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青木順子のブログです。
気ままに更新しますので宜しくお付き合いくださいね。

Blog~青木順子が綴る日々雑多なこと~

仙台へ行ってきました!~中篇~

久しぶりの東北新幹線。実は、震災以降、東北へ行くのは初めてです。車中で最後の原稿メモのチェックをしようと思ったのに・・・寝てました~。

2時間ほどで仙台へ到着。駅前は、東京にあるのと同じような店舗が並んでいますが、ローカル食として「牛タン」と「ずんだ」の文字が躍っています。
ホテルでようやく原稿メモのチェックをして、開始より早めに会場の「エル・ソーラ仙台」へ。高層の立派なビル。しかも駅前の一等地。「すご~い」と感心しきり。
財団担当者の大羽沢さんや川端さん、木村さち子さん、そして木須八重子さん(ノルウェーのOLEANAの素敵なニットをご着用)など集まってきて、当日の進行打ち合わせをします。

開始
開始の18時半。木須さんが力強いあいさつをして下さり、私の講演が始まりました。今回の講演タイトルは「ノルウェーの悲劇と希望~テロ事件を乗り越えて~」です。
参加者の皆さんは、いろいろな年齢層に見えました。
ノルウェーの知識を皆さんがどの程度お持ちなのか分からないので、簡単にノルウェーの紹介をしてから、「2011年7月22日」に何が起きたのか?犯人のブレイヴィークの幼少期からテロに至るまでの軌跡を紹介、犠牲者になった労働党青年部の説明、ウトヤ島でのテロの様子を時系列でお話しします。
会場は静かだったので、「これは大丈夫なのかな~?」と心配がありましたが、75分で話さないといけないので、「みなさん、これでいいですか~??」と聞くこともできず、先を進めます。

最初にサロンでご紹介した時よりも、「テロ後のノルウェー社会」について時間を割くようにしました。
中央統計局(SSB)が発表した統計によると、「移民はノルウェー社会の安全を脅かす」という意見に反対だった割合は、テロ前は48パーセント
しかしテロ後には、70パーセントの人が反対しています。
当初、連続テロは「アルカイダ系などイスラムのテロ」とほとんどの人が連想しましたが、実際はノルウェー人の犯行でした。
また今年の12/2に発表された同じ統計でも、やはり72パーセントの人が反対、ということでノルウェー人の「移民観」が一定してネガティブからよりポジティブなものに変わったことが分かります。

さらに、当時のストルテンバルグ首相の毅然とした対応は特筆すべきで、「暴力には民主主義と寛容さ」を追悼式でアピールした点を強調しました。

・・・ということで75分の講演はあっという間に終わりました! 拍手をいただき、2部の「交流会~知る・味わう・楽しみ」の会場を移動します。
テーブルには、ノルウェーサーモンやゴートチーズ、おいしそうなカナッペが並んでいます。
会場入り口は、クリスマスツリーには、「アルネ&カルロス」のクリスマスボールが飾られていていました。職員の方々が実際に「編み物キット」で編んだとお聞きし、「なんて・・・すばらしい!!」と感心&感嘆~。
juletre

木村さち子さんの心のこもったご挨拶でスタートし、しばしお料理を楽しみます。皆さん、リラックスしたモードで私もすっかりリラックス・・・。
あ、いか~ん、まだ「ミニトーク」があるのでした!! 1部のシリアスな講演とは対照的に「ステキなノルウェー♪」と題して、フィヨルドやフロムの農場、またオスロの様々な風景や今年の「ナショナル・デー」のスライドを映しながら、私本来の「ノルウェー人おちょくり」トークを交え、笑っていただきました~。

懇親会

そしてテーブル対抗クイズ大会ですが、ノルウェーの豪華賞品が当たるということで、各テーブルから気合が感じられます。
ただ全部のクイズを出題しても、2位が決まらなかったので即興で私がクイズを出題しました~。選ばれたテーブルの皆さんは、キュッパやアルネ&カルロスのグッズ、ノルウェーのチョコレートやお酒など嬉しそうにチョイスしています。
プレゼント

瞬く間にお開き~。ノルウェーに10年くらい住んでいました、という方や交換留学で行かれた方、また「女性リーダーシップ基金」から視察へ行かれた大学生や社会人の方などノルウェーに縁のある方とお話しできて楽しかったです♪
さらにさらに「ノルウェーへ行ってみたくなりました」というお声を聞くと、伝道師冥利に尽きま~す。
また地元紙の「河北新報」の記者の方からも、いろいろご質問を頂きました。「河北新報」は、連続テロの記事をたくさん掲載されているのを事前に資料で頂いていて、全国紙、見習ってよ!と感じていました。

後で大羽沢さんに聞いたところによると、この日の参加者は57名。財団の賛助会員の方と一般の方と半々くらいだったそうです。「仙台にノルウェーファンを増やしたい!」と切実に願った夜でした~。

さて翌日は、木須さんと木村さんのご厚意で、仙台市の被災地区を見学できることになっています。
どんな風景が私を待っているのでしょうか・・・(つづく)。

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「河北新報」の古賀記者が当日の様子を記事して下さいました!!

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141218_15048.html

こんなに立派なコメントをした記憶が・・・もちろんあります!ぜひ記事もご一読下さいね~。

2014/12/17

仙台へ行ってきました♪ ~前篇~

12/10(水)に、始めて東北地方、仙台で「ノルウェー・ナイト」というイベントで講演&ミニトークをしてきました~。
主催は「せんだい男女共同参画財団」、共催は「ノルウェーに学ぶ会」になります。

実は、「ノルウェーに学ぶ会」の木村さち子さんとは、ずいぶん前からお世話になっていました。サロンの前身「ノルウェーについて学ぼう」(2005年開催)に、仙台から隔週通っていただき、「なんて熱心な方なんだろう~」とひたすら感心していたのですが・・・・。

その木村さんから久しぶりにご連絡を頂き、「サロンでお話しされた”ノルウェーのテロ”のテーマを仙台で講演してほしい」とのメールに驚きました。
確かに、サロンで4月にそのテーマで話をしました。レポートはこちらから
ただ、非常に重いテーマで「これで人が集まるの?」とひやひやしたのも事実です。せっかく仙台まで呼んでいただいたのに、10人くらしか集まらなかったら!!

・・・「せんだい男女共同参画財団」は、ノルウェーが震災復興の一環として立ち上げた「女性リーダーシップ基金」を活用され、非常に活発に活動されています。
ノルウェーへ視察団を派遣されていて、その報告書に感動したことは以前、ブログでも書きました。こちらからご覧になれます。

7月に財団理事長の木須八重子さん、木村さち子さんが東京へいらっしゃった際に、Fuglenでお会いし、私がどうして「ウトヤ島のテロ」にこだわっているかお話ししました。
木須さんのご判断は早く、財団の方と連絡を取りながら、「ノルウェー・ナイト」開催へ向けて動き始めます。

サロンと全く同じ内容でない方がいいのでは??と考えました。同じ話をするのが好きではない悪いクセです。
まず参考にした『En Norsk Tragedie』(ノルウェーの悲劇)以降、たくさんのテロ関連本がノルウェーで出版され、非常に評判になっている『En av oss』(私たちの一人)を購入。
530頁もの大作です!
著者はノルウェー国営放送の戦場ジャーナリストとして著名なÅsne Seierstad(オスネ・サイエルスター)。『ノルウェーの悲劇』で疑問に思っていた点やより詳細なテロに至るまでの軌跡や、精神鑑定、法廷シーンなど、これは読みごたえがありました。
講演資料
ただ・・・論文などと一緒で、「あまりに資料を集めすぎても・・・」という心配があります。
あまりにもテロ本にハマってしまって、一気にダークサイドに落ちていた期間がありました。犠牲者になったクルド人難民の姉妹に感情移入しすぎてしまい「うう・・・(涙)」となってしまうほどです。計1000頁くらい読んだでしょうか・・・。
他にも懸念がありました。ディテールばかりを集めても、「実は根幹的な移民・難民政策が分かってないのでは??」と焦ったのです。
ブレイヴィークは、反イスラム主義でしたがノルウェーの政策はどのように変革していったのか・・・と。

他力本願体質の私は、「日本におけるノルウェーの移民難民専門家の第一人者」の生徒さんに頼ることにしました~。
「初心者でもわかるノルウェー移民・難民対策の歴史」について、他の欧州諸国と比較を交えてレクチャーして頂き、まさに「目からウロコ」。専門家のお話しは貴重です!

・・・そんなこんなで1000頁近い資料を読んで、レクチャーを参考に、サロンで使用したパワーポイントに修正を加えます。特に今回は「テロ後のノルウェー社会」についてをさらに詳しくお話ししようと考えます。

並行して、せんだい男女共同参画財団からイベントのチラシが送付されてきたのですが、その明るいチラシを見て、不安がよぎります・・・。
改めて、このテーマで人が集まるのだろうか??? いつもサロンやイベントで集客を気にしてばかりの性格なので、心配MAX!
ちらし
財団で「ノルウェー・ナイト」の担当者の大羽沢さんに「集客大丈夫ですか??」とメールで思い切って尋ねたのですが、当初の20人くらいから、50名を超えた!と聞いてほっとしました~。
定員は60名なのです。ノルウェー大使館のニューズレターで2回も告知して頂きましたし、財団や夢ネットのサイト、ブログ、TwitterでPRしました。
当日を控えて、メモを見ながら練習する日々が続きます。(続く)

2014/12/15

Julekort!=クリスマスカード

は~い、良い子の皆さんはもうノルウェーへクリスマスカード=julekortを送りましたか?

今日の1枚はこちらです!

クリスマスカード

こちらのカードは、何でも「伝統的なノルウェーのクリスマスカード模様」なのだそうです。
木と、そしてdompapと呼ばれる鳥のモチーフ。このdompapという鳥は日本語でなんというのかな~と調べたら、「ウソ」とwikiに載ってました~。

そして「God jul」=メリー・クリスマスと書いてありますね~。

さ、今年はどんなクリスマスカードがもらえるかな~と楽しみにしつつ・・・。

2014/12/14

『おやすみなさいを言いたくて』もうすぐ公開!

ノルウェー人監督エーリック・ポッペが監督した『おやすみなさいを言いたくて』 (原題:”Tusen ganger god natt”)は、ノルウェーのメディアで大絶賛。
加えて、モントリオール世界映画祭審査員特別賞など数々を受賞。記事を読みながら、「う~ん、これ観たい!」と思ってたら・・・

観れちゃったんです! ノルウェー大使館にて開催されたスノーフリッド参事官のトークショー付きの試写会に馳せ参じました~。

冒頭から一気にその世界に引き込まれる緊迫したシーンが続きます。中東、何か儀式のようなものを受けた若い女性は、体中に爆弾を装着されます。
そのシーンをずっとカメラで映し続ける主人公レベッカ(フランス女優のジュリエット・ピノシュ)。

自爆テロの直前までレベッカはシャッターを押し続けますが、彼女自身、爆風に飛ばされ重傷を負います。

ずっと「家庭か?仕事か?」という葛藤や問題は存在してきました。そして今でもそれで悩んでいる人はたくさんいるでしょう。
主人公レベッカも、その一人。彼女には海洋学者の夫マーカスと娘が2人います。
ただレベッカの仕事は、「戦場カメラマン」。フツーの仕事と比べて、あまりにもリスクが高すぎます。

理解ある夫マーカスでしたが、ついにレベッカに「いつも待っている身にもなってくれ!」と悲鳴にも近い叫びをあげます。
レベッカは「妻」としての負い目を感じてしまう。
娘たち、とくに長女ステフは母親に対し、反発するような、でも同時に愛を求めるような表情を浮かべています。
レベッカは、「母親」としての負い目を感じてしまう。

レベッカは、家族が崩壊することを恐れ、ついに「紛争地にはいかない」と決断しますが・・・。

映画の中で、家族たちは何度もレベッカに「なぜ、あんな見捨てられた土地へ行くの?」「写真をどうして撮らないといけないの?」と問いかけます。
レベッカは、娘ステフとの会話で、 「怒り」「本能」というキーワードで答えます。
見捨てられた人々を撮ることで、世界へ発信し、事実を多くの人に知ってほしいという使命。
そして本能のまま、恐怖すら感じずに死体にもシャッターを押し続けるレベッカ。

あらすじを書きすぎると、これからご覧になる方の楽しみが減ってしまうので、印象的なポイントを挙げていきましょう。

ジュリエット・ピノシュの演技
正直、苦手な女優でしたが、本作ではほぼノーメークで、危険な戦場カメラマンの役と妻・母親の役を、何の違和感もなく演じています。
年齢を重ねたシワに美しさ、崇高さまで感じました!

美しく抑制された音楽と映像
紛争地のシーンは終始、抑え気味の音楽と映像で表現され、人の命のはかなさ、暴力が「宿命」のように映し出されます。

またレベッカたちの住むアイルランドの風景。荒涼とした海、強い風、自然の中で家族のドラマが展開していきます。紛争地とは違う家族内の「紛争」が、美しい映像で描き出されます。

悪い人は出てこない
「家族か、仕事か」を責める夫も娘も、みなレベッカを愛しているし、レベッカもまた家族を愛しています。
夫マーカスは、世間一般の水準からすれば「十分すぎるほど理解ある夫」であり「父親」です。娘たちもまた母レベッカの生き方や仕事を理解しようともがいています。

対するレベッカは、「普通の生活の方が難しい」と言ってしまう人間ですが、大いなる使命と家族への愛で葛藤します。
そう、みんな愛すべき人々。程度はあるでしょうか、それぞれの登場人物へ感情移入できるでしょうね。

・・・そしてラストシーン。いろいろな解釈が可能でしょう。
いや~、私自身まだ「ええ??」と悩んでいます。

長々と書き連ねましたが、心からオススメできる映画です。
映画の詳細情報は公式サイトから→  http://oyasumi-movie.jp/

12/13から公開ですので、映画館へGo!

(c)paradox/newgrange pictures/zentropa international sweden 2013

2014/12/8

アイドル!

は~い。「ビジュアル強化ブログ」の日がやってきました~。
今日の1枚はこちらです!

アイドル!

こちらはノルウェーが誇る「アイドル」のKurt Nilsen (クルト・ニルセン)。
2003年頃、「American Idol」を模した「Idol」(ノルウェー語の発音では「イドール」)というアイドル発掘番組が始まりました。
彼は初代チャンピオン。
このCDジャケではあまり分からないかもしれませんが、全然、イケメンじゃありません。前歯がスキッ歯です。
でも歌は上手です。

決勝で、クルト君とイケメン君の対決だったのですが、結果、クルト君が優勝~。
ネットでニュースを知った私は、「え?え?なんでアイドルがこんなにイケメンじゃなくていいの?」と悩み、ノルウェー人に聞いたところ・・・。

「人はルックスじゃなくて、中身だよ」
確かに正論です。でもアイドルでしょ! 人に夢を与える仕事でしょ!

ノルウェー人の感覚が良くわからなくなった瞬間でした・・・。

2014/12/7

北へ行くほど無口になる?伊仏VS諾威

 

ローマ・パリ旅行から帰ってきてもう1週間がすぎ、すっかり「現実」モードです。
久しぶりの北欧以外の海外ということで、以前とは違った目でイタリア人、フランス人を観察しちゃいました。一言でいうと・・・

イタリア人、フランス人、しゃべりすぎ~!!

よく「ノルウェー人/北欧人と日本人は似ているところがある」と言う人に対して、そうかな??と100%同意はできないでいました。
ですが、今回の旅で思い知りました・・・。確かに、あの饒舌さ加減でいうと、北欧人と日本人チームは、伊仏チームに負ける、と。

11月のサロンで、ゲスト講師のヘレンハルメ美穂さんが、フランス留学中の体験として「フランスは”しゃべらないと死ぬ”といった文化で、ともかく話題がなくてもしゃべっている。そんな中で、北欧からの留学生の方がより親しみを覚えた」といった由の発言をされていました。

しゃべらないと死ぬ・・・。これはおおごとです!

何となく「異変」に気づいたのはエールフランスのCAたち。
SASのCAたちもよくおしゃべりをしていますが、ともかくずっとしゃべっています。
パリーローマ間でトラブルがあり、なかなかローマに到着できなかった時も、CAたちはカーテンの裏では楽しそうに笑い合っていて、事態の成り行きが心配だった私も最後は、つられて「あはは~」と笑っちゃいました。

そしてようやくローマに到着。遅れに遅れた深夜の空港。やっとの思いでタクシーをつかまえたら、運転手はほぼずっとスマホで誰かとおしゃべりしていました。
あちらでは、運転中のスマホ利用が許されているんですね~。

翌日からの観光でも、街角に立っているガードマン(ホテル近くに公共施設が多かったせい)たちも、ずっとしゃべっています。
美術館の中でも監視員たちは、2,3人でしゃべっているか、1人の場合はずっとスマホをいじってました。

しゃべる人

ローマから近郊の街に出かけた際は、路上でみんなが知り合いのようで、立ち止まっては、ずーーーーーーとしゃべってます。
バールでは、年金生活者らしきおじいさまたちがずーーーーーーーーーーーーーーーーとしゃべってます。

しゃべる人-3

パリに移動してからも、タクシーの運転手はやはりスマホで会話。
美術館の監視員たちも、ローマと同じスタイル。

困ったのは、飲食店などで「ここで食べたい!」と思った店がすでにお客さんがいっぱいだった時です。
お客さんたちは、当然、ひたすらしゃべっているので(メニューも決めずに)、おそろしく客の回転率が悪い・・・。カフェの中には、座り心地が悪そうなパイプ椅子のところもあったのですが、お構いなし。ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーとしゃべっています。
イタリアやフランスの飲食店経営者の重要課題は「いかに回転率を上げるか」ではないかと勝手に類推しました~。

さて、ノルウェーの新聞やテキストなどに、「ノルウェーにやってきた移民たちは、ノルウェー人が冷たいと感じる」と書いてあることがあります。
私自身は、あの人たちのあまり他人を気にしない、ほっといてくれる感じが心地いいのですが、「冷たい」と思う移民もいるのね~と思ってました。

ノルウェーでは、人々が集まっても「沈黙」はそれほど珍しくありません。
しゃべりたい人が話す、聞く、そして黙る。別に苦痛ではありません。

東京のノルウェー大使館で、去年、ちょっとおしゃべりしたフランス人留学生のことを思い出しました。
彼は、ノルウェーの大学に4年ほど在籍していたそうですが、なんとノルウェー人の友達が一人もできなかったそうです!
その時、彼は「ノルウェー人はホント、冷たい」とこぼしていました。
ふ~ん、まぁ、ノルウェー人は別に外国人だからといって、積極的に近づいてくる訳ではないからね~、とその時は思いました。
今になって考えてくると、フランス人の饒舌さにノルウェー人はびびったのかも?? 何かと距離感を保ちたがりますからね~。

いずれにしても、ノルウェーに慣れていた私には、イタリアとフランスでの体験は、とても興味深かったです♪

しゃべる人-2

 

 

2014/12/2

『卵の番人』Eggs

よくこの映画を配給してくれた!と思える映画ってありますよね。ということで、今日の「ビジュアル強化ブログ」の1枚はこちらです!

卵の番人

今ではすっかり日本でもおなじみのベント・ハーメル監督(『キッチンストーリー』、『ホルテンさんのはじめての冒険』など)。最新作『1001グラム』は、東京国際映画祭のコンペ作品にも選ばれました。

と、日本でも「知っている人は知っている」ベント・ハーメル監督のデビュー作が『卵の番人』なのです。
この映画がノルウェーで上映された時、最初の留学時と重なり、ノルウェーで見ることができました。
映画自体は、極限までセリフを削り、変てこりんなおっさん3人が繰り広げるシチュエーションコメディ。ノルウェー人は、俳優たちのちょっとした動きやセリフに大爆笑。私もつられて笑ってしまいました。

そして留学を終えて帰国後、渋谷のユーロスペースで本映画が上映されることを知り、テンションUP!
上映館は、それほど席数が多くない渋谷のユーロスペースでしたが、観客は10人くらいだったでしょうか。しーんと静まり返った場内・・・。誰も笑いません・・・。
カルチャーギャップを感じた瞬間でした。

でも、絶対おもしろい映画だと思うんですよね~。
ぜひぜひ日本で無謀にも「ベント・ハーメル映画祭」を開催していただきたいなぁ~と願ってます♪

2014/11/30

ノルウェー語に”マダム”はある?

ぼんじゅーる、マダーム!
めるしー、マダーム!

ああ・・・・この甘美なる響き。
先週1週間、ローマとパリへ旅行へ行ってたのですが、ノルウェー以外の国は10年ぶりくらいだったので、いろいろな意味で楽しく、ついつい「ノルウェーでは・・・」と比較しちゃいました。

ローマでもパリでも、「マダ~ム」と声をかけられることが度々でした。
CAやレストランやホテル、店員さんたち。
年のくせに童顔ですが、「マダ~ム」と呼ばれるといっぱしの女性になった気分で、まんざらでもない・・・というか相当、気に入っちゃいました!

  さて翻ってノルウェー。ノルウェー語には、「マダム」に相当する単語はあるのでしょうか?

 はい、あります。”frue“(フリューエ)という単語です。ですが、フランスやイタリア、その他の国と違い、見知らぬ人に対して、例えば「God dag, frue」=「こんにちは、マダム」のように使われることは、今ではもうありません。

単語としてはもちろん残っています。

ムッシュー=herr(ハッル)、マダム=frue(フリューエ)、マドモワゼル=frøken(フロイケン)

前述したように、見知らぬ人に対しこれらの単語が使われることはないですし、一般的に「~夫人」とか「~嬢」という使われ方も1970年代頃にはなくなってしまいました。なのでノルウェー語では、すべて「Du」=あなた、と見知らぬ人に使います。「マダ~ム」の快感に慣れてしまうと、ちょっとつまらない感じがします・・・。でもそれがノルウェー語なんですね~。

そういえば、ムッシュー=monsieurですが、ノルウェーでも使われていたことがあったとか。19世紀頃まで、ベルゲンでは一家の長男のことをmonsieurと呼んでいたそうです。ベルゲンはドイツのハンザ商人の影響を受けていた歴史ある街で、ノルウェー語にもドイツ語の影響が強く残っています。でも、monsieur=ムッシューが使われていたという事例は面白いですね。

言葉は、その国の歴史や風習、社会と関連が強くあるので、ちょっとした比較が楽しいです。

ああ~、マダームが懐かしい・・・!

 

露店

マダ~ム

2014/11/25

ロロスのジャケット♪

さて、明日からの「北欧以外ヨーロッパ旅」を前に、ビジュアル強化ブログは「大枚はたいて買った」1枚をご紹介しましょう~。こちらです!

ジャケット

ノルウェー好きのみなさんは、ロロス(Røros)のブランケットはご存知ですか? 詳しい情報はこちらから!
1枚が4万円くらいするのかな・・・ノルウェーで何度も「買いたい!」欲求に駆られたのですが、1枚も持っていません。Yoko管理人は、結構なコレクターなんですよね~。

伊勢丹新宿店で開催されていた「北欧×暮らし展」の最終日。「あ、行ってみよう!」と軽い気持ちで行ったのですが・・・・
さすが伊勢丹、品ぞろえがすごいわ~。あ、このミニサイズのクリスマスツリーステキ、え?2万円?ムリムリ。アルネ&カルロスの編みぐるみ人形、わ~萌え~、え?1万2千円?ムリムリ。

・・・どんどん階を上に上がって運命の7階。よくある「北欧展」に見えたので、「靴下でも記念に買って帰ろうかなぁ」と思っていたら・・・
・・・・なんか「ノルウェーものがある!!」という嗅覚が働いたんですよ。ロロスのブランケットを使った可愛いバッグ。「あ~、これロロスですよね?」と店員さんとおしゃべりしていたら、ふつふつと物欲が・・・。そして禁断のロロスのお洋服シリーズに目が行きました。
何でも、ロロスの素材を使って日本で作られた、とのこと。なのでノルウェーでは買えないのです。
試着したのですが、優しい風合いにうっとり・・・(←誰か止めろ~)。店員さんはもちろん、「お似合いです」。お値段は・・・76000円!これくらいの金額になると消費税も5320円もするんですね~。

買い物は即決が多いので、様々な葛藤は乗り越え「頂きます」と言っちゃいました~。
何年か前も、日本橋三越の「北欧展」で9万円するノルウェー・コート買っちゃったんですよね・・・。
いっそのこと百貨店の「北欧展」には「出禁」にしてほしいと願っちゃったり・・・。

でもいい品物ですよね?ね?ね???

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明日から24日まで、北欧以外の外国へ行ってきま~す。すっごく久しぶりです。
名目は「欧州における北欧文化の足跡をたどる旅」ウソです。
ブログはその間、更新できませんが、また戻ってきたら再開しますので、それまでみなさん、
アデュー♪

2014/11/16

「ノルウェーナイト in 仙台」やります♪

今まで講演は何度も行っていますが、東北遠征は初めてです。
ということで、以下のイベントに登壇しちゃいま~す♪

平成26年度せんだい男女共同参画財団賛助会プレゼンツ
★★★ノルウェー・ナイト★★★

男女平等先進国ノルウェーってどんな国?
「ノルウェー夢ネット」の青木順子さんをお迎えし、
ノルウェーの魅力をたっぷりご紹介します。
ぜひご参加ください!

◆日時 2014年12月10日(水)18:30~21:00

◆会場 エル・ソーラ仙台(アエル28階)

◆プログラム
【第1部】トークサロン 18:30~19:50
「ノルウェーの悲劇と希望~テロ事件を乗り越えて~」
東日本大震災の同年、世界一の民主主義国家ノルウェーで、77名もの犠牲者を出したテロ事件が発生し、平和で安定した社会に大きな衝撃を与えました。現地で出版されたノンフィクション本『ノルウェーの悲劇』をもとに、この事件を乗り越え、より寛容な社会を築いていこうとする人々の姿を紹介します。

【第2部】交流会 20:00~21:00
「知る・味わう・楽しむ!」
ノルウェーゆかりの食べ物を味わいながら、楽しく交流しましょう!ノルウェーの暮らしや文化を紹介するミニトークや、プレゼントが当たるクイズ大会も。
第1部とあわせて参加すれば、きっとあなたもノルウェー通に!
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・・・といった次第で仙台に上陸します!(台風みたい・・・)
第1部のトークサロンでは、以前のブログでも取り上げた「ウトヤ島テロ」の軌跡を追ったノンフィクション本『ノルウェーの悲劇』をもとにお話しします・・・ブログはこちらから。
・・・なのですが、その後、ノルウェーではテロ関連本がトータルで40冊くらい出版され、さらに2冊追加で読みました。
『私たちの一人』(En av oss)は520ページの大作でしたが、著者は元NRK(ノルウェー国営放送)の戦場ジャーナリスト、オスネ・サイエルスター(Åsne Seierstad)。彼女の「ジャーナリズムとはこれだ!」の真骨頂と言える1冊です。

内容は、テロ実行犯のブレイヴィークの生育、謎めいている母子関係、そしてテロ犠牲者になった若者や難民たち、どうしてあそこまで被害者が増えてしまったのか、またブレイヴィークの精神鑑定や裁判中での様子などなど。どれも全てが興味深く、あまりに本書にハマってしまい食事も面倒なほどでした・・・。

トークサロンでは、『ノルウェーの悲劇』では知りえなかった当時のストルテンバルグ首相が、テロ犠牲者の家族たちとの初対面時の様子が描かれていますが・・・とても人間味あふれる反応でしたのでご紹介します。
さらにテロ前とテロ後の「移民たちに対するノルウェー人の意識調査」を加えて、テロ当日の警察や公安の犯したミスを厳しく断罪した「検証レポート」についてなど、ノルウェー社会がどのようにこの大きな悲劇を乗り越えていったか、乗り越えようとしているか、よりフォーカスを当ててお話ししたいと思っています。

奇しくも東日本大震災とウトヤ島のテロは同じ2011年に起きました。
両方とも安全と思われていた日本とノルウェー。もちろん震災と人災という違いはありますが、その悲劇が起きた後、ノルウェー人たちが取った行動は、きっと私たち日本人に多くのことを教えてくれると思います。

と。シリアスモードな第1部ですが、第2部は一転して、ノルウェーゆかりの食べ物や飲み物を楽しみつつ、ミニトークをいたします。
99%自虐は封印し、ノルウェーの素敵な風景スライドをもとに、ノルウェーの魅力を語りま~す♪(でもネタはちょいちょい入れていきますね!)
なんでもプレゼントが当たるクイズ大会もある、とお聞きしていて、「ワタシも参加した~い!」と下心が・・・。

さらにさらに、ノルウェー大使館のご厚意で、ノルウェートートバッグやおしゃれパンフレットも参加者の皆さまにお渡しします♪

さて、どんな方々とお会いできるか今から楽しみです。お申込み・詳細は・・・こちらをクリックしてくださいね♪

ベルゲン

2014/11/11

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