気ままに更新しますので宜しくお付き合いくださいね。
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気ままに更新しますので宜しくお付き合いくださいね。
Blog~青木順子が綴る日々雑多なこと~
スキー×ブラウンチーズ♪
ノルウェーの名物に、brunost(ブラウンチーズ)があります。ヤギのお乳から作られるチーズですが、味は「え?」と思われるでしょう。
普通のチーズの概念を裏切るような、キャラメルのような味?
ワッフルやクネッケブローと呼ばれるスーパーハードなパンに載せて食べます。
日本でパッケージを変えて売られているのは、ノルウェーではG35と呼ばれる種類。一番、メジャーな種類です。
私は今まで、新しいbrunostを見つける度に、トライしてみましたが、今年の旅では、このパッケージのチーズを見つけました~。
このにっこりほほ笑む若い女性は誰か分かりますか?
はい、ノルウェー・クロスカントリーのホープ、Therese Johaug(テレーセ・ヨハウグ)選手です。実力・ルックスとも素晴らしいので、このパッケージに採用されたのでしょうか?
ノルウェー国旗や”Heia Norge”(ノルウェー万歳)とプリントされていて、完全に冬季オリンピック仕様ですね~。でもいまだに売っているところが、ノルウェーらしい。
もったいないので、まだ食べてはいませんが、どんな味か楽しみで~す。
2014年ノルウェーへの旅~赤パンのナゾ~
今年の5/13~23日まで、ノルウェーに行っていました。
普通は6月に行くことが多いのですが、Norla(ノルウェー文学海外普及協会)主催の「翻訳者セミナー」に招待され、この時期の渡ノルとなりました。
ちなみに昨年の旅日記はこちらからご覧になれます。
昨年は「時系列」で、旅の様子をつづりました。今年はちょっと趣向を変えて、アトランダムに旅の思い出や印象、そこから受けた思いなどを書いてみたいと思います。
・・・ということで、1回目はじゃ~ん、「赤パンのナゾ」です。
ノルウェーや北欧に行くと、いいおじさまが、派手な赤いパンツを召されている姿を見ることは、それほど珍しくありません。

ただ、これを日本で実行してしまったノルウェーの男性が以前いました。
日本人同僚たちから影で「赤パン」とあだ名をつけられ、失笑されていましたが、ご本人は全く意に介さず、「赤パン」を貫かれていましたね~。
やはり、日本ではこの着こなしは難しいのでしょうか?
日本人の地味顔では、無理なのでしょうか?(←常にどーでもいいことを考えている)
このブログを書くにあたり、銀座のデパートのメンズコーナを徘徊したのですが、「スモークピンク」、「オレンジ」が限界で「真っ赤」は見つけられませんでした。
また私の周りで唯一、おしゃれな男性美容師さんに確認したところ、「売ってるのかもしれないけど、まぁ見かけませんね~」との証言が!
一方、帰りのコペンハーゲンの空港を歩いていると、とあるショップにこんな素敵な着こなしがディスプレイされていました。

やはり「大人の男性は、赤パンを着こなしてこそ、おしゃれ上級者」と納得し、その場を立ち去りました。
(つづく)
喧噪の中で・・・
祝!ノルウェー憲法200周年 深イイ話
ノルウェーファンのみなさ~ん、今年は何の年ですか~?
「は~い、ノルウェー憲法制定200周年記念です!」
憲法記念日の5/17はいよいよ今週です。盛り上がりますね~♪
Grunnloven(基本的な法律=憲法)は、ノルウェーの歴史に翻弄された中で成立しました。
まず、ノルウェーは14世紀~19世紀まで、デンマークの支配下に置かれます。しかし、欧州を二分する戦争が、その支配にピリオドを打ちます。
「ナポレオン戦争」で、デンマーク=ノルウェーはフランス側につきますが、フランスは敗戦。結果、デンマークはノルウェーを失います。
勝利国のイギリスには、スウェーデンがついていました。
デンマークからの支配を離れたことで、ノルウェー国内では一気に「独立機運」が高まり、「自分たちの憲法を作ろう!」と盛り上がりました。
ノルウェーはデンマークのChristian Frederik王子に「ぜひ、ノルウェーの国王になってください!」と頼り、王子もその気になります。
そして、伝説的な憲法起草作業は、Eivsvoll(アイツヴォル)という土地で行われることになり、国内から112名の男性たちが「憲法作成メンバー」として召集されました。
112名のうち、官僚は57名で残りは農民や商人たち。平均年齢は42歳だったそうです。
(メンバーに”農民”が含まれているのが、ノルウェー人の自慢でもあります)
1814年の4月10日から約6週間の「集団合宿生活」の中で、「ヨーロッパで最古」の憲法が誕生します。
ノルウェー憲法は、1776年の「アメリカ独立宣言」や1789年の「フランス革命」に影響を受けました。
「ヨーロッパでもっともラジカル、民主的、リベラル」と評される憲法は、確かに当時としては革新的でした。
三権分立や市民の権利保護、議会制度導入など、欧州の北の果ての小国ノルウェーの憲法に盛り込まれたのって、すごい!と思うのは私だけでしょうか?
在日ノルウェー大使館のHPによると、憲法の前文は以下の通りです。
「人は生まれながらにして自由であり平等である。人には、一定の重要かつ普遍の権利が備わっている。その権利とは自由、安全、財産に関する権利である」
ノルウェー人って、この時から「自由と平等、そして権利保護」が何よりも大切だったんだなぁとしみじみ。
こんなに素晴らしい憲法だからこそ、憲法にメンバーが署名した1814年5月17日から派生した「17.mai」(スットゥンネ・マイ)=「5月17日」=「憲法記念日」が盛り上がるのも納得ですね。
歴史的には、憲法は出来上がったけれども、「独立」は先延ばしになってしまいました.
勝利国の一つスウェーデンが、「戦利品」としてノルウェーを支配することになったからです。ノルウェーの独立は1905年に実現しました。
・・・と憲法制定までの感動的な話は、いくら、スレた心の私でも「いい話だなぁ」と思っていました。
あれは5年くらい前でしょうか。
「Norge」という5キロくらいの百科事典を知人からもらって、「Eivsvollストーリー」が載っていたので、「ふむふむ」と読み始めると・・・そこには「憲法作成合宿」のサイドストーリーが書かれていました。
まず、112名の男性たちはほとんどが初対面。
しかも、メンバーの中には、朝からビールやアルコールを飲む者たちがいたそうです!
そして多くの者たちを襲ったのは・・・「ホームシック」。
ある者は「私の人生で最も不幸な6週間だった」と回想し、
ある者は「この地獄から一刻も早く立ち去りたい」と妻に手紙を送りました。
ええ~?感動したエピソードの実態がこれ?と、呆れつつ笑っちゃいました。
ただ、「やっぱりノルウェー人だなぁ」と再確認しましたね。
「最後にはちゃんとしたものを仕上げてしまうパワー」。これは、彼らのDNAに脈々と受け継がれているようです。
ノルウェー人に仕事を、そうですね、「金曜締切」でお願いしたとしましょう。
すぐに取り掛かるケースは、相当、レアです。
木曜の午後あたりに「そういえば・・・」と思い出せばまだいい方。最後の最後、すごい集中力のラストスパートで「できたよ!」と仕上げてしまうのがノルウェー人。
その「終わりよければ全て良し」的な成功体験だけが残り、常にこうしたペースで仕事をこなしていくノルウェー人は、とても前向きでいい人たち。
(待たされる方は、ハラハラしちゃいますが・・・)
いろいろな意味で今年の「ノルウェー憲法200周年」は感慨深いです。Hurra!
****************
明日からノルウェーに行きますので、ブログの更新はほぼできないと思いますが(あっぷあっぷな旅なので)、帰国後、また再開しますのでご愛顧のほどお願いします♪
コメディアン
さて、ノルウェー出発前の最後の「ビジュアル強化ブログ」。
今日の1枚はこれです!
このDVDは、ノルウェーを代表するお笑いお笑い番組です。コメディアンたちは、ノルウェー人なら誰もが知っているメンバーたち。
私が彼らを知ったのは、最初の留学時のこと。
キッチンに置いてあるTVに、水曜の夜、ぞろぞろとみんなが集まって来るので「え?なになに?」とわからないままスタートしたのが、伝説的なお笑い番組「Lille Lørdag」でした。
ノルウェー語はそれほどわからない私でも、周りの爆笑につられて、大うけしながら見た記憶があります。
あの頃に比べれば、パワーダウンは否めませんが、この「Team Antonsen」の中心的コメディアンのHarald Eiaが、自分が耐えられないものとして「オスロジャズフェスティバルのパレードで、パラソルを持って踊っている女性たち」を挙げています。
その気持ちわかる!!そのパレードのシーンを何度も見ている私も、ふか~く同感しちゃいました。
ノルウェーのDVDは物価高の割にそれほど高くないですし、軽いのでお土産にいいですよ~♪
恐怖のバス
オスロのバス。
電光掲示板で、次のバス停留所が表記され、自動アナウンスが流れる。な~んて便利!!
・・・て「そんなの当たり前でしょ?」と思っている方、日本のサービスにスポイルされていま~す。
私はムダにノルウェーと関わって長いのですが(もう20年!)、最初のころは特に「え?これってアリ?」と驚いたことが多かったと思います。
「バス停に名前がない」・・・これは衝撃でした。オスロの話ではなく、郊外ですが。
例えば、友達や知り合いの家にバスに乗る必要があります。
「何てバス停で降りればいいの?」
「バス停の名前ないんだ~」
「???」
こんなやり取りでした。仕方ないので、そのバス停周りの特徴となる建物などを聞き出します。
オスロから小さなフェリーに乗って約20分のところに、Nesoddenという風光明媚な島があります。
そこにお住まいの先生のお宅を訪問する時は、やはりバスを利用したのですが・・・。バス停周りの特徴は「ピンクの家がある」。
私はバスに乗り込み、他の地元の乗客がリラックスして座席に座っている間、鬼の形相で窓の外を凝視します。
「ピンクの家、ピンクの家・・・」頭の中でぐるぐる悩みながら、「ここ??」と悩んで、ブザーを押して降りる・・・。よかった~、あってた~。
もう「恐怖のバス」以外の何物でもありません。
さすがに最近はだいぶ状況が良くなったのかなぁ、と思ってベルゲン大に4,5年前に留学していた生徒さんに聞いたら、「バス停の名前なかったです」。
ベルゲンって確か、ノルウェー第2の都市ですよね。でもそうなんだ・・・。驚きつつも、納得しちゃいました。
日本だったら、どんなに田舎でもバス停に無理やり名前を付けると思います。
ノルウェーは田舎or郊外のバスは、ハナから地元客しか乗らないだろうという見込みで「バス停に名前を付ける」という行為を怠っているのかでしょうか?
オスロのバスは、いつからかはっきり覚えていませんが、冒頭のようなサービスになりました。
以前は、バスの運転手がすご~く気まぐれに次のバス停の名前をアナウンスしてましたね・・・・。運転手によっては、アナウンスを忘れちゃったり、とんでもなく聞き取りにくかったり・・・。
なので冒頭のサービス&テクノロジーの発展は、昔を知る者としては、涙ものです。
「バスで恐怖を味わいたい」という方には、ノルウェーの郊外&田舎バス、おススメですよ~♪
ノルウェー的な、あまりにノルウェー的な
連休中でも、「ビジュアル強化日」に休みはありませ~ん!(←フリーランスに”連休”という言葉は、ツラすぎます・・・)
と愚痴交じりのオープニングですが、今日の1枚はこちらです!!

分かりますか?エコバッグには、ノルウェーでよく見かける食材がプリントされています。
サバ缶、レバーパテ、Kvikk Lunsjというチョコレート、ベルゲン風スープ、ブラウンチーズなどなど。
実はこれ、私が作ったんですぅ~!
って書いても、「ウソだ~」とツッコミが入りそうなので、真実を記しましょう。
元生徒さんでノルウェーサッカーに精通しているToreさんが、「こんなの作ってみました~」と下さったのが真相です。
Toreさんは器用だし、マメだし、サロンにクランセカーケを持参して下さったこともありました。
どこか商品化してくれる「勇気ある」会社はないですかね~?オーダーしてから3か月後出来上がりとかにすれば、さらにステータスUP!
な~んて北欧妄想ビジネスをしちゃいました。
人は簡単に死なない~Ø君の場合~
最初に留学した西ノルウェーの田舎町、Volda(ヴォルダ)では学生寮の共同キッチンを通じて、ノルウェー人たちと仲良くなれました(もちろん、紆余曲折ありましたよ~。ご興味のある方は拙著「私のノルウェー留学」にたっぷり書いてあります。)
共同キッチンは、留学生2人(私とチェコの女の子)とノルウェー人男子学生4人で使っていました。
そこで私が学んだことは、「人は簡単に死なないんだなぁ~」ということ。
ノルウェー人学生たちの料理は、学生だから簡単なものがほとんどでした。
しかし、Ø君の食事はその中でも群を抜いて、「シンプル」なものでした。
彼は、冷凍ピザと冷凍ハンバーグを1日ごとに交互に食べていたのです!すごい・・・メニュー2つ。しかも両方とも冷凍・・・。
何度もサイトや他の媒体で書いていますが、ノルウェー人の国民食は「冷凍ピザ」と揶揄されるほどの人気です。
スーパーを覗けば、その冷凍ピザのバリエーションに圧倒されるでしょう!
冷凍ピザ用は、ただオーブンに入れればいいだけのシンプルなもの。でもカロリー、すごいと思います。
またØ君は、冷凍ハンバーグの場合はフライパンで焼くだけ。
付け合せは冷凍ポテトフライのみ。
徹底した「調理時間の手間と時間」を省くことに専心していました。
食べている姿を見て、「こんなメニューばかりで飽きないの?」と聞いて記憶がありますが、Ø君はグルメとは程遠い人種だったので、全然気にしていないようでした。
サラダを食べるとか、そんな工夫もなかったですね~。極端に栄養バランスは偏っていたと思いますし、彼が魚を食べている姿は、見ていません・・・。
あとØ君がすごかったのは、食器の洗い方でした。
食洗機がついてなかったので、学生たちは自分たちのやり方で、食器を洗っていたのですが・・・。
ま、私はそれほど食器を溜めずに洗ってました。
ノルウェー人学生たちは試験前などになると、溜めこむことがありましたが、許容範囲です。
Ø君は、たくさん古い食器を実家から持ち込んでいて、それを毎日洗わずに使っていきます。
そして、ついに洗わないと食器が足りない、という段階になって、ようやく大量の食器をすご~く面倒くさそうに洗うのですが・・・。
大きなシンクに大量のお湯を溜めて、洗剤を流し込みます。
そして食器をそこに沈めて、ちょっとブラシで洗って、洗剤をすすがないで、水切りバスケットに置いていくのです。
洗剤、すすがない!!
最初に見たときは、「ええ~~、体に悪いよ~」と思ったのですが、本人、全く意に介さず。
洗剤には様々な化学成分が含まれているハズ。
とんでもなく偏った食事。
洗剤はすすがない食器。
それでもØ君は健康そのものでした~。
そして「健康ヲタク日本」からやってきた私は悟ったのです。「人って案外、丈夫にできてる!」と。
もうØ君とはコンタクトは切れてしまいましたが、彼がどんな生活を送っているのか、興味ありますね~。
関係ありませんが、Ø君は若いのに、ノルウェー人なのに、英語がすごく苦手でした。
みなさん、「ノルウェー人&北欧人は英語が誰でも話せる」と思っているでしょうが、「例外もあること」をØ君が身を持って示してくれました。
留学は、勉強だけでなく、「生態観察」も盛りだくさん。好奇心旺盛な方にオススメです♪
Kubbe(キュッパ)の作者、オーシルさん再来日♪
2012年4月、「キュッパのはくぶつかん」というノルウェー発の絵本が出版されました。
その後、「キュッパ」の作者、オーシルさんが来日することになり、私はちょっとアテンドや講演の通訳をつとめました。その時のことは、こちらにつづってます。
その後も、キュッパのアニメーションやグッズ展開を提供しているトムス・エンタテインメントさんとはおつきあいが続き、私も「キュッパ・サポーター」として、ブログやSNSのお手伝いをさせていただいています。
オーシルさんは、とても気さくで明るい人柄。キュッパ同様、「愛されキャラ」です。2012年のノルウェーツアーでは、気軽に、ツアーの皆さんとミニサイン会に応じてくれました。その時のことは、こちらに書いています。
そしてまた来日する!と聞いて、テンションUPしました~。
昨日(4/28)、ノルウェー王国大使館で「Kubbe(キュッパ)原作者オーシル・カンスタン・ヨンセンを囲む会」の招待状をいただき、アークティックホールへ。
グランドピアノの上には、おお!キュッパの数々のグッズが所せましと並んでいます。

後でトムスの方が、「2年前には、あのキュッパの人形しか置いてなかったのに、今はこんなにたくさんで嬉しいです」とおっしゃっていましたが、ホント、「キュッパ」のキャラクター展開には目を見張るものがあります。
さて会は始まり、「キュッパ」チームをたくましく引っ張っている井上さんが、ここ2年間のキュッパの活動展開を、わかりやすくプレゼンしてくれました。
カフェモイでの「キュッパカフェ」や、ショートアニメーション配信、そしてキャラクター商品の誕生やメディアでの露出などなど。
井上さんはさらっと説明されてましたが、その裏には少人数でよくここまで・・・とちょっとだけ裏事情を知っている者としては、胸熱です。
で・・・
待ってました!オーシルさんのプレゼンの番です。前回と違い英語でのプレゼンなので、私は通訳をやらないので、リラックスして拝聴することができました。
オーシルさんは、オスロからベルゲンの電車の風景を見て、キュッパのアイディアを思いついたのは知ってました。この日は、美しい葉っぱのスケッチや、オーシルさん自身、「キュッパのはくぶつかん」のキュッパのように、物を集め、そして分類したコレクションのスライドを見せてくれました。

オーシルさんは、現在、「Jeg elsker Bergen」(ベルゲンを愛している)という新作を描いているそうで、個人的にどんな絵本になるのか、とても楽しみです。
プレゼン終了後、懇親会になりました。
当日は、ちょうどスタディツアー中のオスロ芸術大学のみなさんと、東京芸大の学生さんたちが多数、参加していました。
オスロ美大の先生たちとまさかの偶然の再会に驚きました!何でも、芸大同士でワークショップを行ったそうです。
・・・と知人たちと話していたら、きゃ~、食べ物が長蛇の列。辛抱強く並んで、ようやくおいしい食べ物をゲットしました♪

歓談中に、いろいろとキュッパに関わっている方々のスピーチが始まりました。
トムスの野田執行役員、ショートアニメーションの監督、商品協力会社さん、キュッパがコラボしたフィンエアーさん、オーシルさんが講演を5/5に行う東京都美術館の方々・・・もっとたくさんです!
「キュッパのはくぶつかん」の翻訳者・枇谷玲子(ひだにれいこ)さんとも、2年ぶりにお会いしました。
枇谷さんも、5月にノルウェーで開催される「翻訳者セミナー」に参加されると伺い、「わぁ~嬉しい!」と喜び合います。
自分もスピーチの番がまわってくるからと、几帳面な枇谷さんは、ちゃんとスピーチ内容を丁寧に用意されています。
「すごい・・・こういう几帳面で真面目な方だから、あれだけの翻訳をこなされているんだなぁ」と感心しきり。
枇谷さんは、ご自分のお子さんの読書体験を交えて、とても誠実なスピーチに終始し、オーシルさんも真剣に耳を傾けているのが印象的でした。

ただ残念だったのは、学生さんたちが多かったせいでしょうか。喧噪がすごくて、せっかくのスピーチがよく聞こえない!
司会役の千島さん(激務でおやつれ中)が、「では最後に、青木さんお願いします」と、期待Zeroで名指しされた時には、「ま、誰も聞いてないから、言いたいこと言っちゃおう」くらいに思って、前に出ました。
内輪で盛り上がっているノルウェー人学生たちに、まず「ちょっと~、ワタシの話を聞きなさいよ!」とノルウェー語の威嚇からスタート。心なしか、ちょっとは驚いてこっちを見てくれたようです。
それからは、日本語で「吠えました」、
「かつてないほど”北欧”が盛り上がっている日本ですが、残念ながら雑誌の北欧特集などでスルーされることが多いノルウェーです・・・。
フィンランドにはムーミンというキラーコンテンツがあり、スウェーデンにはピッピ、デンマークはアンデルセンやレゴがあります。でもノルウェーはどうでしょうか?
”キュッパ”のおかげで北欧ファンの大多数の占める若い女性の心をつかみました~。ようやくノルウェーから日本女子ウケするキャラクターが誕生したのです!
これからもキュッパを盛り上げ、北欧特集で無視されないように目指しましょう!!」と、右腕を挙げ、気分は完全にメーデーのシュプレヒコール。
(ついでに”インターナショナル”を歌えばよかったかも?)
あまりに私が早口でまくしたてたため、通訳の人が困っているのがようやく分かり、ノルウェー語で早口でまくしたてました。
最低のスピーチですね・・・。後で通訳の方に謝りたおしました。
それにしても、ノルウェー大使館の寛容さにはこうべを垂れるばかりです・・・。こんなひどいスピーチで締めくくる会って・・・(汗)。
ただ中には、「いや~面白いスピーチでした~。聞いててスカっとしました」と大阪の「シャルビー」という布会社のおえらいさんが、声をかけてくれました。
大阪の方はホメ上手すぎてて、あまりの持ち上げように「さすが!」と言いたくなっちゃいました~。
他にも、キュッパのマスキングテープを製作されている「KUMA」という会社(倉敷)のおえらいさんも、「面白かったです。」とマスキングテープを下さりました。
西の方の方が、「面白い」で反応してくれることが分かりました!(関西の方が、ワタシ、生きやすいでしょうか?)
最後はオーシルさんを囲んで記念写真。
オーシルさんとトムスさんの雰囲気でしょうか。とても和やかで、フリーダムな会でした~。
オーシルさんの来日中の予定は・・・ブログをご参照くださいね!
それ以外に、5/5の10時半から東京都美術館で講演をされるそうです。告知はこちらからどうぞ~。
短いけど深い「あいづち」
以前、こちらのブログ(「話、聞いている?」)で、ノルウェー人は会話中にうなづかないので、日本人、怖い思いしま~すと書きました。未読の方はこちらから。
日々、ノルウェー人とのコミュニケーションに頭を悩ましているワタシ(←誇大表示です)。
いつものように、ノルウェーの新聞サイトを眺めていたら、興味深い記事を発見したのでご紹介しましょう~。(Aftenposten紙、2014年4月23日)
うなづかないノルウェー人&北欧人たち。
でも、「あいづち」くらいはあります。
その「あいづち」について研究したスウェーデン人がいるとか。へぇ~。
様々な人たちが30分間に行う会話中、「mhm」というあいづちを、いつ、どんな場合に使うか、そして誰がしゃべる順番かを決める様子を調査したそうです。
結論としては、こうしたほとんど意味のないあいづちでも、誰に話し手が移るかという点を決める要素になったとか。
ストックホルム大学の発音学教授Heldnerさんは、こうコメントします。
「あいづちは、特に電話での会話で重要ですね。また喜びや悲しみを表現する時にも、意味があります。」
ちなみにスウェーデン語の典型的なあいづちは、「aa-a」、「mm」、「jaa」そして「jaha」だそうです。
スウェーデン語と似ているノルウェー語のあいづちについても、触れてみましょう。
オスロ大学言語コミュニケーション科教授Svennevigさんは、こう解説します。
「mhmというあいづちは、会話相手がもっと話し続けていいよというサインのために発する意味合いがあります。」
ところで、私はかなりし~~つこく、サイトや著書、レッスンやノルウェー語イベントで、ノルウェー人の息を吸いながら発する「jah」(ヤー)について触れています。
レッスン中には、この息吸いjahはやらないのですが、ノルウェー人と話していると自然と出てきます。
Svennnevig教授は、この「息吸いjah」にも言及しています。
「息吸いjahは、多くの人が思っているほど特に”ノルウェー的”ではありません。北欧全体に存在します。フィンランド人がおそらく最も使っているでしょう。とはいえ、この息吸いjahは特別でしょうね。こんな風に息を吸いながら話す言語は、世界でもそう多くはないですから。これは普通のjaに比べて、力を使わずに発することができる音です。」
納得!!
私もノルウェー人と会話し続けているうち、段々、疲れてくると、この「息吸いjah」が増えます!省エネのあいづちですね~。
Svennning教授に、解説をしてもらいましょう。
「息吸いjahは、相手に”同意している”というシグナルを送っていますが、より弱いニュアンスになります。だから、”結婚してくれませんか?”という問いに対しては、使わないでしょう」
おお!!
息吸いjahを専門的に解説してくれた文章を読むのは初めてなので、かなりコーフンしています!
・・・と勝手に盛り上がっていたら、前述のスウェーデンのHelder教授がコワいことを言ってました・・・
「あいづちの”mhm”を、適切でない時に、しかも間違ったイントネーションで発してしまうと、会話は台無しです。」
ひぇ~~~!!
えっと・・・ちょっと気を取り直して、話をまとめると・・・
まず北欧人は、いちいち相手にうなづかない、なので話を聞いてくれているのか確信が持てない外国人。
さらに、唯一、会話を「聞いているよ、同意しているよ」といったシグナルを出してくれるあいづちは、短い単語だけど、入れるタイミングやイントネーション次第で、会話をぶちこわしていまう。
北欧人とのコミュニケーションは、もちろん基本となる語学力が必要なのはもちろん、こうした「あいづち」にも細かくて、深~いルールがあるんですね。
いちいちリアクションが大きいアメリカ人に比べて、テンション低めの方にオススメの「北欧型コミュニケーション」!
・・・ブームになる日は・・・・ま、いずれのそのうち・・・・?





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