
今度は「おっとっと」を持っていこうかな~と安易に考えちゃいました。
細かいところでは、携帯電話はどうしたか?なども参考になりますね。またWi-fi環境なども伺います。

柳川さんです!

柳川さんです!

肝心の大学での講義については、クラスや先生、カリキュラム(教科書の実物も見せました)、試験やプレゼンなどお話しいただきました。
柳川さんはクラスメートにも先生にもとても恵まれたようで、こればかりは本当に「運」ですよね。
先生の「当たり外れ」は、残念なことに存在するようです。
ですが柳川さんの先生は、授業以外でも面会は自由、みんながわかりにくいところはプリントを作る、頻繁に宿題を出して添削してくれる、個人的にカウンセリングもして下さったそうで「大当たり!」の先生だったそうです!

あと心配なのは「ノルウェーの物価高」。大学の学費は留学生でも無料とはいえ、生活するにはお金がかかりますよね。そのあたりも具体的にお聞きしました。
学生寮、定期代、食費などを伺ったのですが、感心したのは、食費をすごく節約されたことです。月1000クローネ~1500クローネ(約15000円くらい)ってすご~いと感心しました。聞けば、柳川さんは元々、お料理が得意だったそうで、サーモンやその他の食材も上手に冷凍保管し自炊を極めたそうです!
「冷凍ピザ」ばかり食べていたノルウェー人学生を思い出しちゃいました・・・。

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柳川さんは授業のスピードについていくのに必死で、ほぼ寮と大学の往復だったそうですが、ハードな勉強を支えてくれる人の存在、またご本人も「マイペース」とおっしゃっていて「ストレス」にはつながらなかったそうです。無事、レベル3の試験にもパスされたのでいよいよ8月からは、ノルウェー人たちとの大学生活が待っています!

柳川さんの優しいお人柄でしょうか、時間になってからも話ははずみました。
8月からオスロの芸術大学に留学される生徒さんは、具体的に相談をされていたので「この企画をやって良かった!」と自画自賛です~。
やはり知り合いが一人いるだけで、全然違いますからね。

また、セレクトレッスンでいろいろ新しい企画をやってみたいと思います。
柳川さん、本当にありがとうございました!
そして受講して下さった皆さんも、とても熱心にお話を聞き質問をして下さって、ありがとうございました~!!

さらにさらに、柳川さんがたくさんの「お手製びわのジャム」をお知り合いの農家から頂いたそうで、皆さんや私におすそ分けしてくれました~。まさかお土産付きレッスンになったとは・・・嬉しい驚きです!

びわのジャム♪

びわのジャム♪