オリンピック・ノルウェー人深イイ話

ソチオリンピックの観戦で寝不足、という方も多いと思います。
4年に1度、ノルウェー人がこんなにテレビで観られるなんて~と素直に喜びたいですが、ノルウェー人が活躍する競技ってビミョーに日本人の嗜好とは違うようで、あまり新聞などでも大きく取り上げてくれないのが残念ですね~。

2022年の冬季オリンピックにオスロが立候補するようですが、皆さんは1994年に開催されたリレハンメルオリンピックを覚えていますか?
1992年、オーロラツアーでノルウェーを訪れて、すっかりかの地に魅せられていましたが、当時は会社勤めだったので、それほどオリンピック中継は観られませんでした。
ただ開幕式は、印象的でしたね~。記憶に違いがなければ、テレマークスキーの男女が出てきたり、素朴な味わいだった記憶が・・・。
感動的だった開幕式で、聖火台に点火したホーコン皇太子はまだあどけない青年でしたが、先週くらいに「実は点火したのは自分ではなかった」と衝撃の告白・・・。実際に点火のボタンを押したのは、Yoko管理人が縁のあるドランメン在住の「おじさん」でした・・・。ま、ビックイベントですから秘密の一つや二つはあるでしょうね~。

さて、ノルウェー人は「スカンジナビア意識」が強く、スウェーデン人やデンマーク人のことはよく話題にしますが、フィンランド人は「よく知らない」という態度です。
ですが、私がノルウェー語レッスンで使っている語学書に、「深イイ話」が載っています。
リレハンメルオリンピックで、熱い応援を送るノルウェー人たち。自国の選手だけではなく、フィンランド選手に対しても声援を送ろうとしますが、ノルウェー人はフィンランド語できません。
しかしノルウェー人は、自分たちが知っているフィンランド語を必死に思いだし、叫びました。リレハンメル人形
「Ei saa peittää! Ei saa peittää!」
これはフィンランド製のヒートパネルに書かれていた文字で、意味は「上に物を置かないで」でした・・・。この声援を聞いたフィンランド人の気持ちは・・・わかりませんね~。

葛西選手のジャンプは「Kamikazejump」と表現しています。
ノルウェー人からすればすべては「親愛の情」。ヒネリのない率直な熱い気持ちは、「なんか、ノルウェー人いいなぁ」と思っちゃいます。

写真はFukuyaの美人店長ミタさんが、下さった「いやげ物」ならぬ「素敵なお土産」。リレハンメル人形です♪