ノルウェー高校留学!

「ノルウェー語ってどんな人が習いに来るのですか?」という質問はよく受けます。

以前にも書いたかもしれません。動機は皆さんバラバラなのですが、ここ最近の傾向で、「ノルウェーの高校へ留学するから」という生徒さんが増えています。
大手のAFSという団体の方ばかりで、向こうの家庭にホームステイしながら現地の学校に通うというスタイルの留学です。

残念ですが、今まで「第一志望がノルウェーだったです」という生徒さんにはお会いしたことがなく、人気のアメリカやフランス、ドイツから外れて「ノルウェー」なる国になってしまった・・・。
「ノルウェー?」(絶句)
とおそらく殆どの方が親御さんも含めて、慌ててネット検索し、「ノルウェー夢ネット」なる真面目なんだか、怪しいんだかよくわからないサイトにたどりつき、気づけばうちの生徒さんになっていた、というパターンかと思われます。

私は、ノルウェーの高校に過去に留学していたという方を何人か知り合いがいますが、みなさん例外なく「発音がきれい」「その土地の方言を話す」といった特徴があります。
やはり若いうちに留学すると、それだけ現地に溶け込むんだなぁ~と、27歳でようやくノルウェーの大学へ留学した私は、羨望の気持ちがありますね。

・・・で、昨年戻ってこられた生徒さんたちが、うちに遊びに来てくれました!
ようやく大学受験を終えられたAさん、まだ高校生のM君、二人に会えたのは久しぶりだったので、それだけでカンゲキです。
せっかくなので、アクアビットジャパンさんで買った甘えびで、毎度おなじみ「シュリンプパーティ」でお・も・て・な・しだったのですが、若い人の食欲をなめてました・・・。
普段、甘えびが余ることが多いので、1袋しか解凍しなかったのですが、かなり早い時間で終わってしまいましたね~。ホント、計算が甘かったです。

Aさんはオスロ郊外に、M君は北ノルウェーの田舎という違いもあり、二人の経験は「同じノルウェー?」とは思えない感がありました。
ただやっぱり嬉しかったのは、二人とも「ノルウェーに留学してよかった」と口をそろえて言ってくれたことでした。
Aさんは比較的、都会のライフスタイルで、好奇心旺盛にいろいろな体験をされたようです。Aさんは「私もみんなと一緒にやってみよう!」というもっとも留学に合っている性格かもしれません。日本へ帰るのがイヤだったほどだそうです。
M君は、北ノルウェーの素朴なライフスタイルで、クラスメイトからサプライズの誕生パーティを開いてもらい、とても感動したそうです!(先生から、「キミ、XXなの?」という恐ろしい質問を受けたそうですが)。

あと食に無関心と思われるノルウェー人ですが、やはり「Sushi」の持つパワーは大きいらしく、二人ともノルウェーでSushiを何度か作って、「パンダ外交」ならぬ「Sushi外交」で、地元の人と交流ができたみたいですね。

自分が高校生の時には留学なんて考えてもいなかったので、AさんもM君も改めて、すごいなぁ~の一言です。
若いうちからそういう思い切った決断をし、異文化体験を経て、視野が広がった様子を拝見し、二人の親くらいの年齢の私は「うるうる」しちゃいましたね。
もちろん二人は辛い・大変な体験もされたようですが、大人が思っている以上に「高校生って大人なんだぁ~」と感心する忍耐力と適応力があるんだなぁ・・・。また「うるうる」です~。
二人は14時にいらっしゃって、ずっとお話しが途切れずに19時半まで楽しいひとときを過ごせました。
ここには書けないお話しもたくさん伺えて、またノルウェー人ネタ増えました!でもちょっとだけ書いちゃうと、Aさんの学校にはXXX(←NGワード)グループの女の子たちがいたそうで、笑っちゃいました。

留学はその人の数だけの体験があります。
今頃になっても、自分の留学時代に「もっとあれもすればよかった」と後悔することはありますが、でも自分だけが感じ、得た体験はまさに「プライスレス」。
そして今は、自分の生徒さんたちが巣立っていって、活躍されている姿を見ては、「よかったなぁ~」としみじみお茶をすすります。
そうした生徒さんの貴重な体験のお話しが伺えるのも、私自身も「ノルウェー留学」をしたからなんですよね。
というわけで、私も声を大にして言います。
「ノルウェーに留学してよかった~!!」

元生徒さん

AさんとM君