私のノルウェーコレクション(←つっこんでください!)

は~い、やってきました!
週1の「ビジュアル強化ブログ」の日ですよ~。

今日の1枚はこちらで~す♪
首巻

このかなり濃い目のピンクの首巻き(もっとおしゃれな用語があるでしょうが、知りません・・・)は、数年前、オスロで衝動買いしちゃいました。
素材はフェルトなので、首に巻くと「かゆ~い」と思うときもありますが、ちょっとアクセントを入れたい時に重宝しています♪
また巻き方も、いろいろアレンジできるので、洋服のみすぼらしさを隠したいときにもおすすめで~す。

話、聞いてる?

またまた昔話で恐縮です。
1994年にノルウェー語を東京で習い始め、ノルウェー人留学生たちと知り合いになり、いろいろテキストには載っていないことを教えてもらいました。
その中で、興味深い指摘があったのです。
「日本人、会話中にうなずきすぎだよね。」
「ほ?」
「ノルウェー人は会話中に、別にうなずかなくても相手の話を聞いているんだけど、日本人はいちいちうなずくから、うっとうしい感じがする。」
「ほ?」

この指摘は、驚きました。そしてそれから、ノルウェーへ留学し、また仕事を通じたり、いろいろな出会いでたくさ~んのノルウェー人と会話しましたが・・・・。
「あの人たちはうなずかなくて、会話している。」と確認できたのです。
まだ語学力に自信がなかった頃。
こちらが拙いノルウェー語で話しても、相手は黙って、人によってはこわ~い目でこっちを見ている・・・これにはビビりました。
そして本当に私のノルウェー語が伝わっているか自信がないし、何よりも私の話を聞いているのか確信が持てず、ついついセンテンスの語尾に、「…….,ikke sant?」と言うようになってしまったのです。
この「ikke sant」(イッケ サントゥ)は「~だよね?~ですよね?」という相手に確認、同意を求めるフレーズです。
自分の語学力に自信がないから、ついつい多用してしまった・・・と今では分かります。

この「ikke sant?」ですが、ある調べ物をしていて興味深い事実が分かりました。
ノルウェーの大学に留学中、日本語とは違って、「言葉に”性差”が少ない=男言葉、女言葉がほぼない」と思われるノルウェー語について、「それでも男女でコミュニケーション法に違いがあるのか?」をレポートのテーマに選びました。
文献は少なかったのですが、ある論文に「男性に比べて女性の方が、ikke sant?を多用する傾向がある」と書かれていました。
「ほ?なんで?」と思い、論文を読み進めます。
「女性は男性に比べ、円滑なコミュニケーションを心がける。そして、断定調で話す男性に対し、女性は相手からの”確認・同意”を得たいという欲求がある」と分析されていました。

それ以降、この「ikke sant?」をノルウェー人の男性と女性がどれだけ使うかに注目するようになりました。
これはあくまでも私の経験上ですが、女性の方が「ikke sant?」を使う頻度が多いと感じています。もちろん、男性でも使う人はいますが、トータルで見れば、女性>男性と思います。
うなずいてくれないノルウェー人。その中で「ikke sant?」と使ってもらうと、会話全体が少し「柔らかく」なる感覚がありますね。

たくさんの人

会話に夢中

さて、ノルウェー語習得に向け、今でも努力は続けています。
生徒さんに強要している「息吸いja」はもちろん、自然なノルウェー語を目指しているのですが・・・
でもでも「三つ子の魂、百まで」ではないですが、「うなずかないで会話する」だけは、どーしてもできないのです!
日本人同士はもちろん、ノルウェー人との会話でも、うなずきまくっている私。凝視するノルウェー人。はい、昔と同じです・・・。

首を固定するような装置を作って(まるで大リーグ養成ギブス?)、首を動かさないようにすれば、「よりネイティブに近いノルウェー語」へ到達できるでしょうか??
でも、「うなずかない技術」をマスターしたとしたら、日本人の友達からは「感じ悪~い」と思われ、生徒さんたちに「センセイ、なんか怖い」と怯えられそうです。
・・・ということで、日本で仕事し生活している私は、今日もうなずいていま~す。

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フィンツアーHP連載エッセイもUPされました。
オスロ中心に「通りの名前」の意味などをピックアップしました。意味が分かれば、街歩きがもっと楽しくなりますよ~♪
http://aoki-san.finn-tour.com/norway/essay569.html

「世界一快適な刑務所」の図書館

日本のバラエティー番組でも、シリアスな報道番組でも「ノルウェーの刑務所がいかに受刑者に快適な空間であるか」を伝えたことが度々ありました。
私はノルウェー留学中も日本でも、ノルウェーの刑務所をテレビで観たことがありましたが、「刑務所に入るんだったら、ノルウェー!」と思ったほどです。正直、オスロの学生寮より快適そうに映りました。
最近届いた新聞に、「刑務所図書館」について取り上げた記事があったのですが、とても興味深かったので、ご紹介しましょう(Aftenposten,2014年3月29日)。

まず、ノルウェーの「刑務所図書館」の利用率は非常に高いそうです。
図書館には専門の司書もいますが、記事ではハンガリー人の受刑者も紹介されていて、彼はパートタイムで図書館で働いているそうです。
「ある受刑者が”Prison Break”のDVDを借りたいと言ってきたけど、もっと最新の面白いシリーズがあると言って、”Breaking Bad”を勧めたんだ。」

海外ドラマに疎い私は、「Breaking Bad」をGoogle先生に尋ねたところ、Wikiで紹介されていました。
あらすじ読むと、これは犯罪ものではないですか!こういうジャンルって受刑者たちが観ていいのかしらん?と思ったのですが・・・

記事を読み進めていくと、「人気貸出本リスト」が載っています。
人気ジャンルは圧倒的に「ミステリ小説」です。
日本でも翻訳され、世界でも売れっ子ミステリ作家になったJo Nesbø(日本語表記:ジョー・ネスボ)は、複数の刑務所でランクイン!
さらに、「ノルウェーミステリの女王」ことKarin Fossum(カーリン・フォッスム)やスウェーデンのHenning Mankell(ヘニング・マンケル)なども人気があります。
他には、最新のノルウェー純文学もランクインしていますが、トロンハイム刑務所では「ノルウェー語・ロシア語辞書」と「コーラン」がランクインしているので、外国人の受刑者が多いことが推測されます。

専門司書のダーレンさんは、コメントします。
「彼らがミステリに興味を持つのは自然なことですよ。たとえ私は、他の本を勧めてもね。」
また元ジャーナリストで、「いかに人が犯罪に手を染めるか」を描いた本の著者ウストリさん(彼自身の本も刑務所で人気)もこう分析します。
「受刑者たちがミステリや類似のジャンルに興味を持つのは、理にかなっています。私の本は特に犯罪者側の視点で描いているので、より真剣に読まれるのではないでしょうか。」

図書館

町の図書館です

図書館には、本だけではなくDVDやCDも借りることができます。
DVDは前述の「Breaking Bad」が複数の刑務所で人気です。他にも、「Killing me softly」というDVDが人気なのですが、やはり分からなかったのでwikiで調べたら・・・
おお、あの「覇王別姫」の監督の作品だったんですね~。でも詳しく読むと・・・激しい性描写??でもあの監督ですから芸術作品なんですよね、きっと。

音楽について。
オスロ刑務所の一番人気は、「レ・ミゼラブル」でした。なんかいろいろな意味で深読みしちゃうんですけど・・・。
トロンハイム刑務所はメタル好きの受刑者が多いのでしょうか、「メタリカ」のCDが複数ランクインしています。
あと、「Swedish House Mafia」というバンドも人気がありますね~。「マフィア?」と反応しちゃいましたが、やはりWikiで調べると世界的に人気とのことで、深読みしすぎました・・・。
ドコモのCMにまで出ている「One Direction」とかは、ランクに入っていないので納得です。

このブログを書くにあたり、日本の刑務所図書館についてネットで調べてみたのですが、イマイチ現状が分からず・・・。個別の差し入れが多いということは分かりました。
いずれにしても、刑務所のあり方から、その国の一端が覗けるかも、と思える記事でした。

ノルウェー高校留学!

「ノルウェー語ってどんな人が習いに来るのですか?」という質問はよく受けます。

以前にも書いたかもしれません。動機は皆さんバラバラなのですが、ここ最近の傾向で、「ノルウェーの高校へ留学するから」という生徒さんが増えています。
大手のAFSという団体の方ばかりで、向こうの家庭にホームステイしながら現地の学校に通うというスタイルの留学です。

残念ですが、今まで「第一志望がノルウェーだったです」という生徒さんにはお会いしたことがなく、人気のアメリカやフランス、ドイツから外れて「ノルウェー」なる国になってしまった・・・。
「ノルウェー?」(絶句)
とおそらく殆どの方が親御さんも含めて、慌ててネット検索し、「ノルウェー夢ネット」なる真面目なんだか、怪しいんだかよくわからないサイトにたどりつき、気づけばうちの生徒さんになっていた、というパターンかと思われます。

私は、ノルウェーの高校に過去に留学していたという方を何人か知り合いがいますが、みなさん例外なく「発音がきれい」「その土地の方言を話す」といった特徴があります。
やはり若いうちに留学すると、それだけ現地に溶け込むんだなぁ~と、27歳でようやくノルウェーの大学へ留学した私は、羨望の気持ちがありますね。

・・・で、昨年戻ってこられた生徒さんたちが、うちに遊びに来てくれました!
ようやく大学受験を終えられたAさん、まだ高校生のM君、二人に会えたのは久しぶりだったので、それだけでカンゲキです。
せっかくなので、アクアビットジャパンさんで買った甘えびで、毎度おなじみ「シュリンプパーティ」でお・も・て・な・しだったのですが、若い人の食欲をなめてました・・・。
普段、甘えびが余ることが多いので、1袋しか解凍しなかったのですが、かなり早い時間で終わってしまいましたね~。ホント、計算が甘かったです。

Aさんはオスロ郊外に、M君は北ノルウェーの田舎という違いもあり、二人の経験は「同じノルウェー?」とは思えない感がありました。
ただやっぱり嬉しかったのは、二人とも「ノルウェーに留学してよかった」と口をそろえて言ってくれたことでした。
Aさんは比較的、都会のライフスタイルで、好奇心旺盛にいろいろな体験をされたようです。Aさんは「私もみんなと一緒にやってみよう!」というもっとも留学に合っている性格かもしれません。日本へ帰るのがイヤだったほどだそうです。
M君は、北ノルウェーの素朴なライフスタイルで、クラスメイトからサプライズの誕生パーティを開いてもらい、とても感動したそうです!(先生から、「キミ、XXなの?」という恐ろしい質問を受けたそうですが)。

あと食に無関心と思われるノルウェー人ですが、やはり「Sushi」の持つパワーは大きいらしく、二人ともノルウェーでSushiを何度か作って、「パンダ外交」ならぬ「Sushi外交」で、地元の人と交流ができたみたいですね。

自分が高校生の時には留学なんて考えてもいなかったので、AさんもM君も改めて、すごいなぁ~の一言です。
若いうちからそういう思い切った決断をし、異文化体験を経て、視野が広がった様子を拝見し、二人の親くらいの年齢の私は「うるうる」しちゃいましたね。
もちろん二人は辛い・大変な体験もされたようですが、大人が思っている以上に「高校生って大人なんだぁ~」と感心する忍耐力と適応力があるんだなぁ・・・。また「うるうる」です~。
二人は14時にいらっしゃって、ずっとお話しが途切れずに19時半まで楽しいひとときを過ごせました。
ここには書けないお話しもたくさん伺えて、またノルウェー人ネタ増えました!でもちょっとだけ書いちゃうと、Aさんの学校にはXXX(←NGワード)グループの女の子たちがいたそうで、笑っちゃいました。

留学はその人の数だけの体験があります。
今頃になっても、自分の留学時代に「もっとあれもすればよかった」と後悔することはありますが、でも自分だけが感じ、得た体験はまさに「プライスレス」。
そして今は、自分の生徒さんたちが巣立っていって、活躍されている姿を見ては、「よかったなぁ~」としみじみお茶をすすります。
そうした生徒さんの貴重な体験のお話しが伺えるのも、私自身も「ノルウェー留学」をしたからなんですよね。
というわけで、私も声を大にして言います。
「ノルウェーに留学してよかった~!!」

元生徒さん

AさんとM君

ノルウェーワッフルの素

さ~て、ワタシも海老蔵のブログみたいにビジュアル強化日で~す♪
今日の写真は、こちらです!
ワッフル

これは、私が誰かから頂き、Yoko管理人さんにあげてさらに戻ってきたノルウェーワッフルの素です。
でもこれはまだ使ったことがありません。事情はいくつかありまして・・・。

・私のワッフルマシーンはガス直火式(日本製)
どうもノルウェーのワッフルマシーンに比べて、うちは日本製。ワッフルの素を流す鉄板の深みがないようです。
なのでこの素ではなく、Yoko管理人作成のレシピ通りに作っちゃおうと、だらーだらーと液が流れ、家中が煙っぽくなったことがありました・・・(涙)
ちょうどノルウェー語教室の生徒さんたちにお出ししようと思ったのに、みなさん、味のリアクションに苦労されてましたね・・・。部屋は煙いし・・・。
なのでこの素は使うのが躊躇されます。

・なんとバター1本入れちゃう?
これと同じワッフルの素を使って、Fukuyaのミタさんが、Stickaのモリさん主催の新年会でワッフルを焼こうとノルウェー語のレシピを見たら、バター1本を使い切るという豪快なもので、「カロリーどんだけ~」って驚きました・・・
でも出来上がりはおいしいんです。だからよけいコワイんですよね~。

ただ今回ブログで取り上げるに当たり、もう1度、レシピを読み直したら、「バター75グラム」でした~。
ミタさんのと私のでは持っている素が違うのかしら???

いずれにしても、ノルウェーワッフルはクリスピーです。ノルウェー名物ブラウンチーズと一緒に召し上がれ♪