着る人を選ぶ服・・・

は~い、懲りもせず続いている「ビジュアル強化ブログ」!
読み返すと、「私はこんなにノルウェーに貢いできたのか!!」と遠い目になってきます・・・。
2次元に貢ぐ人と、ノルウェーという国に貢ぐ人、どちらがより「深刻」なのでしょうか??

・・・と長い前説はこのくらいにして本日の1枚はこちらです~。

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こちらの黒いニットワンピース。こういうラインが好きなんですよね~。ポイントとなる模様もまさに「ノルディック」。
フィヨルド観光の街フロムには、巨大なお土産屋さんがあって、私はここでかなりのお金を落としてきました~。
トロールのマグカップやバイキングハットに混ざって、洋服も売っているのです。
ノルウェーの洋服って、ノルウェー以外ではほぼ入手困難なのでついつい買ってしまうんですよね・・・。

で、このニットワンピース。試着もせずに買ってしまったのですが。
ニットって体型がばっちり出ますよね~。1回だけ着ましたが、己のスタイルの悪さに絶望し、今では文字通り「タンスの肥やし」です。
生徒さんの中で欲しい方がいれば、お譲りしようかな・・・?

ノルウェー不動産広告の頻出単語!

ご多分にもれず、うちのポストにもたくさんの不動産広告が入ってきます。
ラジオで、近年の不動産広告が「ポエムになっている」と分析した人がいましたが、ホント、もう一種の「文学」に達しているコピーが躍っていますね~。
(うちの近所はやたら「文豪が愛したエリア」を強調していますが、最近の文豪は住んでいないような・・・?)

で、ノルウェーの不動産広告です。
かの地の不動産広告も、いかに「魅力的であるか」をアピールしている点では違いがありませんね。
ということで、「不動産広告でよく使われる言葉」を特集している記事から、ちょっと探ってみましょう(Aftenposten紙、2015年3月13日)。

不動産業者への取材からこんなことが明らかになっています。
「時代遅れな単語」として挙がっているのは・・・”Fantastisk”「すばらしい」です。
他にも”meget attraktivt”「とても魅力的」も時代遅れの烙印が押されています。
これらの表現に比べて”oppusset”「リフォーム済」の方が牽引力があるそうな。より具体性が感じられますね~。

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同じ記事に、「不動産広告でよく使われる形容詞トップ10」が掲載されていますので、引用しますね。

1.stor 「大きい」
2.solrik 「太陽がさんさん」
3.lys 「明るい」
4.barnevennlig 「子どもに優しい」
5.nyere「より新しい」
6. romslig 「ゆったりとした」
7.innhodsrik 直訳すると「内容が充実」なのですが。。。
8.sentralt 「中心に」
9.moderne 「モダンな」
10.ny「新しい」

という結果です!
トップは何と言っても「大きい」。著名な言語学者、Finn Erik Vinjeは「大きいことは必ずしも優先順位がトップではないが、惹きつける力があるのは確かだ。たくさんの広さを手にすることを謳っているのだからね」と分析しています。
都市部を中心にどんどん不動産価格は上がっています。以前では考えられないような「狭い」物件が、高値で売られていて驚いてしまいます。
収納に悩まないノルウェー人、と思ってましたが、都市部ではそうも言ってられないようですね~。

内覧中

内覧中

2位、3位、4位の単語に「ノルウェーらしさ」を感じるのは私だけでしょうか?
秋から冬へと暗いノルウェー。少しでも太陽の日差しや明るさを求めるのは、ごく自然なことでしょう。
さらに「子どもに優しい」という単語も、子どもと過ごす時間をとても大事にするノルウェー人の心理にアピールするのだな~と納得です。

逆に「昔のノルウェー的価値観とは違う?」と感じたのは、5位と10位の「新しさ」を強調する単語です。
古くてボロボロの中古物件を買って、せっせと自己流にリフォームするのが大好きなノルウェー人。
ですが、「新しい」ものに惹かれるようになったのでしょうか?
リフォーム自体が面倒になっているのか、それとも様々な国籍の移民が増え「新しさ」に価値を見出すのか・・・すべては推測の域です。

8位の「中心に」は立地ですね。
中心地に近い方が人気があるのは明らかでしょう。中心地に近くて子どもに優しい物件は、なかなか難しそう??

高級住宅地の物件

高級住宅地の物件

・・・ということで、日本もノルウェーも物件探しには、何を優先するかを決めないとダメでしょうね。
あと不動産広告は「いいこと」しか書いてありません!自虐好きなノルウェー人でも、そこはわきまえてます!

ご参考までにたくさんの不動産広告が載っているサイトを貼っておきますね。オスロの「分譲物件」です。

http://www.finn.no/finn/realestate/homes/result?areaId=20061

妄想物件探しはいかがですか?
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「4月期ノルウェー語レッスン」の「初心者コース」は平日昼間・16時で待機中の方がいます!
ご応募をお待ちしています!日曜13時半の枠は残1名です(4/12)開講。

http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/norskkurs/norskkursannai.htm

やっと会えたね~ノルウェー産ワセリン~

はい、私がいかに写真のセンスがないかを晒す日が来ました~。
・・・ということで本日の1枚はこちら!!

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えっとですね~。ちょっと解説しますと。
すごく久しぶりに二子玉川へ行った日。急いでいたのですが、何か魅かれるお店があったのです。
入ってみると、この缶に目が釘付けになりました!カラーは黄色とブルーなので「スウェーデンカラー」。
そしてあしらっている文字が北欧っぽい?
Nørdisk Vaseline…北欧のワセリン (正しいスペルはNordiskですけど・・・)
Fuktighet…保湿

そして裏には「ノルウェーのワセリン」と日本語で書いてあります!パッケージは輸入元の日本の会社が作ったようですね~。

こんな偶然に入った店で、ノルウェーのワセリンと出会うなんて・・・。かなり古いですけど「引き寄せの法則」?
う~ん、日々、精進しているとノルウェーのものが「向こうからやってくる」んですね~!!

乾燥している唇に使ってみましたが、荒れずに保湿を保てていいですよ♪
できればパッケージの色を「赤と青」にしてほしいですが、多くは望みません!

北欧のアニキ=スウェーデン人がノルウェー人を変える?

「ノルウェーバカ一代」を自称していますが、スウェーデンやデンマークなど「スカンジナビア」についてはノルウェー人やノルウェーのメディアを通じて、フツーの人よりは知識・雑学があるかと思います。
日本では「北欧」とひとくくりにされますが、実際に北欧各国の人柄は、な~んとなく違うな・・・と感じてました。もちろん、とても似ている点の方が多いのですが。

さて、ここ数年、ノルウェー、特にオスロへ仕事を求めて移住してくるスウェーデン人が増えています。
なんで、「北欧のアニキ」がノルウェーへ?と疑問に感じられる方も多いでしょう。
あまり日本では知られていませんが、スウェーデンは意外と失業率が高いのです(スウェ=8.9%、ノルウェー=3.7%)。特に若い人たちの失業率はもっと高いそうな。ですので、言葉がほぼ通じるノルウェーへちょっと「出稼ぎ」感覚なんですよね~。

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言葉も風習も似ているスウェーデン人。
ノルウェーで簡単に仕事ができていいなぁ~、と思っていたら、実は「カルチャーショック」を感じるスウェーデン人がいる!という記事を発見しました(Aftenposten紙、3月7日)。むむ~??
オスロビジネスカレッジの准教授、ギリアンさんがノルウェー人とスウェーデン人の「違い」を指摘していますので、引用します。

スウェーデン人は、ちょっとしたおしゃべりや礼儀を持ってまずは「良好な人間関係」を築こうとするのに対し、ノルウェー人はそれらを省略して問題の核心を話したがる。

ノルウェー人にとって「良いサービス」=「迅速なサービス」。何でも早くやっちゃおう!のノリ。一方、スウェーデン人は共有する価値観を築くためにプロセス重視。話し方や振る舞いに注意を払う。

スウェーデン人は「みんなが賛成する文化」。全員の意見が拝聴され、結論を出すまで時間がかかる。ノルウェー人は結論は迅速に下され、決定するのは上司でもOK。

どうですか??
ノルウェー人との付き合いが長いので、私もすぐに単刀直入に話そうとする傾向があります(特にノルウェー人相手の場合)。「で、結論は?」と言いたくなる。ま、まずい!!
メールは時候の挨拶など一切抜きで、本題を書かないと読んでもらえないという強迫観念があります。きゃ、感染しちゃってます・・・。

・・・そしてギリアン准教授は違いを指摘した上で、こんな前向きな予測をします。

「スウェーデンは未だ経済が芳しくないので、ノルウェーへ移住するケースが増えるでしょう。たくさんのスウェーデン人がノルウェーの労働市場に入ってくることにより、ノルウェー人はもっと野心やモチベーションを持つようになるでしょう。」

なるほど~。優秀な競争相手ができれば変わる!ということですね。

同じビジネスカレッジの教授トルガルさんも同意しています。

スウェーデン人はサービス能力も高く、よく働きます。彼らの影響を受けてノルウェーの若者たちの仕事に対するモラルも向上するでしょう。」

なるほど~。スウェーデン人をお手本にして、ノルウェー人の労働意欲やモラルをUPさせる計画ですね。優秀な労働力を確保しつつ、ノルウェー人のお手本にもなってもらおう、と。一石二鳥です。

日本でも「ダイバーシティ」=「多様性」を取り入れようと考えている企業が増えているようですが、国籍や性別を問わずいろいろな人が働くことは、いい結果をもたらすようですね。少なくともノルウェーの場合は。

あとは、スウェーデンの景気が回復して、あっさりノルウェーを見捨てないよう遠く離れた国から祈るばかりです~。

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・・・・ということで、改めてノルウェーとノルウェー人について知りたい方に朗報です!
3/28(土)開講の「ノルウェーについて学ぶサロン」では、「2時間で体感!ノルウェーとノルウェー人~青木順子とオーラのトークセッション」をやっちゃいます。
ノルウェービギナーからディープな方まで楽しめる盛りだくさんの内容は・・・2時間でおさまらないかも・・・と焦るほど。
基本データ、平均的な1日、年間行事、オーラのオススメ観光スポット、ノルウェー語にトライ、ノルウェー人あるある・・・などたくさんの写真&ノルウェーの高校生たちが
撮ってくれたユニークなビデオを流す予定です♪
新会場で心機一転のサロンに参加して、ノルウェージャンマイルを貯めませんか?ご応募お待ちしていま~す♪

http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/kouzaannai2015/kouzaannai2015.htm

さらに4月開講の「ノルウェー語レッスン初心者コース」ですが、平日昼間&16時の枠で待機中の方がいます!平日の方がご都合がいい方、ぜひご応募をお待ちしています♪

http://norwayyumenet.noor.jp/hp/info/norskkurs/norskkursannai.htm

月9でブレーク必至!ノルウェーブランド~♪

このブログを「ビジュアル強化ブログ」と銘打つのはやめようかな・・・と。あまりにビジュアルというか写真がひどいですよね~。
それでもUPしちゃいます。本日の1枚はこちら!!

Tシャツ

Tシャツ

えっと・・・ノルウェーで買ったTシャツなんですけど。撮影助手も自撮り棒もないので、こんな撮り方になってしまいました。
ぷちとりっぷでも紹介したノルウェーのブランドNorrøna(ノローナ)のTシャツです。

オスロを歩いていた時、なんか気になる!と思ったショップでした~。
アウトドアブランドですが、オシャレな感じもする、と買った(買えたのが)このTシャツです。

今、月9のデートというドラマにはまっているのですが、主人公・杏さんが演じる藪下依子が何度かドラマで着用していたのは、このNorrønaのヤッケでした。
観ていて「おお!あのロゴは?」と注目したら、クレジットの衣装協力に刻まれていて「おお~~!!!」と感動しました!

自分の先取り感覚がコワイですね・・・。
夢はNorrønaの「つなぎ」を買うことでしょうか?日本のサイトはこちらから~。