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青木順子のブログです。
気ままに更新しますので宜しくお付き合いくださいね。

Blog~青木順子が綴る日々雑多なこと~

妄想野外ロックフェス

こんにちは~。
早いもので「お盆ウィーク」も終わりですね~。
ということで、今日はお盆とは関係ありませんが、夏ならでは・・・・の写真をUPしましょう。

レインコート

はい、夏ならではのイベント、野外ロックフェスに欲しい一品ですよね~(え?誰ですが、守護霊の写真かと思った?)
私はこれをやはりノルウェーの野外ロックフェス用に買った・・・と書きたいのですが、すみません。日本でも海外でも一度も野外ロックフェスには参加したことありません・・・。
憧れはあるんです・・・。
でも、インドアのライブですらもう「体力的にムリ~」とヘタレなので、とてもじゃないですが、野外ロックフェスは妄想の世界です。

このレインコートはノルウェーで急な雨にあった時に買ったのですが、背中には代紋ならぬノルウェー国旗。
どこまでも「ノルウェー国旗」をあしらわないと気が済まない国民性と想像します。
日本で、こんなものに日の丸をプリントしたら・・・やはり縁がないですがその筋の「特攻服」とか思われそう・・・(刺繍ではないですが)。
野外ロックフェスより「氣志團フェス」って感じですかね~。

・・・ということで老後の夢は、野外ロックフェス参戦!!・・・ウソです。

2014/8/17

ノルウェー産イチゴ~誰が摘む?~

夏がく~れば思い出すのは、日本では「尾瀬」。ノルウェーでは「イチゴ」と「学生寮不足」のネタです!(ってこの出だしは初期にサイトで書いた記事丸パクリで~す)。

なぜ「イチゴ」と「学生寮不足」なのか。。。。
これは日本のテレビ局が「お盆の帰省客」を何の芸もなく東京駅新幹線ホームで、「帰省したら何をしたい?」「おじいちゃんとおばあちゃんと会いたい」と孫からのコメント映像を流すことと同じ、と思ってください。
夏にニュースが不足するニュースは、ほぼ「イチゴ」と「学生寮不足」の話題をニュースにしているので、それを読むと「ああ、ノルウェーも夏だな」というほっとした気分になれます。

先日の「北欧ぷちとりっぷ」で、私は「ノルウェー人度チェック」というプレゼンを行いましたが、その中に「ノルウェー産イチゴへの執念ハンパない」という項目を入れました。
ノルウェー産の農作物が少ない中、「ノルウェーのイチゴは世界一!」と無邪気に言っちゃうノルウェー人が愛おしいのですが・・・。
しか~し、何事もネガティブなニュースが大好きなノルウェーメディアは、「イチゴ」の「ダークサイド」を毎年、執念のように報道します。
まるで「夏の怪談」のよう・・・。では典型的な記事をご紹介しましょう(NRK、2014年7月5日)。

ノルウェーのイチゴはハウス栽培ではなく、露地栽培です。つまり収穫するためには腰をかがめて、よっこいしょ、という作業が必要です。ま、きつい仕事ですよね。
そしてイチゴ農家は西ノルウェーに多いのですが、ノルウェー農民協会の事務総長Per Skorgeさんは以下のようにコメントしています、

「ノルウェー中のいちご摘みの作業は、移民たちが行っています。ノルウェー人はもはやこうした仕事をやりたがりません。箱詰めや販売はやりますが、イチゴ摘みはやりませんね。だから移民たちにいちご摘みをやってもらうのです」

移民たちの国籍はポーランド人が9割、フィリピン人が残りだそうです。

何年か前はずっと「ポーランド人に頼り切っているはイチゴ摘み。彼らは最低賃金以下で、長時間労働を押しつけられている」といったセンセーショナル(←ノルウェー人の目からすると)が、
しつこいくらい載っていました。手厚い労働権利に守られたノルウェー人からすれば、信じがたい低賃金、そして長時間労働・・・。
そうした報道キャンペーンのおかげでしょうか、今は少なくとも最低賃金は守られているようですね。

「ポーランド人がイチゴ摘みやる前は誰がやっていたんだろう?」と不思議だったのですが、今年5月に参加した「翻訳者セミナー」で答えが見つかりました。
日本に滞在も長いとあるノルウェー人女性は、かなり田舎出身ですが、「小さな頃は、イチゴ摘みをやっていた」と言ってました(30代の女性です)。
ということは、ノルウェー人→ポーランド人と流れができ、ついには、リトアニアやラトビアのイチゴ摘み労働者が増えている、と聞いたことがあります。

いずれにしても、「世界で一番おいしいノルウェーイチゴ」と嬉しそうに出してくれるノルウェー人。食卓に上がるまでには、いろいろなヒストリーがありそうです。

2014/8/11

お盆

いつが本当のお盆なのかイマイチ分からないけど、世間は「お盆」ムードです。
あ、今日は「ビジュアル強化デー」ブログですが、「ダジャレ」をタイトルにしてしまった・・・・(基本、ダジャレ苦手です)
では、今日の「こわだりの逸品」はこちらです!

トレイ

こちらは、オスロのナショナル・ギャラリーのミュージアムショップで買いました。
一目見て、「可愛い!!」とお盆ごときに一体いくら使ってしまったんでしょう。まさに「旅先の衝動買い」です。
この商品は、Darling Clementineというブランドで、日本でも販売しているようですね。

サイト:http://www.darlingclementine.jp/index.html

ノルウェーには珍しく日本人ウケするデザインではないでしょうか?商品ラインアップ見ても、やっぱり「可愛い~」と思うものがあります。

・・・ということで「お盆」の季節にノルウェーの「お盆」を紹介しました~♪(せっかくのおしゃれトレイが、ダジャレで台無し感ありあり・・・)

2014/8/10

東北の大学生たちが体験したノルウェー~その2~

さて視察団はオスロからノルウェー第3の都市トロンハイムへ移動します。

NTNU

NTNU

トロンハイムのNTNU・男女平等研究所で、学生たちはジェンダー教育の教授や准教授から包括的な「ノルウェーの歩み」を学びます。
経験則で申し上げると、こうしたジェンダー研究に取り組んでいる方ほど「危機感」が強いのがノルウェーです。「あのノルウェーで?」はい、あのノルウェーでです。
例えば、学生たちとの対話の中で「ノルウェーが抱える課題」として、「ある程度お金のある夫婦共働きの家庭では、ベビーシッター(移民たちがほとんど)を雇って子育てや家事をさせ、自分たちは仕事と家庭を両立させている現状があります」との指摘がありました。
どんぴしゃり当てはまるノルウェー人夫妻+フィリピン人メイドのご家庭を知っているので、「なるほど」と納得した次第です。

現在の日本は、こうした移民による家事サポートはいいじゃないか、という方向に向かっているようですね。もちろん、家事のアウトソーシングは利点があると思いますが、
「男女平等を推し進めるために移民が犠牲になっている」という観点はほぼ議論されていない感があります。いろいろな意見があって欲しいですよね。

さらに同研究所での意見交換で、日本の学生たちの「モテにまつわる質問」が、日ノルの違いを鮮明に打ち出しています。
-「日本では男性が”放っておけないな、俺が守ってあげたいな”と思うような女性がモテるのですが、ノルウェーではどのような女性がモテるのでしょうか?」
「好みは人それぞれでしょう。レズビアンの人だっていますからね。ただノルウェー人は小さい頃から自分で物事を決めるのに慣れているので、自立していない女性を探す方が難しいと思います。」
言い切りましたね。さすがです。

女性

視察自体がとても「充実して濃い」と感じるのは、現地通訳が守口恵子さんだった点が大きな要因と思いました。
守口さんは、「ノルウェーについて学ぶサロン」にも参加して下さったり(こちらからレポートが読めます)、また2回のノルウェーツアーでは、オスロの高齢者施設訪問のコーディネーターと通訳をお願いしました。

ツアー

報告書には、守口さんの「優しいサポート」や「印象深い言葉」が散見されます。
守口さんは日本の大学で勉強したいと考えているノルウェー人学生と視察団を自宅に招いて、カジュアルな懇談の機会を設けたそうです。
お料理はノルウェーの名物料理、フォリコール(ラムとキャベツの煮込み料理)をご用意されたとか。う~ん、素晴らしい!

フォリコール

フォリコール

私も知らなかったことですが、コーヒーカップなどを積み重ねて、ケーキやお菓子も「どうぞ好きなだけお取りください」というノルウェー式は「自分でできることを他人がやってあげるのは失礼なこと」という考え方があると守口さんが教えてくれたそうです。
私はいつも取り皿も回さないノルウェー人を「気が利かないな~」と見ていましたが(←心が狭い)、そういうことだったんですね!!!
お酒も手酌が当たり前だし、納得しました。

報告書には「守口さんからのメッセージ」が掲載されています。印象的な部分を引用しましょう。
「常日頃、日本の男女平等は100年費やしてもノルウェーに近づくのは難しいのではないだろうかと感じましたが、日本の若い世代の女子学生たちと交流し、そのエネルギーに触れて”希望がもてる”気がしてきました。(略)誰もが自分の意見を主張するノルウェーの社会には、様々な考えを持った人がいますが、同時に社会が”寛容”であるとつくづく感じます。」
私も「寛容」という言葉にうなずきます。

視察団の当事者たちの学生たちの新鮮な「驚き、戸惑い、疑問、共感、そして理解しようと試みる姿勢」は報告書に貫かれていました。
「参加学生の感想」というページもあったのですが、みなさんの真摯な姿勢に「どーせ、日本は無理でしょ」と諦めがちな大人は、もう一度、覚醒させられた感があります。

中でも「ノルウェーは”男女平等”というよりも”一人一人が平等な国”という印象に変わった」という一文が、心に残りました。そうです、そうなんです。

子ども

先日の「北欧ぷちとりっぷ」でデンマーク人のイェンスさんがノルウェー人を「真面目」と表現しましたが、ノルウェー流の復興支援方法も「真面目」の一言に尽きます。
視察団派遣は計3回行われるそうですが、若い学生たちにノルウェーを体験してもらう、という息の長い「支援」ですよね。
震災復興と日本の男女平等に、微かな、でも明るい希望を感じるノルウェーからの支援を微力ながら「フレーフレー!」と応援したい気持ちになりました♪

~拙ブログを読んで、「報告書を読んでみたい!」と思われた方へ~
報告書は無料配付しているそうですので、「せんだい男女共同参画財団」にお問い合わせいただければお送りすることが可能だそうです。
ですが在庫が50部しかないとのこと。急いでくださ~い!!
また、送付ご希望の方には送料を実費負担(クロネコヤマトのメール便で82円)をしていただくことになります。
【財団の連絡先】
公益財団法人せんだい男女共同参画財団 総務企画課
TEL 022-212-1627 FAX 022-212-1628
メール sola3@sendai-l.jp
ホームページ http://www.sendai-l.jp/

2014/8/7

東北の大学生たちが体験したノルウェー~その1~

福祉国家ノルウェーには、一体いままでどれくらいの日本人が視察や研修に行かれたのでしょう?
10年以上前、視察の仕事で「男女平等オンブッド」(現在は「差別オンブッド」)を訪問した時です。
代表の部屋にはたくさんの日本視察団からのお土産が壁に飾ってあり、ちょっと皮肉まじりに「日本からの訪問はとても多いんですよ」とおっしゃってました。
それら数多くの視察を生かし、日本の女性の地位が劇的に向上したかどうかはやや疑問ですね。

夫婦

もちろん、視察は行った方がいいに決まっています。百聞は一見にしかずですから(でも税金で観光目的のニセ視察は反対!)。

7月の終わりに、仙台から旧知の「ノルウェーに学ぶ会」の木村さち子さんと「公益財団法人せんだい男女共同参画財団」理事長の木須八重子さんとお目にかかる機会がありました。
2011年の東日本大震災発生後、世界の様々な国がいろいろな支援を被災地に行っていることは、漠然と分かっていました。
ではノルウェーは?ノルウェーはどんな支援を行っているのでしょう?
ノルウェーは自分たちの得意分野である水産業環境エネルギーの支援、そして世界トップレベルの「男女平等」を支援に盛り込んだそうです。
アルネ・ウォルター大使は奥山恵美子仙台市長と東日本大震災復興のための女性リーダーシップ基金を設立することに合意します。

そして、木須理事長から「ノルウェー王国視察研修2013報告書」を頂きました。
一読して、「私も知らないことがある!」と目からうろこの報告書でした。早速、ご紹介をしましょう。

報告書

まず日程は2013年9月末~10月初め。視察団のメンバーは、東北大学、福島大学、東北学院大学の学生計6人。そして財団の事務局の方が2人同行されました。
視察前には事前研修を4回も行ったとのこと。これは大事なポイントだと思います。
訪問先を列挙します。
・市内見学
・労働党(Ap)本部
・テロ犠牲者に献花(オスロ大聖堂)
・子どもオンブッド
・オスロ大学(学生議会、学生福祉協議会、LGBTの若者の権利を守る全国組織)
・国立女性博物館
・NTNU(ノルウェー科学技術大学)男女平等研究所訪問@トロンハイム

労働党では、2人の女性国会議員が出迎えてくれました。ちょうど昨年、労働党を中心とする政権から保守党を中心とする政権へ移行した後です。
すでにこの訪問時で労働党のお二人は「保守党政権になれば男性の育児休暇制度が後退する」と懸念されていますが、それは現実となりました。
学生たちの質問の中で印象に残った点がありました。
-「女性国会議員だからという理由でいやがらせはありますか?」
なんと答えは「ある」。男性からFacebbookやSNSでハラスメントを受けた経験がある、ということです。
ただ、それに屈することなく「男女平等を進めるのは男性からも理解を得ることが必要。子育てに参加できるようになり、男女平等は男性にとっても意味のあることだと言ってくれる(略)
ポジティブな男性を味方に入れることが大切」と前向きな姿勢がやはりノルウェー人だな、と感じました。

国会議事堂

テロ犠牲者たちに学生たちは献花も行っていますが、報告書に「人災と天災という違いはあっても、東日本大震災と同じ年に、痛ましい経験をしたノルウェー。」との言葉に重みを感じます。

私も留学したオスロ大学に、視察団は訪問していますが、内容を読んで「知らないことばかり!」と発見の連続でした。
まず「学生議会」の運営。な~んとなくそういう団体があるということは知っていましたが、内容を引用しましょう。
「学生議会の議席数は38名、8つの学部からそれぞれ割り当てられた8名と、学部に関係なく全学生から選挙で選ばれた28名。男女比は50:50。
大学を休学し、大学から給与をもらいながらフルタイムで学生議会に専従する学生が5人います。」

日本の学生たちは率直につづっています。「大学を1年休学して学生生活向上のために働くという日本では考えられない制度に戸惑いました。」
「就職に影響はないのか?」という問いかけにノルウェー人学生は答えます。
「ノルウェーでは、大学を含め民主主義をとても重視しています。学生自治の活動を行ってきたことは、むしろプラスに評価されるでしょう。」
さすがノルウェー。こういう「多様性」嫌いじゃないです。いろいろな学生生活があっていいんだな~と思える発言でした。

学生たち
(つづく)

2014/8/4

干した魚

先日、クローゼットの中をごそごそ探し物をしていたら、こんなものが出てきました。

乾燥魚

これ何だかわかります??
答えはロフォーテンの干し魚を、「さきいか」状にしたものです。

買ったのはもう9年前くらいでしょうか?? オスロで「ま、お土産用にでも」と選んだ記憶があります。
私のノルウェー人の友人は、日本のさきいかが大好きで、毎回「買ってきて」と頼まれるので、ロフォーテンの「さきいか」もどきもいいかなぁと思ったのですが。

・・・・ただ、誰かにお土産として渡す機会を逸したようで、今でも家にあります。
空けるのも怖いので、このまま「珍味」として取っておこうかな~と。もらった人も迷惑・・・・ですよね??

2014/8/3

なぜナショナルデーはこんなに盛り上がるの?

5/17=憲法記念日=ナショナルデーということで、何回かに分けてご紹介しました~(相当、偏った紹介でしたが・・・)。

ここで原点に戻りたいと思います。
「なぜ、ノルウェーのナショナルデーはここまで盛り上がるのか?」

「スウェーデンのナショナルデーは、ノルウェーより地味なんですよ~」と在スウェーデンの翻訳家、ヘレンハルメ美穂さんから伺いました。
ノルウェーのナショナルデーの盛り上がり方は、スウェーデン人から見ても「やりすぎ」感があるようですね。

5/17

ノルウェーのナショナルデーへの愛着、ひいては憲法への愛着の原因は、いろいろな解釈があると思います。
異論はあるかもしれませんが、今回、200周年の「憲法記念日」に立ち会うことができた経験で、印象的だったエピソードを交えながら、答えを探っていきたいと思います。

まず、「ノルウェー憲法の精神」についての徹底的な啓蒙活動です。
5/17日前後、テレビではたくさんの「憲法」をテーマにした番組が流されました。
1814年、アイツヴォルでの「憲法合宿」の感動秘話や憲法制定後のスウェーデンとの連合とその解消、そしてドイツ軍の侵攻とレジスタンス運動の映像をわずかの滞在中いくつ見たでしょうか。
(ちなみに憲法制定秘話については、以前のブログで取り上げているので、ご興味のある方はこちらからどうぞ)
繰り返し、ノルウェーの憲法について基本情報からマニアックな知識を流し、「憲法の完成経緯とその精神の素晴らしさ」にノルウェー人自身も誇りにしているのだなぁと感じました。
またこれは想像の域ですが、現代のノルウェーにはたくさんの移民や難民=外国人がいます。
そうした人たちにも、「自分たちの憲法の精神を分かって欲しい」という気持ちがもしかしたら、番組製作サイドにあったかもしれません。

オスロのナショナルギャラリーに立ち寄った時にも、印象的な光景に立ち会うことができました。
ノルウェーの学校は、日本の学校に比べて明らかに「課外授業」が多いなぁと思いますが、その日もいくつかの学校の生徒たちが、ギャラリーを訪れていました。
ノルウェー憲法ができた時期は、「独立機運」とともに「ナショナルロマン主義」が台頭した時代です。
画家たちは、壮大なノルウェーの景色を描こうと、フィヨルドや険しい山などを絵のモチーフに選びました。
そうした典型的な「ナショナルロマン主義」の絵の前で、先生は熱心に「憲法とナショナルロマン主義との関係について」を説明しています。

絵

子どもたちは、もしかしたら「退屈な話」と感じるかもしれません。ただ、憲法は遠い存在ではなく身近なもの、ということは幼いころからの教育で形成されていくのでは?と感じました。

ところで、ナショナルギャラリーの「ムンクの部屋」は撮影禁止です。
でも、スクールツアーの生徒たちは、「叫び」のレクチャーが終わるやいなや撮影大会になだれこんでいました~(警備員のおばさんはニコニコ笑ってました!)

叫び

・・・と経験した話を書き連ねましたが・・・
強く感じたのは、自国の憲法に意識を持たせる、ということは一朝一夕ではできない、ということです。
幼いころからの教育を通じて、また毎年のナショナルデーの「子どもの行進」を通じて段々と意識が高まるのでは?と想像しました。
たとえ、ノルウェー憲法の精神「自由・平等・博愛」なんて反対!という国民がいても、それは「民主主義」を重んじるノルウェーでは、許される行為ですよね(もちろんテロとかはダメですが)。
というのも、様々な意見があってこその「民主主義」だから。
大事なのは、憲法の中身を知っていないと賛成か反対か意見が言えない。
それを防ぐために「まずは憲法を知ろう」という行為が、自然な形で実践されている姿は、率直に素晴らしいと思います。

・・・ってノルウェー人を誉めるのが恥ずかしいワタシって、相当、歪んでますね~。

2014/7/31

北欧ぷちとりっぷVol.3 調子に乗ってやっちゃいました!

えっと・・・・。イベントを振り返るブログって苦手なんですが・・・。というのもたぶん、記憶が相当「偏っている」からだと思いま~す。

まずは「北欧ぷちとりっぷVol.3」に参加して下さったみなさま、関係者のみなさま、本当にありがとうございました~♪

お客さん

撮影 ニフティ 大島さん

ということでまるっと「北欧ぷちとりっぷ」を振り返ります!

① 冒頭トークのぐだぐだ感
森百合子さん、三田陽子さん、私の3人で冒頭に5月の北欧旅行をテーマに話したのですが、普段3人で話している感じそのまんま。とてもステージ上とは思えません・・・。
しかもネコを偏愛するモリ&ミタチームが大量の北欧ネコ写真を用意していて、あれ語りだしたら3時間は要ると思いました~。

冒頭

真打になれない永遠の前座、青木順子
1回目、2回目そして今回もトップバッターといえば聞こえがいいのですが、ついに悟りました。
「私って真打になれない永遠の前座」または「本番前に前説をする売れない芸人」枠なんだなぁ~って。
でも思えば「ノルウェー伝道師」なんて超日陰の存在で、こんなメジャーなイベントに参加させてもらえるだけで嬉しいので、前座枠キープしたいで~す。

前座

どこまで素敵じゃないトークが許される??の判断
今回のプレゼンテーマは「ノルウェー人度チェック」だったのですが、北欧愛に満ちた皆さんの前でどこまでノルウェー人を笑いものにしちゃっていいのか、さじ加減に悩みました。
ただ「ノルウェーで撮った写真」を多めに披露すると、毒が中和されることが分かりましたね。
例えば「公共施設での飲食に抵抗がない」というお題で、「トラムでアジアンフードを堂々と食べてる兄ちゃん」の写真を映すと、笑ってくださる方が多くてほっとしました。
なので、これからもノルウェーでヘンな写真を撮り続けることに情熱を傾けます!

食べる

圧巻のミタさんのプレゼン
ミタさんはFukuyaのブログでも分かりますが、ものすごく博識で勉強家!まさに北欧ヴィンテージ番長なんです。
そんな完璧すぎるミタさんは、すんごい忙しいのに、とてつもないエネルギーを割いて「ぷちとり」のプレゼンに毎回、臨んでいます。
デザイナーの性格や時代背景など、キャッチーなタイトルでわかりやすく説明し、1つ1つの作品に「おお、こんな物語が!」と目からうろこのプレゼン。
というよりもう「大学の講義」レベルですね~。うん、「紀要論文」とか出した方がいいと思いま~す。
トップバッターとの対比もハンパないですぅ。

ミタさん

撮影 ニフティ 大島さん

モリさんのくすっと笑えるおしゃれプレゼン
モリさんのプレゼンでいつも感心するのは、「リラックス感」。聞いていて心地いい~、ああ、北欧に行ってみたい~と「初心に帰れる」語り口なのです。
そして絶妙な写真とそのセレクト。さすが専属カメラマンを抱えているモリさんならではの写真は、何気ない風景でも「くすっ」と笑えたり、「あ、こんな景色が!」と
写真の持つ力に感動~。
おしゃれで、かつユーモアと遊び心もあって・・・。あとモリさんのオススメの食べ物やカフェってどうしていきたくなっちゃうんでしょ?

モリさん

撮影 ニフティ 大島さん

いつも時間が足りない・・・
もう3回目なのにいい加減、学習しようよ!っていうくらいタイムテーブル通りに進みません・・・。みなさま、関係者さま、ごめんなさい。

アクアビット

北欧男子は天然記念物??
・・・ってゆーくらい、今回の「北欧男子捕獲」は大変でした~。3人ともそれなりに日本に住んでいる北欧界につながりがあるのですが・・・。
7月=juliは、み~んな一時帰国中・・・・。つかまりそうでつかまらない北欧男子でしたが・・・なんと、救世主が現れました~。

デン男子、イェンスさんがやってきた~♪
Jens(イェンス)さんは建築家。なんと2013年より日本で初めてのデンマーク人建築家の設計事務所を立ち上げている方です!
イェンスさんはデンマーク人らしくユーモアたっぷりに「他の北欧人のイメージ」を語ってくださったのですが・・・。
スウェーデン>ノルウェー>フィンランドって印象でしたかね??
ノルウェー人は「真面目」「服装がカジュアル=構わない」には笑いました~。
フィンランド人は「暗い」「とても真面目」・・・毎回、ぷちとりではネタ扱いの「フィンランド人」。でもきっと笑って許してくれるでしょうね。
スウェーデン人はよりオープン、
デンマーク人は超ハッピーだよ!って自信を持って断言されてました。きっと人生を楽しむコツがあるんだろうな~と想像。

イェンスさん

撮影 ニフティ 大島さん

北欧検定、大いに盛り上がる!
北欧検定の問題は、モリ、ミタ、アオキで考えるのですが、実はクイズ作りが好きなんですぅ。もしかしたら、自分のプレゼンよりも気合入れて考えているかも?
だって問題つくるために、スウェーデンやデンマークのサイトで検索とかしてるんですよ・・・。クイズ作家見習い中、って感じでしょうか?
今回も簡単な問題から、「こんな問題わかるわけないだろ!」レベルの問題までご用意しました~。(個人的にツボなのは「ブルーライト横浜」ですが、なぜか「北欧のおしい話」の反響が大きかったですね!)
景品は、3人とも北欧から持ち帰ったものばかりで、10人分用意したのですが・・・。
途中まですんなり運んだのですが、最後の1名がなかなか決まらずじゃんけんとなりました。当たった皆さま、おめでとうございま~す!!

景品

エコバッグ1個が売れた~!
北欧愛、そして北欧伝道師の使命として「北欧五か国国旗」シリーズのTシャツ、エコバッグ、マグカップのサンプルを置かせていただきました~。
最後の最後に「このエコバッグ売ってください」というお客様がいらしゃり、私の方がびっくり!サンプルですが、記念すべき「お客様第一号」ということで感涙しました~。
しつこいですが、ここで買えます!!!

国旗

・・・と長々とつづりましたが、最後にFukuyaさんの商品で、「可愛い~」と思ったカップ&ソーサーが目に留まったのですが。
ミタ姐さん「一見さんには売りたくないんですけどね・・・」
ワタシ「そこを何とか!」と交渉し、めでたく我が家のFukuyaコレクションとあいなりました~。

フクヤ

終了で皆さんがお帰りになる際に出口付近に立っていたのですが、「楽しかったです!」とおっしゃって下さる方が多くて、嬉しかったですね。
Tusen Tusen takk!

映画のクレジット風に・・・
出演者および出店
森百合子さん(Sticka)・・・http://hokuobook.com/

三田陽子さん(Fukuya)・・・http://www.fuku-ya.jp/

青木順子(ノルウェー夢ネット)・・・http://www.norway-yumenet.com

イェンスさん(Hokuou-Architecture and Design)・・・http://www.hokuou-architecture.com


出店ご協力
アクアビットジャパン・・・http://www.aquavitjapan.com/

コルヤマトカ・・・http://korujamatka.com/

ウュクシ・・・http://www.shop-yksi.com/

プレゼントご提供
珈琲香坊・・・・http://www.ko-hi-koubou.com/
KUBBE(キュッパ)・・・http://kubbe.jp/top.html

シナモンロールご協力
薫々堂・・・http://www.kunkundou.com/

会場ご提供
東京カルチャーカルチャー・・・http://tcc.nifty.com/

2014/7/28

かわいいヤギ♪

最近、このビジュアル強化日も「どの被写体にしようかな~」と悩んでいます。
どれも「珠玉」すぎちゃって、迷うんですよね~(←とその口が言う!)

んで、今日の1枚はこれです!

ヤギ

ノルウェーは観光地でなくても、その地を写した絵葉書が売っている素晴らしい国です。
これは西ノルウェーのフィヨルド船出発地、フロム中心地からかなり歩いたところにあるOtternesという農場で買った絵葉書です。

Otternesは昔の建物を移築し、ヤギを今でも飼っています。
ゴートチーズ=geitost(ヤイトオスト)は、ノルウェーの名産ですが昔のチーズ作りの様子が分かりますね。
美しいフィヨルドが広がるとても美しい農場です。
たまには、旅の寄り道でこんなところはいかがでしょうか?

2014/7/27

ノルウェーの「バイブル・ベルト」

ノルウェーの国教はキリスト教プロテスタントです。
「Den norske kirke」(ノルウェー教会)が、ノルウェーの最大宗教団体であり、人口の約75%が会員になっています。

「ノルウェー人って信心深いですか?」と聞かれると、「う~ん」と一言で答えるのは難しいです。
というのも、地域によって「信心度」具合が違うから。

英語にも同様の表現がありますが、ノルウェー語では、Bibelbeltet=バイブル・ベルト=聖書地域と呼ばれる場所があります。意味は分かりますか?
はい、熱心なクリスチャンが多く住むエリアです。
どこが当てはまるか、というと南ノルウェーと西ノルウェーです(特に南)。

教会

私が最初に留学した西ノルウェーの田舎町Voldaは、まさにBibelbeltetなところでした。
熱心なキリスト教の人たちは、飲酒はしません。avholdsfolk=禁酒主義者と呼ばれ、ノルウェー人が大好きなアルコールを口にしないのです!
・・・というか、私はノルウェーでお酒飲まない人に会ったのは、「宗教上の理由」からのケースだけですね~(お酒に弱い人に会ってみたい!)
今はあるみたいですが、留学当時はビール以上のアルコール度数のお酒を売る「Vinmonopolet」(酒の専売公社)はありませんでした。
なのでパーティ大好きな「信心深くない」学生たちは、車を1時間も運転してVinmonopoletへ買い出しに行っていたほどです。

学生寮で同じキッチンを利用していた南ノルウェー出身のおじさん学生は、どんぴしゃりの「信心深い」人でした。
お酒は飲まず、食事前にお祈りをし、日曜には教会に行っていました(←これは今のノルウェーでは稀なことなんです!)。

留学先のカレッジには、やはりキリスト教サークルがあり、のちの留学先オスロ大学と比べると「信心深い」学生が多かった印象です。
図書館の司書のバイトをしていたノルウェー人学生は、西ノルウェーのVoldaよりもっと田舎出身でした。彼との会話を引用してみましょう。

-「兄弟はいるの?」
-「うん、10人いるよ」

10人ってさすがに「多い!」ですよね。おそらく「宗教上の理由」から産児制限はしなかったのかなぁ~と想像。

-「ノルウェーは結婚しないで一緒に暮らす事実婚=samboが多いよね?」
-「でもやっぱり人は結婚しないと。samboだと無責任な感じがする。」

ということで、南・西ノルウェーは出生率・婚姻率ともに高いのです。

Voldaに留学中、近くの村を訪れた時、異様な一団に会いました。雨の降る中、男性がギターを弾いて、子どもたちが歌いながら行進しているのです。

キリスト教

みんなはイエスキリストを讃える歌を歌っていましたが、違和感というかモヤモヤした感情になったことを覚えています。

Aftenpostenにこの「バイブル・ベルト」の本拠地である「南ノルウェー」を特集した記事があったので、ご紹介しましょう(2014年5月24日)。
ジェンダー研究者たちが、南ノルウェーの「性別役割分業」について調査したところ、こんな結論が出ました。
「就業している女性の割合が低い。」
ノルウェーといえば、男女差がなにごとも少ない国、というイメージですが、どうも伝統的な家族観を持つ南ノルウェーでは違うようです。
例えば、育児。
子どもは保育園に預けずに、お母さんが家で育てる割合が高く、それに比例して南ノルウェーの保育園数は他地域に比べ低いとか。
これも納得の結果かもしれませんが、他地域に比べ女性の収入が低いです。パートタイム労働に従事している割合の高さが原因です。

特集記事では、子どもたちが手をあげて「イエスはスーパーヒーロー、イエスはオンリーワン!」と歌っている写真が載っています。
いろいろな意味で、他のノルウェーとは異なる「Bibelbelet」のエリア。
もちろん、南や西ノルウェーに住む人みんながみんな、「熱心なクリスチャン」というわけではありません。
ですが、どんどん信仰心が薄まっている現代ノルウェーにおいて、特殊なエリアと言えることは間違いないでしょうね。

2014/7/24

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